インタビュー
「メメントモリ」,アイリス(CV:水瀬いのり)の主題歌担当バンド・Hakubiインタビュー。楽曲に込めた想い&ゲーム好きなエピソードも
「メメントモリ」公式Twitter
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本作は,キャラクターごとに世界観を表現した“ラメント”(オリジナル楽曲)が用意されており,多数の本格派アーティストが参加していることでも話題だ。
今回4Gamerは,キャラクターの一人「アイリス」の楽曲を手掛ける京都発の3ピースバンド「Hakubi」のメンバーにインタビューを行う機会を得た。作品の世界観やキャラクターへの印象,楽曲に込めた想い,制作秘話から最近遊んでいるゲームの話まで,たっぷりとお届けしよう。
なお,記事後半にはアイリス役・水瀬いのりさんへのメールインタビューを掲載しているので,あわせてチェックしてもらいたい。こちらは4月22日より公式Twitterで順次公開されるコメントと同様の内容を,先行して全文公開している。
「メメントモリ」とHakubiの共通点とは?
じつは水瀬いのりさんファンの片桐さん
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。まずは皆さんのバンドにおけるご担当と,Hakubiがどんなバンドであるかを紹介していただけますか。
片桐さん:
Hakubiのボーカルとギター,作詞作曲を担当している片桐です。Hakubiは2017年に京都で結成され,今年で5年目になるバンドです。私とベースのアルくん(ヤスカワアルさん),ドラムのマツイくん(マツイユウキさん ※体調不良のため欠席)の3人で活動しています。
バンドのコンセプトは「夜中、あなたに寄り添う音楽」です。これはKYOTO MUSEというライブハウスで自分たちを育ててくださった方が,Hakubiは「夜中に寄り添ってくれるような音楽」だと言ってくださったのがすごくしっくり来たので,その言葉を使わせていただいています。
ヤスカワアルさん(以下,ヤスカワさん):
ベース担当のヤスカワです。Hakubiはライブハウスを主戦場として活動していて,音源だけを聴いたときとライブとのギャップがあると言われています。自分で言うのは恥ずかしいですが,泥臭くやってきたという感じのバンドです。
4Gamer:
ありがとうございます。今回,ゲームの主題歌やキャラクターソングではなく,世界観をキャラクターごとに表現した楽曲(ラメント)というオファーを受けたとき,どんなことを感じられましたか。
片桐さん:
そういったオファーは初めてでしたし,そんなものもあるのかと驚きました。設定や世界観をお聞きして,物語と私たちの音楽がすごく合うと言っていいただいたのもうれしかったですし,自分でもそう感じました。
ヤスカワさん:
ゲームの制作者や関係者の方々がHakubiの音楽を聴いてくださって,なおかつ「良いな」と思って僕たちを選んでいただいたのは,素直にうれしいし感謝の気持ちでいっぱいになりましたね。頑張ろうと思いました。
4Gamer:
すてきな出会いだったんですね。「メメントモリ」の世界観とHakubiの音楽が“合う”と感じられたのはどんなところですか。
片桐さん:
Hakubiの音楽は,私自身の心の闇や人から与えられる光,自分の中に見出す光を表現する楽曲が多いんですね。「メメントモリ」でも大きな主題にされているのが「光と闇」とうかがって,そこはとくにリンクしているなと思いました。
4Gamer:
なるほど。楽曲を担当された「アイリス」についての印象はいかがでしょうか。
片桐さん:
アイリスは信じていた人に裏切られて,すごく傷ついてしまったキャラクターなんですよね。人を信じられなくなって孤独になっていたけれど,人の優しさやぬくもりに気づいて少しずつ希望の光を見出していく……というところは,すごく自分に合っているなと思いました。歌を作りながらも,自分自身を重ね合わせながらいろいろと考えることができました。
4Gamer:
そうなんですね。作品やキャラクターのビジュアル面の印象はいかがですか? とても繊細なイラストですよね。
片桐さん:
もう,ひと目見てめちゃめちゃきれいだなと思いました。アニメっぽいパキッとした色味ではなく,水彩っぽいタッチが“儚さ”を感じさせます。とても好みでしたし,絵だけでもそうしたイメージが伝わったのが,すごくすてきだなと感じました。
ヤスカワさん:
