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ハイビーム,Ryzen 7 6800U搭載の携帯型ゲームPC「AYANEO 2」を2023年1月に国内発売
メインメモリや内蔵ストレージ容量が異なる複数モデルをラインナップしており,すでに予約の受付を開始している。税込の販売代理店想定売価は以下のとおり。
- メインメモリ16GB,内蔵ストレージ容量1TB:21万3000円
- メインメモリ32GB,内蔵ストレージ容量2TB:24万6800円
AYANEO 2は,ディスプレイに7インチサイズで,解像度1920×1200ドットの液晶パネルを搭載した小型ゲームPCである。2022年5月に国内発売した「AYANEO NEXT」の後継モデルに当たる性能重視の製品で,SoCだけでなくさまざまな内部パーツの変更や追加を施したという。
たとえば,筐体の振動用モーターに,これまでよりも細かな振動の調整を表現できるリニアモーターを採用している。また,動画などの音声を自動で解析して,音に合わせて筐体を振動させる機能を備えるそうだ。
ディスプレイの左右に搭載するゲームパッドでは,左右アナログスティックのセンサーを変更しており,センサーに起因するスティックのデッドゾーンやドリフト現象を極力減らしたという。加えて,ゲームパッド部分とマザーボードにそれぞれジャイロセンサーを搭載することで,より高精度のジャイロ操作が可能になっているのもポイントだ。
AYANEO 2で採用するRyzen 7 6800Uは,「GPD WIN MAX2」や,「AOKZOE A1」など,小型PCでも採用実績があり,性能もこれらの製品とそれほど変わらないようだ。
ただ,AYANEO 2の場合,Ryzen 7 6800UのTDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)上限である28Wを超える33Wまで設定可能で,より高い性能を発揮できるという。なおAYANEOによると,33W設定で長時間の利用は控えたほうがいいそうだ。
また,ハイビームは,AYANEO 2の廉価モデルとなる「AYANEO GEEK」を2月中旬に国内発売することも発表した。7インチサイズのディスプレイやRyzen 7 6800Uの搭載といった特徴は共通するものの,ジャイロセンサーが2基から1基へと減ったほか,音声に合わせた振動機能などを省略することで,価格を抑えている。
ラインナップと税込の販売代理店想定売価は以下のとおり。こちらもすでに予約の受付を開始している。下位モデルが,ほかのモデルと比べて手に取りやすい価格となっているが,ディスプレイの画面解像度が1280×800ドットと低い点に注意したい。
- メインメモリ16GB,内蔵ストレージ容量512GB,画面解像度1280×800ドット:15万3300円
- メインメモリ32GB,内蔵ストレージ容量2TB,画面解像度1920×1200ドット:20万9800円
AYANEOの日本語公式Webサイト
- 関連タイトル:
AYA NEO
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