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「Wizardry Variants Daphne」第四の奈落「豪雪地帯」の魅力をお届け。謎めいた少女とともに,吹雪と凍結が彩る新たな冒険に挑め【PR】
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戦闘では氷の魔術「ダルト」「マダルト」で敵の「凍結」を狙えるなど,さらに奥深くなったバトルも魅力となる,新たな奈落の模様をレポートしよう。
物語や冒険の全容は未だ謎に包まれている。試遊には開発中のバージョンを使用しており,細かな所感やパラメータなど,正式版の内容と異なる可能性があることを了承のうえ,読み進めてほしい。
「Wizardry Variants Daphne」は,ダンジョンRPGの始祖的な存在である「Wizardry(ウィザードリィ)」の流れを汲むタイトルで,2024年10月にサービスを開始した。
2025年に入ってからも,新たな奈落や,「忍者」「侍」といった新職業を追加するアップデートによって,冒険の奥深さがさらに増している。9月の東京ゲームショウにも出展して多くの来場者を集めるなど,サービス1周年を迎えてさらに勢いづくタイトルだ。
どちらかといえばカジュアルなゲームが多いスマホ向けタイトルの中にあって,本作は「Wizardry」の名を冠するだけに,油断がならない緊張感あふれるプレイを楽しめる。一人称視点による没入感溢れる冒険の戦闘で,血しぶきが舞い,大切な仲間が倒れる様には感情を大きく動かされるだろう。このあたりの“Wizらしさ”が人気の要因となっているようだ。
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主人公は記憶を失った「仮面の冒険者」で,いかなる理由か,触れた物の時間を巻き戻せる「逆転の右手」を持つ。仮面の冒険者は幽霊の少女ルルナーデとともに,遺骸の時間を戻して蘇生させた冒険者を仲間とし,「異形」の巣くう奈落に挑んでいくのだ。
新章では,これまでさまざまな奈落を制した主人公のもとに,奇妙な依頼が舞い込む。山奥にある「イシズミ村」に赴き,特産品である「カナリア結晶」を持ち帰ってほしいという内容だ。
城壁と一体化した戦略級の異形にすら立ち向かった主人公にすれば,なんとも簡単な仕事のように思えるが,ルルナーデとともにイシズミ村に向かった主人公の前に,徐々に恐るべき事態が姿を現わす……。
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広大な草原をひたすら歩き,歩き,歩きぬくと,やがてイシズミ村のある山が見えてくる。歩き続けているうちに草原に日が落ち,星空の下を行くと霧深い山の入口に至るのだから,ある種の旅情のようなものも生まれる。
草原自体に特殊な仕掛けはなく,いわばイシズミ村までの通過ポイントのようなものだが,これまでとはひと味違う雰囲気の中で,冒険へ気持ちを高められるだろう。
過去のシリーズ作品にも,屋外での探索がフィーチャーされたものはあるが,現行スマートフォンのグラフィックスで野外が描かれる様は新鮮で,同時に感慨深さのようなものも感じる。
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草原を越えると山の入口に「霜先の集落」があり,プレイヤーは最初の“洗礼”を受ける。それは人の心の冷たさだ。商店や寺院では「さっさと出ていけ」といわんばかりの扱いをされ,村の子供に近づいただけで不審者扱いされるなど,皆が冷淡。魔物すら倒す仮面の冒険者も,人の心はどうにもできないわけで,なんとも悲しくなってくる。
冷たいのは人の心ばかりではない。集落から先へ進んでイシズミ村のある山に入ると,物理的な寒さも厳しくなり,厳しい気候に適応した魔物に加えて「吹雪」が主人公たちを襲う。マップ内のあちこちには吹雪が吹き荒れるゾーンがあり,探索と戦闘の双方に影響を及ぼすのだ。
吹雪の中では周囲がほとんど見えなくなるうえ,画面右上のミニマップもノイズに閉ざされ,地図も開けなくなる。まさに五里霧中になってしまうわけだ。ダメージこそ与えてこないが,自分がどこにいるのか見失うどころか,東西南北のどっちを向いていたかすら分からなくなってしまう。
一般的なダンジョンRPGにおいても非常に恐ろしい事態だが,本作のプレイヤーなら,それ以上の恐ろしさに気付いて慄然とするはずだ。
地図が開けないということは,オート移動での退却もできないということ。そして,吹雪ゾーンを抜けないと先には進めない。つまり,山を探索するためには,毎回吹雪ゾーンと向き合わなければならないし,そこで現在位置を見失う“遭難”が多発するのだ。
一度でも遭難を経験すると,吹雪ゾーンが怖くてたまらなくなる。地図を見てルートを確認し,何度も頭の中で「前に×歩,右に曲がる,さらに前に×歩……」などとイメージトレーニングしても,吹雪でマップが閉ざされると,自分がいる位置に確信を持てなくなってしまうのだ。魔物が容赦なく襲ってくるのも,恐怖を倍増させる。
それだけに,一歩でも早く吹雪ゾーンを抜けたいと願うし,吹雪のただ中で通常のマスに出られれば,安堵に包まれる。これは歴代「Wizardry」が追求してきた“迷宮の恐怖”の1つの形といえるだろう。
シリーズ作品では,「Wizardry」B9Fのシュート,明かりを呑み込むダークゾーン,「ウィザードリィIV」でマップが複雑につながり合ったコズミックキューブ,「ウィザードリィV 災禍の中心」でくるくる回りながら踊らされる「ズン チャッ チャッ!」のフロアなど,さまざま高難度トラップが追求されてきたが,令和の今,「マップの視野を制限する」という原点回帰的な手法が用いられているのが興味深い。
なお,吹雪の中でもオートマッピング自体は進行しているので,吹雪ゾーンを出た後なら通常通りに地形を確認できるのが救いだ。慣れないうちは,懐かしの方眼紙を取り出してマッピングするのも1つの手かもしれない。
