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Bethesda Softworksが「QuakeCon 2021」を本日から8月22日まで開催。「Quake」のメジャーアップデートも実施
新型コロナウイルス感染症の余波を受け,2年連続でデジタルイベントとなった「QuakeCon」だが,これまで続いているBYOC(Bring Your Own Computers/自分のパソコン持参)型の形式を貫いており,会期中にプレイヤーたちがLAN接続で対戦ゲームに興じたり,開発者たちと触れ合うことを目的に集うという,8月恒例のファンイベントである。1996年の「Quake」のリリースに合わせてファンがホテルの会議室を借りてゲームをプレイしたのが始まりであり,つまり今年はイベントにとっても,「Quake」という歴史的作品にとっても,25周年というマイルストーンを迎えたことになる。
これに合わせて,Bethesda Softworksとid Softwareは,現在販売中の「Quake」の無料のメジャーアップデートを行い,PCやほかのプラットフォームとのクロスプレイに加えて,Bethesda.netのアカウントと同期させることによって,デスマッチのマッチメイキングやローカルデスマッチとCo-op,スプリットスクリーン,そしてAI機能などを実装。ほかにも,照明効果やキャラクターモデル,シャドウシステムなどにも調整が行われている。
さらに,これまでは別売りになっていた2つの拡張パック「Scourge of Armagon」と「Dissolution of Eternity」が統合されているほか,すべてのバージョンでナイン・インチ・ネイルズのトレント・ラズナー(Trent Reznor)氏が作り出したサウンドトラックが聴けるようになるという,25年越しのアップデートも加えられた。また,Bethesda Softworksの傘下であり,「Wolfenstein」シリーズを担当しているMachine Gamesが手掛けた,新しいエピソード「Dimension of the Machine」まですべて無料となっている。
今回のオープニングセッションでは,オリジナル版「Quake」の開発に従事した唯一の既存メンバーであるケヴィン・クラウド(Kevin Cloud)氏らが登場し,1999年になってid Softwareが初めて公式にサポートしたことで,現在のような大きなゲームイベントに成長していったことなど,当時の思い出などを紹介している。なお,「Quake」については,GDC 2021のクラシック・ポストモーテムで,オリジナルクリエイターの1人であるジョン・ロメロ(John Romero)氏が秘話を語っているので,ぜひ目を通しておいてほしい(関連記事 )。
また,Steamでは「QuakeCon 2021」に合わせて,「Fallout」や「The Elders Scrolls」など,Bethesda Softworksのほぼすべての作品を対象に,最大85%オフとなるセール(リンク)が開催されている。ほかにも,「The Elder Scrolls Online」の無料プレイも開催中(関連記事)なので,気になる人はチェックしておこう。
「QuakeCon」公式サイト
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