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[TGS 2020]「EDENS ZERO」のゲーム化は,家庭用ゲーム機とモバイルの2本立て。「エデンズゼロ ゲーム化&アニメ情報発表」レポート
「EDENS ZERO」は,真島ヒロ氏が2018年から週刊少年マガジン連載中のSF冒険コミックだ。熱血漢の主人公・シキが,動画配信者のレベッカや,機械の身体を持つネコ・ハッピーをはじめとする仲間達と出会い,桜宇宙(サクラコスモス)を旅していくという物語が展開される。
冒険のロマンと,身体のエーテルを操って特殊能力を発揮する「エーテルギア」による熱いバトルで人気を博し,6月にはテレビアニメ化が,そして9月16日にゲーム化が発表されていたが,今回の配信ではその詳細が明かされた。
※画像は配信映像をキャプチャしたものです。
「EDENS ZERO」プロジェクト公式サイト
ゲーム版はアクションRPGと見下ろし型アクションRPGの2本が登場
KONAMIから発売予定のゲーム版2タイトルは,家庭用ゲーム機向けのものとモバイル向けのもの2本が予定されている。家庭用ゲーム機用は「アクションRPG」,モバイル用は「見下ろし型アクションRPG」とのことで,どちらも現時点でのリリース時期は「未定」となっている。
家庭用ゲーム機向けのものは,シキがエーテルギアで重力を操る様を再現。広大なフィールドを自由に飛び回り,ビルの壁面や天井を走るといったアクションを楽しめるという。バトルは爽快なアクションで,シキやレベッカだけでなく,ワイズやホムラといったキャラクターを操作して暴れ回れるとのことだ。
モバイル向けは見下ろし型の画面による,ハックアンドスラッシュ系ゲームになるという。エーテルギアをどのように組み合わせるかという戦略が楽しめるほか,その戦略にあった装備を集めることによるキャラクター強化の要素も重要になる。頻繁に服装を変える原作にちなみ,本作にはさまざまな装備が用意されており,エーテルギアとのシナジーをいかに構築するかがポイントというわけだ。
またフィールドは「地上」と「空中」の2層構造になっており,“空中の敵を叩き落とし,地上の敵にぶつけるとダメージを与えられる”という,真島氏考案のシステムも取り入れられている。
ゲーム好きな真島氏は,2本の作品について「カッコイイ」「早くプレイしたい」と大喜び。そして「ゲームで使って欲しい」ということでシキ,レベッカ,ワイズ,ホムラ,ウィッチ,シスター,ハーミットのオリジナル衣装を描き下ろしてきたのだから,ノリノリだ。真島氏の「(これらの衣装を)実装してください!」というラブコールに,村戸氏も「実装します!」と2つ返事で快諾。家庭用ゲーム機向けとモバイル向け,どちらに実装されるかは定かではないが,これらの衣装を着て活躍するシキ達を楽しみに待ちたいところだ。
「ギャングスタ」のワイズ。真島氏お気に入りのデザインとのこと |
こちらは「カウガール」衣装のレベッカ |
ホムラは普段が和風なので,一風違ったイメージということで「エーテルメイド」 |
黒服が多いウィッチは白ベースの「スノー」 |
シスターの「ポリス」衣装 |
ハーミットは「ドール」衣装で,可愛いもの好きという本編の設定を反映 |
アニメ「EDENS ZERO」は2021年4月から放映予定
続いてはアニメの放映時期やスタッフ,キャストといった情報が公開された。
アニメ「EDENS ZERO」は,2021年4月から日本テレビ系での全国放送が予定されている。総監督には,真島氏の前作「FAIRY TAIL」のアニメで監督を担当した石平信司氏を起用。そして,作品に新しい魅力を取り入れたいという石平氏の意向で,鈴木勇士氏が監督を務めるとのこと。
そして声優陣にはシキ役を寺島拓篤さん,レベッカ役を小松未可子さんが担当。またスターシステムにより「FAIRY TAIL」からの登場となるハッピー役は,「FAIRY TAIL」と同じく釘宮理恵さんが担当することが明かされた。
石原氏によると,キャストを決めるには3か月ほどかかり,その間には「バトル」ともいえる激しいやり取りが交わされたそうだ。寺島さんと小松さんは,幅の広い演技力が登用の決め手になったとのこと。そして,ハッピー役について石原氏は,当初は変えることも考えたものの,やはりハッピーといえばこの人しかいないだろうということで,釘宮さんに決まったそうだ。
アニメ版のレベッカ |
アニメ版のハッピー |
なおゲームとアニメに先駆け,夢企画「エーテルギア大募集」もスタートしている。これはオリジナルのエーテルギア,そしてその能力を使うオリジナルキャラクターのアイデアを募集するというもの。応募は,2020年10月31日 23時59分までにEDENS ZEROプロジェクト公式アカウント「@EDENSZERO_PJ」をフォローし,ハッシュタグ「#オリジナルエーテルギア」を付けてアイデアを投稿すればOKとのこと。優秀作は作中に登場するそうだ。
この企画を受けて石平氏が「エーテルギアの力を,別の技術で妨害する敵が見たい」と発言すると,真島氏は「これは自分でやりたい」と名乗りを上げていた。告知だけでこの盛り上がりなのだから,今後どのようなアイデアが出てくるかが楽しみなところだ。
「EDENS ZERO」プロジェクト公式サイト
(c)Konami Digital Entertainment
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EDENS ZERO
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(C)真島ヒロ/講談社・NTV
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