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もちろん,吹雪のただ中でも魔物はうろついており,いきなりエンカウントすると驚かされる。極寒に対応しているためか,魔物の防御力は高めだが,先の「グアルダ城塞」よりはテンポ良く進めると感じた。
ここではシリーズでも知名度の高い,即死攻撃を繰り出すウサギ「ボーパルバニー」も改めて登場する。これまでに登場したものより丸々とした,“雪山仕様”の姿だ。
吹雪で慌てている中でボーパルバニーから即死させられた時などは肝が冷えたし,迷宮の危険と恐怖を描くシリーズの“原点”を再確認させられた気がした。
吹雪は戦闘中も吹きすさび,敵味方の双方を「凍え」,やがては「凍結」状態にさせる。凍結した者は行動順が遅くなるが,敵の中には,自分に「高速化」を付与しつつ,こちらを凍結させる「氷雪の刃」を使ってくる「スノーホーク」のような者もいるのだから,なんとも厄介だ。
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ここで注目したいのが,「ハリト」や「マハリト」といった既存の炎呪文,そして新たに登場する凍結呪文「ダルト」だ。低温環境で暮らすだけに,ここの魔物は炎を苦手としている。「ハリト」や「マハリト」はこれまで以上に重要になることだろう。
ダルトは確率で凍結効果を付与でき,うまくいけば行動順を遅らせることができる。テスト環境であるため,凍結の確率や有効性に関する正確な検証は行えなかったものの,このあたりは「Wizardry Variants Daphne」によるWizardry呪文の新解釈といえるだろう。
なお,凍結した敵は両手剣などの武器で「氷割り」し,大ダメージを与えられる仕様であるという。氷割り用の武器を用意しておくのもよさそうだ。本作にはまだまだ登場していないWizardry呪文も存在しており,新解釈を加えられての実装が楽しみに感じられた。
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本作では攻撃時やスキル使用時に仲間の姿を見られるが,凍結した者は氷の彫像のようになってしまう。ここでありがたいのが,山に湧いている温泉だ。温泉につかれば凍結の効果もなくなるため,場所を覚えてしっかり利用していきたいところだ。
普段より肌寒い日にそんなプレイを楽しんだ後,筆者は風呂の温度をいつもより高くしてしまった。この章が実装される頃には現実世界も本格的な冬を迎えるので,屋外でのプレイは周囲の寒さと画面内の寒さが相まって,かなりの没入感を味わえそうだ。あえてかじかむ指で冒険の厳しさを味わうのも一興なので,冬の内のプレイをおすすめしたい。
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そんな吹雪を抜けた先にあるのがイシズミ村なのだが,いざ到着しても村には人の姿がない。人家では暖炉の火が暖かそうに燃えているなど,ついさっきまで人がいたような形跡があるのだが……。
そう思いながら村を歩いていると,どこからかバケツと靴が落ちてきた。相変わらず人の姿は見えないが,ここでも主人公の一行は歓迎されていないのだろうか。
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それを見たルルナーデの「まずい。逃げて」の言葉に慌てて移動するが,吹雪の中で完全な迷子になってしまった。何とかやり過ごしても,白い影は再び姿を現わして,その都度,こちらはパニックに陥る。もちろん白い影に向かっていけば戦闘になるが,それをおすすめできるような相手ではない。
凍結した体で吹雪の中をさまよい,行き止まりに入り込んだことに気づいて振り返ったところで,またも白い影が姿を現す。今度ばかりは逃げ場がない……この後の展開はネタバレになるため詳細は伏せるが,なんとかこのピンチを脱することができた。
そうして吹雪を抜けた先にあるキャンプで,主人公は不思議な少女と出会う。彼女の名前は「イリス」。新たな敵か,いかなる魔術でも対抗できない亡霊の類か……と身構えてしまったが,イリスは主人公たちを助けてくれる存在だった。
前述した通り,この地方には因習がはびこっており,住民たちは押しなべて排他的。よそ者と話しただけで酷い目に遭わされることもあるようだが,にもかかわらずイリスは主人公たちに協力してくれるのだからありがたい。
イリスは極寒の中でも食料の採取に出かけ,危険な鉱山で働く人たちを気遣うなどそのひたむきさに心を打たれる。何とかして彼女の力になってあげたいと思うプレイヤーは少なくないだろう。
「イリスは主人公たちを助けてくれる存在」とは書いたが,それはあくまで今回確認できた範囲でのことで,主人公たちとの関係はどうなるのか,本当に亡霊の類ではないのか……と,純粋に物語の先が楽しみに感じられた。
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以上,謎多き新章について,現状分かる範囲で魅力をお伝えしてきた。新解釈を加えられたダルトや凍結の登場で,戦闘はよりバラエティに富んだものとなるだろう。
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「休息」を取った時の焚火も,この章ではいつもに増して暖かそうに見えるなど,その影響は大きなものであると感じられた。因習のイシズミ村やカナリア結晶の謎を解き,イリスを救うため,極寒の山に挑む準備をしておいてほしい。……くれぐれも遭難することのなきよう。ご自身の防寒具も忘れずに。
サービス開始から1年が過ぎたタイトルだが,1人で奈落とじっくり向き合う本作では,始める時期に早いも遅いもない。本作をスマホに入れれば,ちょっとした空き時間が,スリルで心躍る冒険になるはずだ。
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