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2021/08/27 12:45ニュース
「Farming Simulator 22」は栽培・収穫だけでなく，加工・販売を楽しめる“生産チェーン”が登場。メディア向けに行われたライブデモまとめ
2021年8月26日，GIANTS Softwareは，バンダイナムコエンターテインメントから11月22日にリリース予定の大規模農業シム最新作「Farming Simulator 22」（PC / MAC / Xbox Series X / Xbox One / PS5 / PS4 ※PS5/PS4版は11月25日に発売）のライブデモをメディア向けに実施した。
「Farming Simulator」シリーズは，プレイヤーがさまざまな農機による小麦，綿，ポテトといった作物の栽培と収穫に加え，林業，家畜業なども行うシミュレーションゲームだ。
実在する農機具が登場するのもシリーズの魅力の1つで，「Farming Simulator 22」には，100以上の実在メーカーから400以上の車両や農機が登場する。
本稿では，メディア向けに行われたライブデモの内容をまとめてお伝えしよう。
まずは，新たにフィーチャーされる収穫物「ブドウ」の生産過程が紹介され，ブドウ栽培用の農機が公開された。
デモでは，まずNEW HOLLAND社製のハーベスター「Braud 9070L」を使ってブドウの収穫を行い，摘み取ったブドウを小型トラクターにつながれたFUHRMANN製の運搬用ワゴン「Lesewagen LWS12000」に積んでいく様子が見られた。デモの担当者によると，Lesewagonは左右どちらからでも上部が開閉し，その利便性がヨーロッパのブドウ農家に人気になっているという。
一般的に，日本での食用ブドウ栽培は棚仕立てで行われており，ブドウ狩りなどでその様子を見たことがある人も多いと思うが，欧米では垣根仕立てで栽培が行われる。Hardi製「Marcury 4000L」を垣根の間で走らせ，液体飼料をまく必要があるし，収穫後には，Provitis社製「MP 122 Ocea」といった剪定機を使ってブドウの枝の剪定も行わなければならない。ブドウの垣根には当たり判定があり，農機をしっかりと垣根に合わせて走らせる必要がある。
本作では，生産したものただ売るだけでなく，加工から販売までを楽しめる「生産チェーン」と呼ばれる仕組みが導入されている。
収穫した小麦を製粉所に運んで小麦粉を作ったり，ブドウをグレープジュースにしたり，オリーブをオリーブ油に加工したりすることが可能で，それをスーパーマーケットやファーマーズマーケットといった流通業者へ卸すこともできる。
材料を精製工場の前に置きっぱなしにしていると，勝手に加工されるし，加工・販売をプレイヤーが引き受けなくても経済が破綻することはないので，必ずやらないといけないわけでもない。“プレイヤーがやりたいことをやる”というシリーズの緩いスタンスに変化はないようだ。
続いて，耕運車であるJohn Deere製の「9620 RX」のデモプレイでは，畑を耕す際に見られる新たな仕様も紹介された，フロントとバックの双方のタイヤにベルトチェーンが付けられているという独特の形状が魅力的な9620 RXだが，麦畑を耕していると，これまでのタイトルでは表現されていなかった石ころがゴロゴロと堀り起こされていく。本作ではこうして掘り起こされた石が畑に残るのだ。
石は放っておくと収穫に影響を及ぼすだけでなく，ハーベスターを壊してしまって余分な出費を強いられることにもなるという。そのため，今回はElho製「Scorpio 550」など“ストーンピッカー”と呼ばれる石除去専用の車両が登場する。ちなみに除去した石を砕石所に持って行くと，わずかながらお金に変えられるという。
既報のとおり，「Farming Simulator 22」で追加される新しいゲームシステムで最も特徴的なものが，四季の追加だ。
メイン画面のインタフェースには，日付や時間が記されるだけでなく，新たに“収穫カレンダー”というグラフが登場する。
収穫カレンダーには，それぞれの収穫物に合わせて緑色のリボンで描かれた「作付け期間」と，オレンジのリボンで描かれた「収穫期間」が描かれるようになる。
例えばブドウの場合であれば，3月から6月が作付け期間で，9月から10月が収穫期間，小麦は9月から10月が作付け期間で，その収穫は翌年の7月から8月にかけて行う。このように四季が追加されたことにより，季節ごとに異なる作物を育てていくという変化が生まれるのだ。
また，冬である12月から2月にかけては，作付けや収穫を行う作物はほとんどない「農閑期」となるが，その間は林業や家畜業に精を出すことができる。
なお，四季の移り変わりは時間を加速してすっ飛ばすことも可能だし，オプションでオフにしてしまうことも可能だ。この場合，積雪など地形のグラフィックスに変化はあるものの，冬でも作物が育つようになるという。
GIANTS Softwareにとっては初めてのセルフパブリッシングタイトルでもある「Farming Simulator 22」だが，記事冒頭のとおり，日本ではバンダイナムコエンターテインメントからの販売となる。
既にPC / MAC / Xbox Series X / Xbox One版では，シーズンパスの予約受付が始まっており，発売から1年内に配信される3つのDLCパックと，1つの拡張コンテンツが含まれるという。気になる人は予約特典の存在を踏まえて購入を考えておくといいだろう。
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「Farming Simulator」シリーズは，プレイヤーがさまざまな農機による小麦，綿，ポテトといった作物の栽培と収穫に加え，林業，家畜業なども行うシミュレーションゲームだ。
実在する農機具が登場するのもシリーズの魅力の1つで，「Farming Simulator 22」には，100以上の実在メーカーから400以上の車両や農機が登場する。
本稿では，メディア向けに行われたライブデモの内容をまとめてお伝えしよう。
新要素「ブドウ栽培」のための専用農耕車両
まずは，新たにフィーチャーされる収穫物「ブドウ」の生産過程が紹介され，ブドウ栽培用の農機が公開された。
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デモでは，まずNEW HOLLAND社製のハーベスター「Braud 9070L」を使ってブドウの収穫を行い，摘み取ったブドウを小型トラクターにつながれたFUHRMANN製の運搬用ワゴン「Lesewagen LWS12000」に積んでいく様子が見られた。デモの担当者によると，Lesewagonは左右どちらからでも上部が開閉し，その利便性がヨーロッパのブドウ農家に人気になっているという。
