台湾産アクションRPG「Thymesia」が年内にリリースへ。敵から奪った疫病の力を武器に変えて戦うダークファンタジー作品

　Team17は2021年3月25日，台湾・OverBorder Studioが開発するPC向け新作アクションRPG「Thymesia」のパブリッシングを行うと発表し，そのアナウンストレイラーを公開した。トレイラーによれば本作は2021年内にリリース予定。Steamストアページ（※外部リンク）では，インタフェースと字幕が日本語対応となっている。


　Thymesiaの舞台は，錬金術の力によって栄えたものの，人々を強暴なモンスターに変貌させてしまうという疫病が蔓延したファンタジー世界。プレイヤーは主人公・Corvas（コーヴァス）として，なぜか記憶を失った状態でこの危険な世界で目覚め，自らの過去を解明するため戦うことになる。


　ペスト（黒死病）の流行時に医師が使用していたくちばし付きマスクのようなものを装着しているコーヴァスは，敵から疫病の持つ力を奪い，己の武器にすることができるという。トレイラーでも，その力で生み出したと思しき剣や大鎌などさまざまな武器でのアクションを確認できる。戦闘はかなりスピーディだ。


　なお公開されているトレイラーやスクリーンショットでのバトルシーンはほとんどが1対1のものとなっている。いわゆるソウルライクな，歯ごたえのある近接戦闘を楽しめそうである。“疫病”がキーとなるタイトルのためか，非常にダークな世界設定，そしてビジュアルとなっているのも本作の特徴だろう。

　“RPG”要素となるシステムについての情報はないが，トレイラーのアクションを観るだけでも興味を惹かれる人は多いはずだ。まずはウィッシュリストに追加しつつ，続報を待とう。

「Thymesia」公式サイト（英語）