ニュース
6月5日のリリースが近づく「Command & Conquer Remastered Collection」の詳細を解説する新たなトレイラーが公開
Command & Conquerと言えば,イタリアのティベル川近郊に隕石が落下したという,1990年代の仮想史から始まる一連の闘争を描いたもので,この隕石を形成していた外来鉱物のティベリウムが,人間文明を変える素材でありながらも猛毒性のガスをまき散らしながら自然増殖していくというアポカリプスな世界をテーマにしている。すべてのユニットをリアルタイムに操作していくという,初めてのRTSジャンル作品になった1992年の「Dune II」を生み出したWestwood Studiosが,その時に盛り込めなかったアイデアを採用したのが,1995年にリリースされた初代「Command & Conquer」だ。
今回の「Command & Conquer Remastered Collection」には,シリーズの前章譚という位置づけから,後に“Tiberian Dawn”と呼ばれることになったオリジナル作品に加え,アメリカとソ連の確執という,より現実的な歴史軸をテーマにした外伝「Command & Conquer: Red Alert」と,この2作向けにリリースされた「Covert Ops」「Counterstrike」「The Aftermath」という3つの拡張パックが用意された盛りだくさんな内容になっている。
リマスター版の開発は,後にElectronic Arts傘下になったWestwood Studiosのオリジナルメンバーの多くが帰属するPetroglyph Gamesに,CG制作で豊かな経験を誇るマレーシアのLemon Sky Studiosが協力。当時は「フル・モーション・ビデオ」(FMV)と呼ばれた実写映像をカットシーンに利用したのが特徴的だったが,AIアップスケールの技術により,このあたりも高解像度に対応させているようだ。さらにマップエディターも搭載されているとのこと。
「Command & Conquer Remastered Collection」は,リリース時に日本語対応は行われないようだが,今でもeスポーツを中心に人気が高いRTSジャンルの元祖とも言える作品をプレイしてみたいという人も少なくないはずだ。気になる人は,OriginやSteamのストアページをチェックしておこう。
「Command & Conquer Remastered Collection」公式サイト
- 関連タイトル:
Command & Conquer Remastered Collection
- この記事のURL:
キーワード
(C)2019 Electronic Arts Inc.