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スライド式キーボード搭載の携帯型ゲームPC「AYANEO SLIDE」の国内予約がスタート
メインメモリや内蔵ストレージ容量が異なる複数モデルをラインナップしており,通常の税込価格は以下のとおり。なお,CAMPFIREでは通常価格から10%引きで販売するという。
- メインメモリ16GB,内蔵ストレージ容量512GB:15万3800円
- メインメモリ32GB,内蔵ストレージ容量2TB:18万7000円
AYANEO SLIDEは,AYANEOが11月に発表した新製品シリーズ「AYANEO REMAKE」に属する製品だ。AYANEO REMAKEは,歴史的なデジタル製品をオマージュしたデザインに,最新技術を盛り込んでいるのが特徴で,AYANEO SLIDEの場合,Blackberryのスライド式キーボード搭載スマートフォンや,「W-ZERO3」といった2000年代に登場したモバイル機器をモチーフにしているそうだ。また,「PlayStation Portable go」や「Xperia Play」といったソニー製品からの影響も大きいとのことだ。
なお,AYANEOは,AYANEO SLIDEと同じく,可動式のディスプレイと物理キーボードを備えた「AYANEO FLIP」を開発中だ。2つの製品は共通する要素が多いのだが,AYANEOによると,AYANEO SLIDEはどちらかといえばゲーム機寄り,AYANEO FLIPはUMPC(Ultra Mobile PC)寄りの製品になるという。
6インチサイズのディスプレイパネルは,解像度が1920×1080ドット,最大リフレッシュレート60HzのIPS型液晶パネルを採用する。スライド機構はスムーズで,軽く力を入れるだけで動く印象だ。スライドしたディスプレイは,0〜30度の範囲で傾きを調整できる。同じくスライド式のディスプレイを採用した「GPD WIN 4」では,開いたディスプレイとUSB機器が干渉するケースもあったが,AYANEO SLIDEではディスプレイの角度調整が可能なので,こうした問題が起こりにくい。
もう1つの見どころである物理キーボードは,ファンクションキーを省略した5列式の英語配列で,配列自体は自然である。ただ,左側の[Ctrl]キーや右矢印キーが筐体デザインに合わせて大きく変形している点は注意が必要だ。キーストロークは浅めだが,両手の親指でポチポチと打ち込む分には,あまり気にならない。たとえば,IDやパスワードの入力やSNSへの書き込みといった短い文章であれば,問題なく入力できるだろう。
キーボードの左右にあるゲームパッドは,既存のAYANEO製品と変わらず,左奥に左アナログスティック,右手前に右アナログスティックを備えたXbox風レイアウトを採用する。アナログスティックとトリガーボタンに磁気ホールセンサー式のスイッチを用いる点も共通だ。
搭載CPUは,最近の携帯型ゲームPCでは定番となっている「Ryzen 7 7840U」を採用する。AYANEO独自の設定用ソフトウェア「AYASpace2」から,CPUのTDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)を最大28Wまで上げることで,処理性能を高めることも可能だ。冷却機構としては,空冷ファンに加えて,基板のおよそ半分をカバーする大きめのヒートシンクを内蔵することで,プロセッサの性能を引き出すという。
CAMPFIREのAYANEO SLIDEキャンペーンページ
AYANEO SLIDE製品情報ページ
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