片桐が言ったように,ゲーム全体のコンセプトやアイリスというキャラクターはとてもHakubiにマッチしているなというのは強く感じましたね。ビジュアルも美しいし,アイリスもとても可愛らしいなと思いました。
4Gamer:
本当に美しいですよね。そして片桐さんは,アイリスのCVを務める水瀬いのりさんの大ファンであるとうかがいましたが……。
片桐さん:
そうなんです! 最初,キャラクターそれぞれに声がつくと聞いて,どなたがやってくださるんだろう!? ってすごくワクワクしていたんですよ。でも,Hakubiはまだそんなに知られてないだろうし……と思っていたんです。そうしたら水瀬いのりさんだと聞いて,「うわー!!」って(笑)。想像の500倍くらいの驚きと喜びで,今もこんな感じで前のめりの話し方になってしまうくらい震えました。
水瀬さんはたくさんの主役級キャラクターを演じていらっしゃいますし,今期もたくさんの作品に出られていて,女性声優のなかでも本当にすごい人だなという印象があって……もううれしすぎました。ごめんなさい,私ちょっと熱気がすごいことになって(笑)。
4Gamer:
いえいえ! 喜びが伝わってきます。ヤスカワさんはいかがでしたか。
ヤスカワさん:
第一線で活躍されている方なので,もちろんお名前はよく存じ上げていましたが,片桐がこれだけ喜んでいるのを見て,あらためてすごいことなんだなと思いました。水瀬さんだとうかがったとき,ものすごくテンションが上がっていたので……(笑)。そんなすごい方が演じるキャラクターの楽曲に抜擢されたので,期待していただいているんだなと気持ちが引き締まりました。
傷ついた心に差し込む光を,
歌詞と音で表現したアイリスの楽曲「Twilight」
4Gamer:
では,楽曲について詳しくお聞きしたいと思います。今回MVが公開となる「Twilight」の制作は,どのように行いましたか。
片桐さん:
いつもは私が弾き語りで作ったデモをメンバーに送って,そこからバンドアレンジを考えていきます。「Twilight」ではちょっと電子音というか,新しい音にチャレンジして,曲の中でドロップをつけてみようと話していました。なので曲を作ってから,アレンジャーとして参加してくださったEvergreen Leland Studioの皆さんとメンバーとで,ディスカッションしながらアレンジを進めていった感じですね。
ヤスカワさん:
楽曲のオファーをいただいて打ち合わせをしたとき,ゲームの制作の方からはHakubiの「在る日々」や「アカツキ」のような方向性がいいとお話をいただいたんです。僕としても「在る日々」の後継的な楽曲を作りたいと思っていた時期でもあったので,電子音やシーケンスの音を主題にしたり,ドロップを入れたりするのは早い段階で決まりました。結果,当初のイメージどおりの楽曲を作ることができたので,満足しています。
4Gamer:
私も一足先にフルで聴かせていただきましたが,キャラクター設定から受ける印象とぴったりだと思いました。いつも片桐さんの曲作りでは,メロディと詞ではどちらを先に作られるんですか?
片桐さん:
私は一気にやっていくタイプです。出来ているメロディに歌詞をつけていくのはあまり得意ではなくて……。言葉とメロディが一緒に出てくることで,言葉に一番合う響きを歌いながら作っていく感じですね。
4Gamer:
なるほど。普段はご自身の心情などを歌にされているのだと思いますが,今回アイリスというキャラクターの歌を作るにあたり,ご自身がアイリスの気持ちになって書かれたのでしょうか。それとももっと客観的に,アイリスというキャラクターの物語を綴るようなイメージでしたか。
片桐さん:
最初はアイリスのことを歌おうと思っていたんですけど,設定を見ていると自分に似通っていたところが多かったので,自分自身に置き換えて歌詞を書いていたところが多いですね。
アイリスは人を信じられなくなって孤独になりましたが,それでも人を信じたい,信じてもいいんじゃないかっていう気持ちがあるんじゃないかなと。アイリスのストーリーとしては,主人公や周りに人のあたたかさを教えてもらって,これでいいんだって進んでいくのかなと思いました。そういうところが,自分と同じように感じられたので。
4Gamer:
それだけ共感できる部分が多かったということですね。では,苦労したところはありますか。
片桐さん:
