マリオネットのキャラクターが活躍する「A Juggler’s Tale」の詳細が明らかに。デモも公開

　Mixtvision Gamesは，ドイツのkaleidoscubeが開発を進める横スクロールの新作アクション，「A Juggler's Tale」の詳細を発表した。

「A Juggler's Tale」公式サイト

Steam「A Juggler's Tale」ストアページ

　「A Juggler’s Tale」は，マリオネットを使った人形劇の劇場で，吟遊詩人の「ジャグラー」が語る物語に合わせて，パペットマスターとなったプレイヤーがキャラクターを操るという設定の作品だ。主人公は，サーカスで曲芸師の見習いをさせられていた少女アビーで，自由を求めてサーカス団を抜け出し，おとぎ話のような世界の裏にある荒廃した現実に直面していくという。


　Steamで実施中のイベント「Steam Game Festival Summer Edition」（関連記事）に合わせてSteamでデモも公開された本作。デモ版をプレイしてみると分かるように，移動とジャンプ，そして「何かを持つ」といったキーしか必要としない，簡略化された操作性になっていて，誰でもプレイできそうな印象だ。
　奥行きのある広大な世界に見える背景は，実は，山や木を描いたフラットな画像を何枚も重ねるという実際の紙芝居のような手法で表現されており，こうしたことから，プレイヤーは本物の人形劇を演じているような気分になれるはず。


　吟遊詩人が語る韻を踏んだ詩に合わせてゲームが進んでいくため，このスタイルを維持したまま英語とドイツ語以外にローカライズすることは，設立されたばかりのMixtvision Gamesにとって予算的に難しいとのこと。ただ，デモから判断する限り，パズル主体のゲーム自体は言語によらない部分も多くあるため，気になる人はチェックしてほしい。発売は2021年内で，PC版のほかにコンシューマ機版も予定されているとのこと。