プレイレポート
[プレイレポ]「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」有料追加DLC「『ゼロの秘宝』後編・碧の仮面」先行プレイ。ポケモンとシンクロし,ポケモン視点で遊べる!?
9月13日に配信された「『ゼロの秘宝』前編・碧の仮面」(以下,「前編・碧の仮面」)からおよそ3か月。その続きの物語を描く「後編・藍の円盤」のリリース日を待ち望んでいる人は多いはず。もちろん筆者もその一人。3か月もおあずけをくらって,もう待ちきれないっ!
と悶えていたところに,「後編・藍の円盤」を先行してプレイできるメディア向け試遊会のお誘いが。いったいどのような体験が待っているのか,参加して確かめてきた。さあ,ブルーベリー学園にレッツゴー!
……なお,気になるストーリーはまだおあずけでした。こちらはプレイヤーの皆さんご自身で触れてみてください。
想像以上に大きいテラリウムドームで新たな冒険が始まる!
まずは,ポケモン S・Vのこれまでについて簡単に紹介しておこう。本作は壮大な自然と色彩豊かな街並みが特徴の「パルデア地方」を舞台に,オープンワールドによる自由度の高い冒険が楽しめる。9月13日に配信された「前編・碧の仮面」では,キタカミの里という田舎町を新たな冒険の舞台に,林間学校がテーマの物語が展開した。
その続きの物語となる「後編・藍の円盤」は,主人公がオレンジアカデミー / グレープアカデミーの姉妹校であるブルーベリー学園への交換留学を決意するところから始まる。
ブルーベリー学園は,近年新設されたこともあって近未来的な雰囲気のある学校だ。
大部分が海の中にあるのだが,その中でも特徴的なのが,海中庭園のテラリウムドームという施設。内部には,サバンナエリア,キャニオンエリア,ポーラエリア,コーストエリアという,それぞれ土地や気候が異なる4つのエリアが存在する。つまり,エリアによって異なるさまざまなポケモンと出会えるわけだ。
今回の先行プレイでは,サバンナエリアとキャニオンエリアでの冒険と,四天王ネリネとのバトル,一部の追加要素を体験できた。
最初の目的地はサバンナエリアだ。ここはその名のとおり熱帯の草原地域を模した場所で,ところどころに湿地もある。4つのエリアの中でもっとも平坦な地形で,それらの自然環境に適応したポケモンたちが確認できた。
続いてキャニオンエリアへ。ここも名前のとおり,山や谷が集まったゴツゴツとして凹凸のある地形が特徴だ。その間には大きな川が流れており,いわ,じめん,かくとうタイプのほか,水辺に生息するポケモンたちに出会える。
プレイしていて印象的だったのは,テラリウムドームのどのエリアにも共通して,白を基調とした輝くキューブのような物質が集まった建造物が点在していることだ。また,空に目を向けると大きな柱と,中央に浮かぶフラスコのようなオブジェも確認できた。これらについて詳しいことは分からなかったが,近未来感と自然の融合が演出されており,「ここはパルデア地方やキタカミの里とは違う場所なんだ」とあらためて感じた。
そして,今回のプレイで印象がもっとも鮮烈だったのが,新たなライド技であるひこうだ。伝説のポケモンであるコライドン/ミライドンの新しいライド技なのだが,これまであったかっくうとは違い,高度を上げることが可能で,思いのままにどこへでも飛んでいける。これまでもオープンワールドらしさは感じられたのだが,ひこうを使うと,オープンワールドらしさが何倍にも跳ね上がる。なによりめちゃくちゃ楽しい。
そんな新ライド技のひこうは,四天王チャレンジにも生かされていた。四天王チャレンジとは,ブルーベリー学園のブルベリーグ四天王が出してくるミニゲーム。これをクリアするとお題を出した四天王に挑戦できるという,ジムバトル前のアレと同じようなものだ。今回対戦できた四天王の1人・ネリネのチャレンジが,定められたコースを時間内にクリアするという,ひこうを用いたタイムアタックだった。
そんなタイムアタックをクリアし,いざ勝負! ……と挑んだが,ネリネの所持ポケモンをお見せできないので,バトルの感想は断片的にしかお伝えできないが,かなり強敵だったことだけ言っておこう。こちらはレベル90のポケモンが6匹いたのだが,それでも負けそうになるくらい苦戦した。ステルスロックとか,ガチめのもちものとか使ってくるしっ。
もう一つ伝えられることと言えば,ブルーベリー学園はダブルバトルが主流ということだろうか。ネリネ戦もそうだったが,トレーナーとの戦いも基本ダブルバトルのようなので,味方ポケモンのシナジーを考えて挑むのがいいだろう。
続いて,「後編・藍の円盤」における追加要素について,体験してきたものを紹介しよう。まずはリーグ部。これは部活動の一環として,パルデア地方で出会ったトレーナーを招待してバトルしたり,部室の模様替えができたりといった学園生活を楽しめる。
部室の模様替えは,数種類のテーマから選択する形式だ。ファンシーがテーマのかわいい部屋,ゴージャスがテーマの和風できらびやかな部屋などがあった。模様替えは支援ボードでの選択となり,支援ボード次第でさまざまな効果があるようだ。
リーグ部の活動などで消費するBP(ブルーベリーポイント)は,ブルレクというミッションを達成することで獲得できる。ブルレクは学園から課される課題をこなしていく課外活動で,マルチプレイ専用のサークルミッションもあるようだ。冒険中にどこでも確認でき,達成するごとに別のミッションが追加されるので,たくさんこなしてBPを稼ごう。
次にシンクロマシンを紹介しよう。こちらはポケモンとシンクロし,ポケモンの視点で行動できる新しいどうぐだ。内容としてはレッツゴーに近く,おまかせバトルで野生のポケモンを倒したり,どうぐを拾ったりといった行動ができる。マルチプレイ中でもシンクロできるようなので,みんなでお気に入りのポケモンになりきって行動するのが楽しそうだ。
最後に,これまでのシリーズ作品に登場した一部の伝説のポケモンと出会える“おやつ”をくれる,おやつおやじを紹介しよう。おやつおやじは,伝説のポケモンと出会える場所のヒントと,そのポケモンが好むおやつをくれる。ヒントをもとにその場所に行けば,伝説のポケモンとのバトルが始まり,仲間にすることもできる。おやつおやじという名前からは想像もつかなかったが,とても嬉しい追加要素だ。
なお,おやつおやじの要素は「後編・藍の円盤」のエンディング後に開放されるそうだ。伝説のポケモンは,ブルレクをクリアしていくことで会えるようになるとのこと。
今回体験してきた内容は以上だ。ほかにも,ゲームを進めることでテラリウムドームに歴代のパートナーポケモンのすべてが登場するという,ポケモンファンにはかなり嬉しい要素もある。新しい伝説のポケモン・テラパゴスや「前編・碧の仮面」からつながるストーリーなど,気になる部分もまだたくさんあるが,それは配信後に実際にプレイして確かめたい。なお,「後編・藍の円盤」のストーリーを最後まで進めるには,本編をエンディングまで進め,さらに「前編・碧の仮面」のメインストーリーを終えている必要があるとのこと。前編をまだクリアしていないという人は,先にそちらを進めておくといいだろう。
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