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一般的に，日本での食用ブドウ栽培は棚仕立てで行われており，ブドウ狩りなどでその様子を見たことがある人も多いと思うが，欧米では垣根仕立てで栽培が行われる。Hardi製「Marcury 4000L」を垣根の間で走らせ，液体飼料をまく必要があるし，収穫後には，Provitis社製「MP 122 Ocea」といった剪定機を使ってブドウの枝の剪定も行わなければならない。ブドウの垣根には当たり判定があり，農機をしっかりと垣根に合わせて走らせる必要がある。
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生産だけでなく，加工・販売までを楽しめる「生産チェーン」
本作では，生産したものただ売るだけでなく，加工から販売までを楽しめる「生産チェーン」と呼ばれる仕組みが導入されている。
収穫した小麦を製粉所に運んで小麦粉を作ったり，ブドウをグレープジュースにしたり，オリーブをオリーブ油に加工したりすることが可能で，それをスーパーマーケットやファーマーズマーケットといった流通業者へ卸すこともできる。
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材料を精製工場の前に置きっぱなしにしていると，勝手に加工されるし，加工・販売をプレイヤーが引き受けなくても経済が破綻することはないので，必ずやらないといけないわけでもない。“プレイヤーがやりたいことをやる”というシリーズの緩いスタンスに変化はないようだ。
続いて，耕運車であるJohn Deere製の「9620 RX」のデモプレイでは，畑を耕す際に見られる新たな仕様も紹介された，フロントとバックの双方のタイヤにベルトチェーンが付けられているという独特の形状が魅力的な9620 RXだが，麦畑を耕していると，これまでのタイトルでは表現されていなかった石ころがゴロゴロと堀り起こされていく。本作ではこうして掘り起こされた石が畑に残るのだ。
石は放っておくと収穫に影響を及ぼすだけでなく，ハーベスターを壊してしまって余分な出費を強いられることにもなるという。そのため，今回はElho製「Scorpio 550」など“ストーンピッカー”と呼ばれる石除去専用の車両が登場する。ちなみに除去した石を砕石所に持って行くと，わずかながらお金に変えられるという。
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四季の移り変わりでゲームに変化が生まれる
既報のとおり，「Farming Simulator 22」で追加される新しいゲームシステムで最も特徴的なものが，四季の追加だ。
メイン画面のインタフェースには，日付や時間が記されるだけでなく，新たに“収穫カレンダー”というグラフが登場する。
収穫カレンダーには，それぞれの収穫物に合わせて緑色のリボンで描かれた「作付け期間」と，オレンジのリボンで描かれた「収穫期間」が描かれるようになる。
例えばブドウの場合であれば，3月から6月が作付け期間で，9月から10月が収穫期間，小麦は9月から10月が作付け期間で，その収穫は翌年の7月から8月にかけて行う。このように四季が追加されたことにより，季節ごとに異なる作物を育てていくという変化が生まれるのだ。
また，冬である12月から2月にかけては，作付けや収穫を行う作物はほとんどない「農閑期」となるが，その間は林業や家畜業に精を出すことができる。
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なお，四季の移り変わりは時間を加速してすっ飛ばすことも可能だし，オプションでオフにしてしまうことも可能だ。この場合，積雪など地形のグラフィックスに変化はあるものの，冬でも作物が育つようになるという。
GIANTS Softwareにとっては初めてのセルフパブリッシングタイトルでもある「Farming Simulator 22」だが，記事冒頭のとおり，日本ではバンダイナムコエンターテインメントからの販売となる。
既にPC / MAC / Xbox Series X / Xbox One版では，シーズンパスの予約受付が始まっており，発売から1年内に配信される3つのDLCパックと，1つの拡張コンテンツが含まれるという。気になる人は予約特典の存在を踏まえて購入を考えておくといいだろう。
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「Farming Simulator 22」，PC/Mac/Xbox Series X/Xbox One版のシーズンパス予約受付が本日開始。最新トレイラーの公開も
バンダイナムコエンターテインメントから2021年11月25日に発売予定の農業シム「Farming Simulator 22」（PC / Mac / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One）にて，PC（Steam）版とXbox Series X版，Xbox One版のシーズンパスの予約が，それぞれのデジタルストアにて本日（2021年8月26日）スタートした。
「Farming Simulator 22」公式サイト
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- ライター:奥谷海人
（C）2021 GIANTS Software GmbH. Published and distributed in Japan by BANDAI NAMCO Entertainment Inc. under license of GIANTS Software.
Developed by GIANTS Software Gmbh. GIANTS Software and its logos are trademarks or registered trademarks of GIANTS Software. All manufacturers, agricultural machinery, agricultural equipment, names,brands and associated imagery featured in this game in some cases include trademarks and/or copyrighted materials of their respective owners. The agricultural machines and equipment in this game may be different from the actual machines in shapes, colours and performance.
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