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[TGS 2018]EVO公認のゲームパッド変換アダプターやスマートフォン用グリップなど,TGS会場で見かけた変わり種入力デバイスたち
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印刷2018/09/26 15:39

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[TGS 2018]EVO公認のゲームパッド変換アダプターやスマートフォン用グリップなど,TGS会場で見かけた変わり種入力デバイスたち

Brook公式Webサイトより
画像集 No.018のサムネイル画像 / [TGS 2018]EVO公認のゲームパッド変換アダプターやスマートフォン用グリップなど,TGS会場で見かけた変わり種入力デバイスたち
 Areteというゲーム用周辺機器の販売代理店が東京ゲームショウ2018(以下,TGS 2018)の物販ブースに出展していたのだが,そこで,台湾Zeroplusが展開するゲーマー向け周辺機器ブランド「Brook」のゲームパッド用変換アダプターを見つけることができた。
 Brookが単体で一般展示エリアに出展し,「ありとあらゆるステアリングコントローラをゲーム機とつなぐという変換アダプターを展示していたというのはすでにお伝えしているとおりだが,Areteブースでは現行製品を購入できるようになっていたわけだ。

EVO 2018のGeneral rulesページを確認すると,「Brook Converters are allowed」(赤枠内,※Brook製変換アダプターの使用を許可する)の文言がある
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 この種の変換アダプターは,個人が自宅でのシングルプレイで使う場合はともかくとして,きちんと大会ルールを定めたゲーム大会では,ある種のハードウェアチートとして使用を禁止されることが多い。ところが,Brookの変換アダプターは,格闘ゲーム大会「Evolution Championship Series」での使用を認められているのがポイントだ。格闘ゲーマー的には,アーケードスティックの中に入れて使うFighting Boardシリーズがお馴染みかもしれないが,本稿ではよりシンプルに使える製品を中心に,Areteブースで売っていたものをレポートしてみたい。


X One Adapter


 まずは,Areteのスタッフが「Xbox Oneゲームパッド用では究極のアダプター」という「X One Adapter」。Xbox One用ゲームパッドを,PC(※XInputに対応)やPlayStation 4(以下,PS4),Nintendo Switch(以下,Switch)にワイヤレス接続できると言う変換アダプターだ。

X One Adapter。「Xbox Oneゲームパッド用究極のアダプター」であると説明員氏
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 X One Adapterは,PCやゲーム機側ではなく,ゲームパッド側に取り付ける変換ユニットである。ボタンへの機能割り当て変更(リマップ)はもちろんのこと,PS4のDUALSHOCK 4が持つタッチパッド機能はボタンの組み合わせで入力できるようになっており,さらに(Xbox Wireless Controller側に端子があれば)4極3.5mmミニピン端子を利用してここにアナログ接続型ヘッドセットを差してPS4でボイスチャットを行うこともできるという。

「Xbox Elite Wireless Controller」に取り付けたイメージ。ゲームパッド背面の電池ボックスを開けて,そこにX One Adapterを取り付けている
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 基本的には内蔵する容量800mAhのバッテリーを活用してワイヤレスで使うものだが,USB Micro-Bケーブルを使えば充電しながらワイヤードゲームパッドとして使うこともできる。


 2つめの「PS3/PS4 to PS3/PS4 Super Converter」は,PlayStation 3(以下,PS3)用のゲームパッドやジョイスティックなどをPS4で使えるようにするプラットフォーム変換アダプターだ。日本ではUSBドングル型のプラットフォーム変換アダプターが人気だそうだが,これはそのうちの1つである。

PS3/PS4 to Xbox One Super Converterの製品ボックス
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 ちなみに国内では,DUALSHOCK 4やDUALSHOCK 3を「NEOGEO mini」で使えるようにするBrook製プラットフォーム変換アダプターを,コロンバスサークルが「【NEOGEO mini用】スーパーコンバーター」として扱っているが,Areteでも同じ製品を扱う予定があるそうだ。
 また,ブースではPlayStation 2用のDUALSHOCK 2をPCやPS4,PS3で使えるようにするアダプター「PS2 to PS3/PS4 Super Converter」の存在も確認できた。

