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印刷2021/02/18 15:01

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EAの新作ドッジボールゲーム「KNOCKOUT CITY」のプレビューイベント体験レポート。自らがボールになるハチャメチャプレイ

 Electronic Artsは,メディアやゲーム実況者向けのプレビューイベントを開催し,自社インディレーベルEA Originalsの最新タイトルとなる「KNOCKOUT CITY」PC / PS4 / Xbox One / Nintendo Switch)を正式にアナウンスした。
 開発を行うのは,CEOのカーシック・バラ(Karthik Bala)氏が率いるVelan Studios。ニューヨークが拠点であり,2020年に「マリオカート ライブ ホームサーキット」を手掛けたことで知られる。
 今回の発表に伴い,先行体験イベントに参加したので,その内容をお届けしよう。

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 本日(2021年2月18日)配信が行われたNintendo Directにて,エレクトロニック・アーツの新作「KNOCKOUT CITY」(PC / PS4 / Xbox One / Switch)のSwitch版が発表された。発売は2021年5月21日で,公式サイトによれば価格は19.99ドル,またクロスプラットフォーム対戦にも対応するという。

[2021/02/18 09:19]

画像集#002のサムネイル/EAの新作ドッジボールゲーム「KNOCKOUT CITY」のプレビューイベント体験レポート。自らがボールになるハチャメチャプレイ


 2020年夏ごろから名称だけは知られていた「KNOCKOUT CITY」は,プレイヤーたちが2組に分かれてボールを当て合うというオンライン専用ドッジボールゲームだ。四角いコートではなく,障害物が多い建設現場や屋上などを走り回りながら,ボールを拾っては相手に投げつけていく。
 タイミングを見計らって相手のボールを避けたり捕球したりするだけでなく,目の前に障害物があるときはカーブボールやトスを使ってサイドや頭上から相手を狙ったりすることも可能だ。

画像集#003のサムネイル/EAの新作ドッジボールゲーム「KNOCKOUT CITY」のプレビューイベント体験レポート。自らがボールになるハチャメチャプレイ

 現時点では,後述する3対3もしくは4対4のゲームモードが用意されている。味方にボールをパスすることで威力を上げたり,自分が丸まってボールになって味方に投げてもらうといったチームプレイを展開していく。
 そのため,Velan Studiosでは本作をドッジボールならぬ“ドッジ・ブロウル”と呼んでおり,ハチャメチャなプレイ感を得られるという。

画像集#004のサムネイル/EAの新作ドッジボールゲーム「KNOCKOUT CITY」のプレビューイベント体験レポート。自らがボールになるハチャメチャプレイ

 βテストで体験できるのは,3対3でプレイするオーソドックスな「Team KO」モードで,最初に10ノックアウトを奪ったチームがマッチを制し,2勝先行したほうがゲームに勝つという内容だ。
 ときおり,幾つかの特殊ボールが召喚される。爆破系で範囲攻撃として利用できる「Bomb Ball」,相手をボールの中に閉じ込めてしまう「Cage Ball」,そして手にしている間は低重力で大ジャンプも可能になる「Moon Ball」を上手く活用したいところだ。

画像集#005のサムネイル/EAの新作ドッジボールゲーム「KNOCKOUT CITY」のプレビューイベント体験レポート。自らがボールになるハチャメチャプレイ

 βテストでプレイ可能なマップは,ニューヨークのアパート群を連想させる屋上がモチーフとなる「Rooftop Rumble」,解体用の巨大鉄球が中央で稼働する建設現場「Concussion Yard」,そして自動車がゆっくりと往来する環状交差点でプレイする「Knockout Roundabout」の3つ。
 巨大鉄球や車に跳ねられてもダメージを受けることはないものの,体勢を崩すので相手の餌食になりやすそうなのは注意。また,相手のボールで跳ね飛ばされたり,移動中に足を踏み外してマップの外に落下したりすれば,自動的にノックアウトとなる。

画像集#006のサムネイル/EAの新作ドッジボールゲーム「KNOCKOUT CITY」のプレビューイベント体験レポート。自らがボールになるハチャメチャプレイ

 「KNOCKOUT CITY」は「Apex Legends」のような,特殊な能力を持った特定のキャラクターでプレイするタイプではなく,プレイヤーがキャラクターを作成して戦う。
 体つき,顔,ヘアースタイル,アウトフィット,メガネ,グローブ,声,エモートなどを自由に変更可能で,プレイヤーの個性を存分に出すことができそうだ。ちなみに複数のキャラクターを保有しておくこともできる。
 また,「クルー」と呼ばれるクラン機能もあり,専用のロゴやバナー,さらにゲーム開始時のオープニングアートに利用されるビークルなどを自由にデザインできる。「クルー・ハイドアウト」という,クルー専用のロビーも存在するという。

画像集#007のサムネイル/EAの新作ドッジボールゲーム「KNOCKOUT CITY」のプレビューイベント体験レポート。自らがボールになるハチャメチャプレイ
画像集#008のサムネイル/EAの新作ドッジボールゲーム「KNOCKOUT CITY」のプレビューイベント体験レポート。自らがボールになるハチャメチャプレイ

 ゲーマーにとってうれしいのは,マイクロトランザクションが一切ないということだろう。上記のようなコスメティック系オプションはすべてゲームプレイを通じて手に入れていく。
 また,キャラクターのレベルによって得られるアビリティやスキルといったものもなく,純粋にプレイヤースキルのみで勝負することになるそうだ。このあたりを非常にフェアにデザインしていることが強調されていた。

 また,常に動き回っての激しいアクションが想定されるためにレイテンシーの問題は開発当初から懸念されており,現状では満足行く開発ツールが存在しなかったことから,Velan Studiosは自分たちで独自のプログラミング言語(V-Script)を作り上げてしまったというのも気になるところ。エンジニア出身のバラ氏らしい開発者魂が感じられる作品である。
 クロスプレイで楽しめるだけでなく,クロスプログレッションもサポートしているので,複数のプラットフォームで共有できる。

画像集#009のサムネイル/EAの新作ドッジボールゲーム「KNOCKOUT CITY」のプレビューイベント体験レポート。自らがボールになるハチャメチャプレイ

 今回のプレビューイベントでは,「Team KO」の他にも,プレイヤーがノックアウトされると散らばるダイアモンド型のアイコンを拾い集めていくという3対3向けの「Diamond Dash」,ゲーム中にボールは存在せず,プレイヤーは自らボールになるというユニークな発想が光る「Ball-Up Brawl」というゲームモードもプレイ可能だった。正式ローンチ時にはこれらを含めて5つのゲームモードがプレイ可能となる予定だ。
 また,ローンチ時点で5つのプレイリストが準備され,日間・週間のコントラクトに加えて,9週ごとのシーズン制で新たなコンテンツも追加されていくとのこと。
 19.99ドルという手の届きやすい価格に加え,遊びやすそうなゲームシステムや頻繁なアップデートの計画など,プレイヤー目線に立ったライブアップデートのプランも気になる「KNOCKOUT CITY」。とにかく公式サイトのβ登録にサインアップして,今週末にはβテストに参加してみると良いだろう。

「KNOCKOUT CITY」公式サイト

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