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GIGABYTE,国内ゲーマー向けノートPC市場への正式参入を発表。第1弾はAIで動作を最適化するRTX 20搭載モデル
ラインナップは以下のとおりで,GPUにはノートPC向け「GeForce RTX 2080 with Max-Q Design」(以下,RTX 2080 Max-Q)もしくは「GeForce RTX 2070 with Max-Q Design」(以下,RTX 2070 Max-Q)を採用。そこに,解像度3840
- AERO 15 Y9:RTX 2080 Max-Q+Core i9-8950HK(6C12T),3840
×2160ドット@60Hz(※AU Optronics製パネル) - AERO 15 Y9:RTX 2080 Max-Q+Core i7-8750H(6C12T),1920
×1080ドット@144Hz(※LG Electronics製パネル) - AERO 15 X9:RTX 2070 Max-Q+Core i7-8750H(6C12T),3840
×2160ドット@60Hz(※AU Optronics製パネル) - AERO 15 X9:RTX 2070 Max-Q+Core i7-8750H(6C12T),1920
×1080ドット@144Hz(※LG Electronics製パネル)
Azure AIでPCの挙動を最適化するAERO 15
AERO 15でGIGABYTEは,薄型筐体に,ありとあらゆる最新の要素を詰め込んだとしているが,中でも注目に値するのがMicrosoftの「Azure AI」対応だ。
クラウドAIサーバー側では,世界中から集まったデータを分析し,アプリケーションごとに適切な動作プロファイルを規定。最終的にユーザーの側では,その「AIが導いた最適なプロファイル」をアプリケーションの実行時に自動で適用できるという。
※2019年1月26日追記
GIGABYTEからの依頼に基づき,一部スライドで数字にモザイクを適用しました。
キーボードは英語配列でNキーロールオーバー対応。「All Intel Inside」もウリ
AERO 15の採用するキーボードは,いわゆるアイソレート型を採用した,10キー付きの英語配列タイプだ。なので,膝の上で使うようなケースでは手が左に寄ってしまうというマイナスポイントがある一方,「アイソレート型の英語配列を無理矢理日本語化したことで不自然な配列になってしまう」問題はクリアできている。もちろん「英語配列である」こと自体がやや高いハードルではあるものの,キーの並びがメチャクチャになっていないことは評価していいのではなかろうか。
GIGABYTEでは日本市場への本格参入にあたり,「日本語配列」について関係者と議論を重ねているという。納得のできるものが完成したら,日本語化もぜひ行いたいとのことだった。
ゲーマー向けモデルとして大いに気になる同時押し周りだが,AERO 15ではNキーロールオーバーに対応しているそうだ。最大80キーの同時押しが可能とされているので,事実上の全キー同時押し対応と言ってしまって問題ないだろう。
付け加えると,搭載するメモリモジュールはSamsung Electronics製のもので統一してあるそうで,全体として信頼性の確保に重点を置いているという。
AORUSブランドの「コアゲーマー向け」モデルも準備中
今回の発表会には間に合わなかったとしつつ,GIGABYTEはもう1つ,同社が現在推しているゲーマー向け製品ブランド「AORUS」のノートPCも国内市場へ投入することを予告した。
それによると,発表会で「AORUS 15」と呼ばれていた15.6型モデルは,2.4mmとAERO 15よりも厚みのある筐体に,「Max-Q Design」版ではない,ノートPC用通常版の「GeForce RTX 2070」もしくは「GeForce RTX 2060」を搭載しており,AERO 15では2本のところ,6本のヒートパイプからなる大型のクーラーと組み合わせることで,RTX 2080 Max-Q搭載版AERO 15以上の3Dゲーム性能を発揮できるようになっているという。
また,液晶パネルの選択肢はLG Electronics製で解像度1920
一方で,Azure AIを用いたプロファイル最適化機能やAll Intel Inside(およびSamsung Electronics製メモリモジュール採用),LEDイルミネーション搭載かつ10キー付きでNキーロールオーバー対応の英語キーボードを採用する点はAERO 15と変わらないという。
Amazon.co.jpにおける価格は税込みで25〜30万円程度になる見込みだそうだ。
GIGABYTEはこれまでもAmazon.co.jpで細々とノートPCを扱っていたのだが(関連記事),これから同社は,Amazon.co.jp以外の販路を切り開くべく,販社との交渉もスタートさせるとのことだった。
今回の「正式参入」宣言を経て,将来的にGIGABYTEのノートPCを販売店で試して購入できるようになれば,ゲーマーとしても歓迎できるだろう。
GIGABYTEのAEROシリーズ製品情報ページ
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