PS2 to PS3/PS4 Super Converter
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スマートフォンでキーボード&マウスを使うBluetoothアダプター


 Areteブースではそのほかに,Brook以外のメーカーから出た変換アダプターや入力補助デバイスがいくつかあったので,簡単に紹介しておこう。

 Ipega Electronic Technology(以下,Ipega)製の「Ipega PG-9096 Bluetooth mouse and keyboard converter」は,PC用のUSB接続型ワイヤードキーボードやワイヤードマウスをつないでスマートフォンやタブレット端末にBluetooth接続できるようにする変換アダプターだ。使い慣れたPC用のワイヤードキーボードやマウスをスマートフォンでも使用できるというもの。タブレットでゲームを遊ぶ人や,出張用にもよさそうである。
 ただ,日本でワイヤレス機器を使用するために必要な技術基準適合証明(技適)を取得しているか,所得する予定があるのかは確認できなかった。

Ipega PG-9096 Bluetooth mouse and keyboard converter
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同じIpega製のBluetoothゲームパッド。もっぱら対応アプリが少ないため,,買うには至らない類の製品だが,操作感は悪くなく,ボタンの仕上がりも良かった
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スマートフォン向けFPSに適したグリップ&トリガーセット


 最後に紹介するのは,スマートフォンに取り付けるとゲームパッド風にゲームを操作できるというスマートフォン用グリップの新製品だ。

『救援物資』スマートフォングリップ・トリガーセットの製品ボックス。PUBGの補給物資コンテナをイメージしている
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 この手のグリップは,バトルロイヤルタイプのFPSやTPSがスマートフォンに登場して以降,さまざまなメーカーから登場しているが,今回紹介する「『救援物資』スマートフォングリップ・トリガーセット」(以下,グリップ・トリガーセット)は,PUBGの救援物資コンテナをイメージした箱の中に,組み立て式のグリップユニットと単体のトリガーユニットが入ったセットになっている。
 下に示したのが利用イメージだ。

筆者手持ちの「iPhone 8 Plus」にグリップとトリガーを取り付けてみたところ。実際にデレステをプレイしてみたが,グリップ感はよいほうだと思う
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 グリップのほうは,卵を平たく伸ばしたような格好で2つがつながって箱に入っており,これを取り出して2つに分け,中からアームを引っ張り出して連結させると利用可能になる。

収納形態は,卵を平たく伸ばしたような形だ(左上)。これが2つに分かれる(右上)。折りたたまれているアームを引っぱり出して(左下),それぞれのアームを連結する(右下)
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 トリガーユニットは,「グリップに取り付けたスマートフォン」の上辺側に取り付けると,一般的なゲームパッドのトリガーボタンよろしく利用できるようになる。仮想ボタンの位置を変更できる機能を持つゲーム向けの機能だが,射撃やジャンプといったアクションをトリガー入力で行えるようになるので,使い勝手は良好だ。
 なお,このトリガーユニットもグリップと一緒にしまえるとよかったのだが,残念ながらトリガーユニットはバラで箱の中に入っていた。

アームの伸縮機能を利用して端末を挟み込んだ状態。スマートフォンの上部に取り付けたものがトリガーで,ボタンを押すと画面の一部を物理的に押す仕組みになっている。ちなみに,対応スマートフォンのサイズに関する説明はブースになかったが,iPhone 8 Plusに対応する以上,国内で流通する大半の製品は大丈夫だろう。最小では4.6インチくらいからいけそうな印象があった(※保証はしないが)
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 TGS 2018会場でも,自分のスマートフォンにグリップ・トリガーセットを取り付けて,休憩がてらゲームを楽しむ人を見かけた。国内での発売時期や価格は未定であるが,同種の製品は3000円程度で販売されているので,それほど高価なものにはなるまい。興味のある人はチャレンジしてみてもいいだろう。

Brook日本語公式Webサイト


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