私は曲を作るのがけっこう遅いタイプで,この楽曲に関しても,大元ができるまではすごく悩みました。歌詞についてもすごく考えて,レコーディングの日もまだ悩んでいた部分がありましたね。デモの段階から変えたりもしたんです。ここまで書いてしまうとちょっと暗すぎるかなとか。
特に悩んだのは最後の部分で,どこまで“光”を出していけるか,アイリスに光が差していくのか,希望を持たせられるかというのを考えていました。歌の序盤では孤独を描いてるんですけど,そういう部分はパッと出てくるんですよね。闇や暗いところはたくさん言葉が浮かんでくるというか,孤独や悲しみといった強い感情の歌詞はすぐ書けるんです。そこからどう歌のなかで物語を展開していこうかと悩みました。
4Gamer:
たしかに歌詞を読んでいると,後半にいくにしたがって心情の変化が見えますよね。
片桐さん:
実際の歌詞でも,1回目のサビでは「光すらも影の差し出す/甘い罠のように見えて掴めないんだ」と書きましたが,アイリスは人のことを信じられないから,光が怖いと思って孤独になっているんです。でも歌の終わりのほうでは,それでも光に向かって手を伸ばしてみよう,と変化していく心を描きました。そのあたりは自分でも強くこだわった部分ですね。
ヤスカワさん:
ミックスやマスタリングの段階でもけっこうディスカッションしましたね。Hakubiのチーム内でも,音の方向性やボーカルの聴こえ方っていうのは,これまでにないくらいに話し合った楽曲です。そういう意味では僕も思い入れが強いので,ぜひ早くフルで聴いてほしい気持ちが強いです。
4Gamer:
お話をうかがって,あらためて歌詞や音を噛み締めながら聴いてみたいと思いました。楽曲は聴く人それぞれの解釈や感想があると思いますが,作り手側として気に入っている点や,注目してほしい点はありますか。
片桐さん:
やっぱり先ほどお話しした,ラストに向かって疾走感が出ていくところです。物語が進んでいくというか,心情が変わっていくイメージを感じていただけたらなと。あとはボーカルがちょっと今までにないような早口でリズムに乗っている歌いまわしがあったり,ドロップを挟んだ構成だったり,ラストに向かって疾走感の出る曲調であったり……と,Hakubiとしてはすごくいろいろな挑戦をしています。普段のHakubiを知っている方には,そういうところを新しいと思って聴いてくださるとうれしいです。
ヤスカワさん:
僕が一番気に入っているのは,何度かお話に出ているドロップという箇所です。電子音が入ってEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)っぽくなるところです。ライブをするときのことも意識していたので,いずれ音源とライブの違いも,ぜひ体感してほしいなと思っています。
4Gamer:
片桐さんが作られた曲を,メンバーとのディスカッションによって大きく変更することもあるのでしょうか。
ヤスカワさん:
歌詞はないですけど,やっぱりサウンド面ですね。デモの段階では弾き語りでローテンポだったりするので,そういうテンポ感を話し合ったうえで変えてみたりすることが多いです。
4Gamer:
そうなんですね。「Twilight」のレコーディング中,何か覚えているエピソードはありますか。
ヤスカワさん:
誰かがつまずいている系はなかったかな……?
片桐さん:
うん,あまりなかったかも。
ヤスカワさん:
いや,マツイが大変だったかもしれない(笑)。
片桐さん:
そうだった(笑)。この曲はちょっと難度の高いドラムをやってみようっていう話があったんですよ。前半は音を抜いているところも多くて,ドラムのニュアンスを出すのが難しそうにしていましたね。
ヤスカワさん:
電子音全体が前に出てきたりするんですけど,バックの演奏,楽器のプレイ自体はギターもベースもドラムも全部難しかったなと思います。拍の取り方やリズム感で,レコーディング自体は少し苦戦しましたね。比較的タイトなスケジュールで制作していたのもあって。
4Gamer:
なるほど。ボーカル面はいかがでしたか?
片桐さん:
この曲はボーカルの音域が広いんですよ。最初はぽつりぽつりと低めなんですが,ラストに向かって力強くなっていくところは,Hakubiの楽曲のなかでも一番上のほうなんじゃないかなっていうくらいで。作ったのは自分なんですけど,高いな……って思いながら歌いました(笑)。
Hakubiのゲームエピソード。
ほのぼの系と見せかけて……
4Gamer:
せっかくなので,ぜひゲーム関連についてのお話もお聞きしたいです。皆さん,お好きなゲームはありますか?
