Ryzen 3シリーズに初の4コア8スレッド対応CPU「Ryzen 3 3300X」＆「Ryzen 3 3100」が登場。5月21日発売

　北米時間2020年4月21日，AMDは，Zen 2ベースのデスクトップPC向けCPUとして，4コア8スレッド対応の「Ryzen 3 3300X」と「Ryzen 3 3100」を5月21日に発売すると発表した。いずれもRyzen 3シリーズとして初となる「SMT」（Simultaneous Multi-Threading，同時マルチスレッディング）に対応したのが見どころとなる。メーカー想定売価は順に1万3980円（税込1万5378円），8980円（税込9878円）だ。
　
　AMDによると，SMTに対応したことにより，前世代の4コア4スレッドCPUと比べて性能が大幅に向上したという。加えて，競合製品との比較では，ゲームにおいて最大20％，動画編集ソフトをはじとするクリエイター向けアプリケーションでも最大75％上回る性能を備えるとのことだ。各製品の主なスペックは以下のとおり。

PCI Express 4.0対応のB550チップセットも発表

　また，AMDは，AM4プラットフォーム向け新型チップセット「AMD B550」（以下，B550）を合わせて発表した。B550は既存の「AMD X570」の下位モデルという位置付けで，エントリー市場からミドルクラス市場向けのチップセットとして，初めてPCI Express 4.0に対応したのが特徴とのこと。ただ，仕様の詳細は明らかになっていない。
　B550を搭載したマザーボードは，6月16日以降にマザーボードメーカー各社から登場するという。

AMDのRyzen 3 3300X製品情報ページ

AMDのRyzen 3 3100製品情報ページ