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[E3 2021]「メトロイド ドレッド」についてプロデューサー坂本賀勇氏が解説。よりダイナミックな探索と追われる恐怖に焦点を当てる
[E3 2021]シリーズ最新作「メトロイド ドレッド」が,2021年10月8日に発売。サムスに襲いかかる恐怖を描いた横スクロールアクション
任天堂は本日(2021年6月16日),シリーズ最新作「メトロイド ドレッド」を,Nintendo Switchに向けて10月8日に発売すると,「Nintendo Direct | E3 2021」にてアナウンスした。本作では,サムスを襲うさまざまな恐怖が,横スクロールアクションで描かれる。予約受付は,本日よりスタートだ。
本作ではシリーズの一区切りとなるエピソードが描かれるという。タイトルの「ドレッド(DREAD)」は恐怖という意味で,主人公“サムス・アラン”を襲う絶望的な恐怖を指しているようだ。
坂本氏によると,本作のアイデアは15年前からあったものの,当時の技術力では再現できないと開発を断念した過去があったという。その後も何度か開発を考えたが,なかなか実現しなかったようだ。
しかし,2017年に発売された3DSソフト「メトロイド サムスリターンズ」で転機が訪れた。共同開発したMarcurySteamの技術力と,何より「メトロイド」に対する理解度が非常に高く,このパートナーと組むことで「メトロイド ドレッド」が開発できると確信し,そして,15年前に思い描いた以上の作品になったとのことだ。
発表時の映像でも登場した新たな脅威「E.M.M.I.」は,坂本氏曰く「めっちゃ恐ろしい敵」なのだという。特定のエリアに存在し,物音を立てるとサムスを探して動き回る。視覚センサーで探知されるとサムスを追いかけ回し,サムスの通常の武器は効かず,捕まるとほぼ即死という,「恐怖」を体現したような敵だ。音を立てずに物陰に隠れてやり過ごす必要がある。
ただサムスは何もせずにやられるだけではない。対抗手段も用意されており,「ファントムクローク」と呼ばれるセンサーを誤魔化すアビリティが用意されている。このアビリティの使い方がゲームを進めるうえでのカギとなるようだ。
また,アクションゲームとしてもメトロイドらしさに磨きをかけて,アクション要素や探索要素が強化されているとのこと。フリーエイムやメレーカウンターなども扱いやすくなり,基本アクションに「スライディング」が追加されて,よりアクション性が高くなっている。
またパワーアップアビリティにも新しいものが追加されている。特定の壁や天井に捕まって移動できる「スパイダーマグネット」が,その一例として紹介された。
よりダイナミックになった自由な探索と,自分が追われる身となる恐怖。新しいデザインのメトロイドは10月8日にリリース予定だ。また,公式サイトには初公開映像を解説する「メトロイド ドレッド レポート Vol.1」(関連リンク)が公開されている。そちらも合わせてチェックしてほしい。
「メトロイド ドレッド」公式サイト
- 関連タイトル:
メトロイド ドレッド
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(C)Nintendo