片桐さん:
ほかのメンバー2人のほうがゲームはよくするんですけど,私はほのぼの系をよくやりますね。「どうぶつの森」とか,最近だったら「Pokémon LEGENDS アルセウス」とか。ポケモンは小さいころからずっと遊んでいて,初めて買ったのもポケモンでした。
4Gamer:
そうなんですね。何か思い出はありますか。
片桐さん:
子どものころはゲームをやっちゃだめと言われていたんです。でも周りのみんながポケモンをやり始めたとき,親に「これじゃおいていかれる!」って泣きついて,ニンテンドーDSを買ってもらいました。でもやりたかったのはエメラルド(「ポケットモンスター エメラルド」)で,アドバンスのカセットをわざわざ差すという……(笑)。兄と結託して,ゲーム機を買ってもらった思い出があります。最近はもっぱら「アルセウス」か,あとは「モンハン」もやっていましたね。
4Gamer:
「モンハン」はほのぼのしていないのでは……?
片桐さん:
あっ,でもアイルーと戯れるみたいな,そういう方向で(笑)。
4Gamer:
なるほど(笑)。ヤスカワさんはいかがですか。
ヤスカワさん:
今,片桐は嘘をついてるんですよ。だって以前は僕らと「PUBG MOBILE」(iOS / Android)をやっていましたから(笑)。「PUBG」は4人編成でパーティを組めるので,僕らメンバーとマネージャーさんとでずっと遊んでましたね。
片桐さん:
サービスエリアとかでね(笑)。
4Gamer:
ほのぼのどころか,ガチじゃないですか!
ヤスカワさん:
片桐は携帯をよく壊すんですけど,バキバキの画面のスペックの低いスマホで,僕らについてこようと頑張ってました。なので全然ほのぼのしていないです。「どうぶつの森」とか言ってましたけど……。
片桐さん:
たしかにやってました(笑)。ゲームでメンバーに置いていかれるのが嫌すぎて,スマホにつけるアタッチメントを3個くらい買ったりしてました。勝つために。
4Gamer:
そうだったんですね……。
ヤスカワさん:
「Call of Duty: Mobile」(iOS / Android)もやってましたね……。
片桐さん:
あの時期はそうでしたね。ほのぼの系とか嘘ついてました,すみません(笑)。
4Gamer:
ヤスカワさんは最近,どんなゲームを遊んでいますか。
ヤスカワさん:
最近は「Apex Legends」(PC / PlayStation 4 / Xbox One / Nintendo Switch / PlayStation 5 / Xbox Series X)が多いですね。でも,「パワプロ」とかも好きだしいろいろと遊んでます。でもそんなにうまいわけじゃないんです。「Apex」は遊びやすいので,バンド仲間とはよくやりますね。あとはゲーム実況を見ることも多いです。
4Gamer:
ご自身は実況されないんですか。
ヤスカワさん:
やってはみたいんですけどね,環境を整えたら……今年中にはデビューできるように頑張ってみます(笑)。
4Gamer:
ぜひ! 本日はご欠席ですが,マツイさんもゲームは得意なんですか?
片桐さん:
「Apex」はけっこう上位にいってるんだよね?
ヤスカワさん:
上のほうにいますね……。プレイするときによく怒られてます(笑)。
片桐さん:
学生時代は,ゲームセンターで「ウイニングイレブン」をやっていたらしくて,京都の店舗代表か何かになっていたみたいです。
4Gamer:
えっ,すごいですね! 皆さんゲームがとてもお好きとのことなので,4Gamerの読者的にも親近感がわいたのではないかなと思います。
片桐さん:
そうだとうれしいです。今日は一番しゃべれる人がいなくて申し訳なかったんですが……。
4Gamer:
いえいえ,ぜひまたお話を聞かせてください! それではインタビューの最後に,読者やファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
片桐さん:
はい。今回,初めてキャラクターの主題歌の書き下ろしをさせていただいたんですが,物語に寄り添うというか,アイリスに深みを与える楽曲ができたかなと思っています。Hakubiにとって新しい挑戦の曲でもありますし,ゲームとともに楽曲もぜひ楽しんでいただけたらと。ゲーム画面でアイリスがどう動いて,どうこの曲がかかるのかというのも楽しみです。ぜひ皆さんも,楽しみにお待ちいただけたらうれしいです。
ヤスカワさん:
こういったタイアップのお話をいただいて,「Twilight」という楽曲を制作できたことに心から感謝しています。ぜひたくさん聞いていただいて,ゲームも楽しんでいただけたらと思います。そして今回初めて僕らを知った方には,ぜひHakubiのほかの楽曲も楽しんで,ライブ会場にも足を運んでいただけたらうれしいです。
4Gamer:
本日はありがとうございました!
