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印刷2022/06/15 11:31

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「Warhammer 40,000: Darktide」“Vermintideの宇宙版”では終わらない本作の特徴をレベルデザイナーに聞いてみた

 先週開催されたSummer Game Fest 2022において,Co-op型オンラインアクション「Warhammer 40,000: Darktide」PC / Xbox Series X)の9月13日発売予定がアナウンスされた。その後開催されたメディア向けの付随イベント「Summer Game Fest: Play Days」にて,開発を行うFatsharkのレベルデザイナーであるヨーキム・セッテベリ(Joakim Setterberg)氏に話しを聞く機会があったので,同作について質問してきた。

画像集#002のサムネイル/ 「Warhammer 40,000: Darktide」“Vermintideの宇宙版”では終わらない本作の特徴をレベルデザイナーに聞いてみた
Fatsharkのレベルデザイナー,ヨーキム・セッテベリ氏

 Games WorkshopのミニチュアTRPG「ウォーハンマー 40,000」の公式ライセンスを受けた「Warhammer 40,000: Darktide」。本作は,Games Workshopの本家「ウォーハンマー」をテーマにした2015年の「Warhammer: End Times - Vermintide」,そして2018年の「Warhammer: Vermintide 2」に続く系統となる。ゲームシステムは,最大4人のプレイヤーが協力して,襲い掛かってくる敵をなぎ倒しながら進んでいくという「Left 4 Dead」のようなゲームシステムを持つアクションゲームだ。


 前シリーズがダークファンタジーをベースに,ネズミ種族“スカーヴェン”との戦いを描いていたのに対し,宇宙を舞台にした本作では,惑星ごと都市化したターティアムの底辺世界“ハイブ”にて,カオスの力によって湧き出したクリーチャー“ポックスウォーカー”などと対峙するストーリーが描かれる。プレイヤーの役どころは,さまざまな理由でインぺリウム正規軍を追われた「はぐれ者」(Rejects)たちで,カオスの駆除のために最下層に潜入していくことになるのだ。

画像集#005のサムネイル/ 「Warhammer 40,000: Darktide」“Vermintideの宇宙版”では終わらない本作の特徴をレベルデザイナーに聞いてみた
画像集#004のサムネイル/ 「Warhammer 40,000: Darktide」“Vermintideの宇宙版”では終わらない本作の特徴をレベルデザイナーに聞いてみた

 40,000だけに,銃器を使った戦いが主体になるようで,1回に何百発もの弾丸を装填できるようなマシンガンを手にして,ド派手なガンアクションが楽しめる。その一方で,セッテベリ氏は,これまで多くのファンに評価されてきた「メレーアクションの心地良さ」を失わないためにも50/50,つまり銃器もしくはメレーのどちらを使っても,楽しいアクションになるよう調整したという。
 実際,これまでのシリーズでアーキタイプ以外は性能がそれほど変わらなかった武器は,すべてにダメージ,スピード,そしてレンジ(打点距離)の3つのパラメータと,特殊能力の有無や酒類,新しい武器を手にするたびにランダムにロールされる。もちろん,アーキタイプによって,ある程度の個性はあるはずだが,こうした変化によって状況に応じた戦いを楽しめるはずだ。

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 「Warhammer 40,000: Darktide」にはOgryn,Zealot,Psyker,そしてVeteranという4つのキャラクタークラスが用意されていが,それぞれにシールドを使った防御能力を備えているとセッテベリ氏は語っている。Psykerは,短距離的にワープする能力を備えていると推定されるものの,全体的には特定のクラスがレンジ専門やサポートを行うのではなく,すべてのキャラクターがそれぞれの能力を上手く使いながら,敵を正面から受け止めて戦い抜いていくというスタイルには変更なさそう。
 また,現時点では詳細は公開されていないものの,これまでのシリーズにはなかったキャラクターメイクの要素が加えられているのも目新しいところだろう。

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 マップは,銃器の登場に合わせて,よりオープンなスペースを作ったり,新しいAI機能としてNPCが障害物をカバーできるようになったりしているため,クレートや配管のようなオブジェクトで満たされた,雑多な雰囲気にしているようだ。
 また,巨大な都市の下層部であることから,かなり天井の高い“広大な宇宙”を表現するなど,過激アクションだけでなく見た目にも迫力のあるマップを楽しめるはず。

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 今回もFatsharkの独自ゲームエンジン「Stingray」を使用しているが,セッテベリ氏は前作での成功を受けて開発ツールへの投資を進言し,それによってレベルデザインも非常にやりやすくなったとのこと。彼らレベルデザイナーたちも,しっかりクリエイティビティを発揮できていることに満足しているようだった。

 「Warhammer 40,000: Darktide」については,公開されているSteamストアページ(リンク)において,インタフェースとテキストで日本語化されることもアナウンスされている。Steam Next Festに合わせてデモが公開されてないのは残念だが,プレオーダーも始まっているので気になる人はチェックしておこう。

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「Warhammer 40,000: Darktide」公式サイト

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