このゲームの読者の評価
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どこまでも切なく、それでも前向きな青春ストーリー 90 - 投稿者:エイトクロス(男性/20代)
- 投稿日:2023/01/22
- 良い点
- ★先の気になるストーリー展開、そして爽やかな結末
ゲームが始まってすぐ、主人公は友人と思しき少女を助けるために川に飛び込み、そのまま深く深く沈んでいく。しかし目が覚めると高校の教室におり、前の席にはラヤという名前の彼女が座っていた。将来のことを考えたくない二人は、進路相談をサボり「やりたいことリスト」を作ることになるのだった……というお話ですが、先の読めないストーリー展開に、思わずぶっ通しでクリアまでプレイしました。とにかく暗く、切ないストーリーですが、決して鬱エンドにはなりません。この結末が全てのプレイヤーにとってハッピーエンドと呼べるかは疑問ですが(実際私も納得しきれない部分があります)、クリア後の余韻は凄く爽やかで、最後までプレイして良かったと心から思えるゲームでした。
★美しい世界観
ゲームは全てドット絵で作られていますが、キャラクターや背景に至るまでクオリティが非常に高く、心地よいBGMも相まって非常に美しい世界観を生み出しています。
★割とゲーム性もあるアドベンチャーゲーム
基本はNPCからのおつかいをひたすらこなすゲームですが、豊富な謎解き要素、けっこう難しめのアクション要素、隅々まで探索することで見つかる収集要素など、ただストーリーを楽しむだけのゲームではない、きちんと遊びごたえのあるゲームだったのも好印象でした。 - 悪い点
- ★何度も往復させられる移動のダルさ
主人公の探索する町自体はそこまで広くないのですが、何度もあっちこっち往復させられるので、そこはけっこうダルく感じました。正直ファストトラベルがあると良かったなと思います。
★シビアなコマンド入力
ゲーム内で何度も出てくるコマンド入力(所謂QET)ですが、けっこうシビアなシーンも。とあるサブイベントでは実際の格ゲーのコマンド技ばりに受付時間が短いこともあって非常に苦労しました。ストーリー中でもいくつか難所があり、それ自体はゲームとしての面白さにはなっているものの、ちょっと難しすぎてストーリーを進めるのが大変だと感じました。
★インディーゲーム特有のスニーキング要素
これは不満点というほどでもないのですが、ADVジャンルのインディーゲームはやたらスニーキング要素が多いなと思っており、このゲームも例外ではありません。このゲームだと、前半部分にスニーキングで敵を回避するシーンが多かったです(逆に後半はほぼ無し)。そこまで難しくないのでプレイしていて特別しんどいとは思いませんでしたが。 - 総評
- いくつか不満点もあるものの、どれもゲームプレイに致命的なダメージを与えているわけではないので、全然許容範囲レベルです。ストーリー中にはあまりにも救われない部分もありますが、一概に誰が悪くて誰が被害者なのか決められないというのもリアルで、ただ綺麗ごとを並べ立てているだけじゃないのも個人的には好印象でした。ゲームとして、間違いなく良作であることは保証します。主人公とラヤ、2人が最後にどういった決断を下すのか、ぜひプレイして自分の目で確かめてみてください。
- プレイ時間
- 20〜40時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 5 4 3 5 4
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