――2022年4月18日
■水瀬いのりさんメールインタビュー全文公開
アイリス 水瀬いのりさん
※メーカーからの資料の一部をそのまま掲載しています
※公式Twitterで4月22日より順次公開されるコメントと同様の内容です
――この度はオファーを受けて頂きありがとうございます。『メメントモリ』は、”儚さ”をコンセプトに「魔女狩り」の世界観をテーマとしています。最初に『メメントモリ』を知った時、どのような印象を受けましたか。
水瀬いのりさん(以下,水瀬さん):
忌み嫌われる存在、魔女。そんな魔女達にもきっかけや経緯があったという物語性にすごく惹かれました。それぞれの過去を儚くも丁寧に描いたシナリオはとても読み応えがありました。
――今回演じられた「アイリス」のイラストを初めて見た時の感想を教えて下さい。
水瀬さん:
柔らかさの中にある強さ、をイラストから感じました。この子は守られるだけの女の子ではなく自ら率先して戦場へと突き進んでいく勇ましさがあるのではないかなと思いました。
――アイリスは、主人公である「領主」を全面的に支える従者ですが、水瀬さんから見たアイリスはどんな女の子ですか。
水瀬さん:
真面目で正義感に溢れた女の子です。献身的で秘書のような口調なので演じていてもピシッと背筋が伸びるような感覚でした!また、時折見せる乙女な心情が個人的にはとてもキュンとしました!
――正直なところ、アイリスは「領主」に恋心を頂いていると思いますか?
水瀬さん:
はい、思います!笑 でもまだそれが恋であることには気付いていないかもしれませんね!恋心をも超えた、大切な人。そんな存在になっているような気がします。
――生真面目がゆえに気苦労が絶えないアイリスですが、演じていく中で水瀬さんが共感できる部分はありましたか。
水瀬さん:
人をなかなか信用できないところは凄く共感してしまいました。人見知りが故に自分の心の扉を中々オープンできない性格なので学生時代はとても苦労していました。笑
――『メメントモリ』の世界では、少し特別な力が使えるだけのごく普通の少女たちが「魔女」と呼ばれ、過酷で儚い運命を辿ることとなります。アイリスの回想ストーリーでは、彼女の辛い過去が自身の口から語られます。なかなかシリアスなストーリーでしたが、どんなところを意識して演じましたか。
水瀬さん:
喪失感や虚無感。どこにぶつけたらいいのか分からないジメジメとした気持ちを軸に演じました。全てを失い絶望した感情を声で表現するのはとても難しかったですが全力で演じさせていただきました。
――『メメントモリ』では、全キャラクターにオリジナルソングが存在します。楽曲に乗せてキャラクターの心情を表す「音楽×朗読」の収録にもご協力頂きましたが、実際に演じてみていかがでしたか。
水瀬さん:
音楽に乗せてセリフを収録するのはとても新鮮でした。楽曲からいただく感情や情景は台詞を読むだけの収録では引き出すことのできないお芝居を引き出してくれたように思います。
――最後に、水瀬さんの出演される『メメントモリ』を楽しみにしているファンの皆様へメッセージをお願いいたします。
水瀬さん:
一人一人の心や過去を読み解き今へと繋がる物語。たくさんの問いかけやメッセージが必ずプレイヤーである領主様、あなたに届くと思います。魔女を忌み嫌われる存在では終わらせない、そんな強い想いを受け取って大切に大切に演じさせていただきました。ぜひお楽しみください。
■Hakubi
2022年第1弾 配信シングル「Twilight」
2022年4月22日(金) デジタルリリース!
「Twilight」配信リンク
■新作RPG「メメントモリ」
公式TwitterにてHakubiさん,水瀬いのりさんのサイン入り色紙が当たるキャンペーンを開催中!
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