漂流した無人島で過去を振り返り，人生を見つめ直す。新作アドベンチャー「Lost At Sea」が発表

　Headupは，1人称視点型の新作タイトル「Lost At Sea」のパブリッシングをGuerrilla Collectiveでアナウンスし，トレイラーを公開した。


　「Lost at Sea」は，無人島に流れ着いたプレイヤーが，その環境に適応しながら生き延びていくアドベンチャーゲームだ。
　しかし，本作は，サバイバルにフォーカスした内容ではなく，よりエモーショナルな部分に訴えかけてくるストーリーが用意されているという。ロマンス，友情，家族愛，仕事，そして自由を失ってしまったとき，プレイヤーは過去の記憶と孤独の中でいったい何を感じるのか。死さえも予期される状況の中で，自分の人生の中で重要なものを思い出させてくれる……そんなゲーム内容になるようだ。


　舞台となる無人島では，大型客船の残骸が山の上に突き刺さっていたり，岩場にカーテンが掛けられていたりといった，奇妙なシーンにも遭遇するようだが，これが記憶から生まれた妄想なのかどうかは気になるところ。波や鳥のさえずりに加え，記憶の中の笑い声などが含まれたオーディオデザインも興味深く，プレイヤーの感情に訴えかけてくるタイプのゲームであるのは間違いなさそうだ。


　「Lost At Sea」の開発を行うのは，ドイツのデベロッパ，Studio Fizbin。Steamストアページによると，現時点では英語のみのサポートになっているものの，複雑なセリフは用意しない見込みだという。じっくり楽しめるアドベンチャーゲームとして期待しておこう。

「Lost At Sea」Steamストアページ