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「Oculus Quest 2」にてワイヤレスでPC用VRタイトルが利用可能に。120Hz対応も含むv28ソフトウェアアップデートが近日中に提供開始へ
現在,Quest 2でPC用VRタイトルを利用するには,「Oculus Link」を使用して対応するUSB Type-CケーブルでQuest 2とPCを接続する形となっているが,これにより,没入感が損なわれたり,可動性が制限されたりすることもある。新たなストリーミングテクノロジーであるAir Linkにより,この環境を変えようというわけだ。
Air LinkはQuest 2の実験モードという形で提供が開始される。Facebook Reality Labsは,安定して安全なネットワーク,WiFiルーターから約6メートルの位置にプレイするためのスペースを確保できるのであれば「Air Linkは最良のオプションとなるでしょう」としている。
Infinite Officeは,VR内での作業の生産性や柔軟性を高めるために用意されたOculus Homeの一連の機能。2020年9月のFacebook Connectでデモが披露された機能だ。1月には,Bluetooth対応のマウスやトラックパッドが使用できる機能が発表されたが,今回は,Infinite Officeに現実世界の机を統合する機能,そして現実世界のキーボードを追跡する機能という,2つの新機能が発表となった。後者は物理的なBluetooth対応キーボードをトラッキングしてVR内でも使えるようにするもので,Logitechの「K830」が最初の対応キーボードとなる。
そして最新のソフトウェアアップデートで,Quest 2のリフレッシュレートは120Hzに対応する(関連ソフトウェアの現在のデフォルト設定は90Hz)。開発者は,まもなく120Hzをネイティブサポートするタイトルを公開できるようになるという。
ただし,Quest 2のシステムソフトウェアは90Hzのままであり,Oculus Linkの120Hzのサポートは“もう少し先”のリリースを予定しているとのことだ。
Oculusブログの「Introducing Oculus Air Link, a Wireless Way to Play PC VR Games on Oculus Quest 2, Plus Infinite Office Updates, Support for 120 Hz on Quest 2, and More」ページ(英語)
- 関連タイトル:
Meta Quest(旧称:Oculus Quest)
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