“ネオンノワール”な世界で宅配サービスを行うサイバーパンクADV「Cloudpunk」のPC版が日本語対応でリリース

　ドイツのベルリンを拠点にするION LANDSが，新作となるサイバーパンクアドベンチャー「Cloudpunk」のPC版を，日本語に対応して本日（2020年4月24日）リリースした。PlayStation 4，Nintendo Switch，Xbox One向けのデジタル販売もアナウンスされており，2020年後半中に行われるとのこと。

Steamの「Cloudpunk」配信ページ

　Cloudpunkは，高層ビルが雲の上にまで高く伸び，人々はその上にプラットフォームを作って生活圏を築き，浮遊型の自動運転車で移動しているという巨大な未来都市“ニヴァリス”が舞台となる。主人公となるのは，この夜しかない街に職を求めてやってきた若い女性の“ラニア”で，人間自らが運転することでほかの車よりも速く移動できる非合法なデリバリートラックを扱う“クラウドパンク”に入社し，配達を行っていくことでこの世界に生きるさまざまなキャラクターたちと出会いながら，この世界の真実を解明していくことになるという。


　本作のゲームプレイは，言葉を話す犬の“カミュ”というペルソナを持つAIが制御するトラックを操作し，ニヴァリスのさまざまなエリアに赴いて，トラックを停めて目的地にまで徒歩で向かうというような趣向になっている。セリフが非常に多く，ゲーム中は絶えず誰かと会話を続けている印象だ。また，アクション性よりも，特定の条件をクリアしてエレベーターを動かすといった謎解きに比重が置かれているようだ。


　夜の街にネオンサインがひしめく，狭義では“ネオン・ノワール”などと呼ばれる世界観で，日本語看板が散らばっているのは，もはやお約束といったところ。ラニアは“ネオ・ドウトンボリ”という街の中心街にアパートを借りているなど，日本の事情や文化が取り入れられているところが多くのゲーマーにアピールできそうで，インタフェースと字幕が日本語化されているのもうれしいところ。

　現在，Steamのストアページでは，10%オフのローンチ価格で販売されているので，この機会にプレイしてみるのも良いだろう。

「Cloudpunk」公式サイト