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[TGS2022]「レッスルクエスト」試遊レポート。レスラーに憧れていたあの頃を思い出させる,ノスタルジックなRPGがそこにあった
本作は,Mega Cat Studiosが開発し,Skybound Gamesからのリリースが予定されている,プロレスをテーマにしたRPGだ。といっても舞台はファンタジーで,そこではアクションフィギュアやおもちゃなどが生活しているという。ただ,その世界では誰もがプロレスを愛しており,日々技を磨き,偉大な選手に敬意を払っているというのだから,なんとも気宇壮大なお話だ。
なお,レッスルクエストは,海外で既に発表されているが,日本で公開されるのは今回のTGSが初となる。そして,このタイミングに合わせて,日本版の発売決定も明らかにされている(※外部リンク)。
ミラーレンズ越しにザック氏の熱視線を感じつつプレイを始めると,ゲームはある選手の入場シーンからスタートする。“マッチョ・マン”の二つ名を持つ往年の名レスラー,ランディ・サベージだ。オーイェーー!
2022年6月に掲載した記事でもお伝えしたとおり,本作には先述したランディ・サベージのほかにも,アンドレ・ザ・ジャイアントやジェイク“ザ・スネーク”ロバーツら,実在のレスラーが複数名登場する。ザック氏は「日本でもよく知られているレスラーたちとも出演交渉中」であることを明かし,熱心なプロレスファンでなくとも知っているような名前をいくつも挙げてくれた。契約がうまくまとまることを願うばかりだ。
プロレスファンタジーRPG「WrestleQuest」の体験版がリリース。さまざまな技を身につけて頂点を目指せ
Skybound Gamesは,ターン制RPG「WrestleQuest」の体験版をSteamで公開した。タイトルどおり,プロレスをテーマにしたファンタジーRPGとなる本作では,ルーキーのプロレスラーが,アンドレ・ザ・ジャイアントらの助言を受けながらスキルを身につけ,タッグチームを編成して頂点を目指していく。
さて,そんなランディ・サベージの試合をテレビで見て興奮し,プロレスごっこに興じる子供たちがいた。ランディと同じ名を持つ少年で,本作の主人公を務めるランディ・サントスとその友人たちだ。小さなランディは彼の仲間たちの中で,プロレスの中に“真実”があることを誰よりも強く信じていた。
そして7年後。小さなランディは念願だったレスラーになっており,後輩たちをトレーニングするまでに成長していた。彼はもはや小さなランディではない。──ここで本作のバトルのチュートリアルが始まる。
画面を見てのとおり,本作はスーパーファミコンなど16bit機時代のRPG風の作りで,コマンド選択式のバトルが展開する。バトルで技をかけるときなどにタイミングよくボタンを押すとダメージがアップ,ロープにふった相手が戻ってくるときに,タイミングよくボタンを押すと追撃できるといった具合だ。
もちろんプロレスなので観客を盛り上げることで,選手もより大きなパフォーマンスを発揮できるようになる。画面下のHYPE METER(盛り上がりメーター)が溜まると,ダメージが上がったり,選択できる技が増えたりするので,リスクはあるが相手を挑発して客席を沸かせるのも手だ。
なお,敵を倒すために相手のHPをすべて奪う必要はなく,ダウンした相手にピンフォールを決めればそれでジ・エンドだ。ここではスリーカウント分,3回の目押しが必要となる。
また,試合前後のマイクパフォーマンスでは,相手にとって痛烈で,かつウイットに富んだ言い回しを選ぶことが大切。RPGとは元々は役割を演じて遊ぶゲームという意味を持った言葉だったが,本作はまさにプロレスラーを演じて遊ぶゲームと言えるだろう。
そして,プロレスにとって欠かせない「フェイスペイントの塗料」が盗まれる事件が起こったり,道を塞ぐテーブルを破壊するシステム(場外乱闘やテーブル・マッチなど,プロレスではテーブルがよく壊される)が説明されたりしたところで,今回のプレイは終了となった。
最後に短い時間ではあったが,ザック氏に作品について聞く機会があったので,その内容をもって本稿の締めとさせていただこう。レッスルクエストで描かれるのは,いかにもアメリカ的なプロレスの世界だけではないようだ。
4Gamer:
プロレスが好きな人は洋の東西を問わず,どこか通じ合うものがあることが分かるゲーム体験でした。
ザック氏:
ありがとう! 世界のプロレスといえば,ゲームを進めていくと,メキシコのルチャ・リブレの世界を描いたパートなども出てきますよ。日本人のレスラー何名かとも出演交渉を進めているので,上手くまとまったらすぐお伝えしたいですね。
4Gamer:
交渉がうまくまとまることを祈っています。では最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
ザック氏:
ゲームシステムはわかりやすいRPGなので,普段ゲームを遊ばない,プロレスファンにも遊んでほしいと思って制作しています。ぜひご期待ください!
「レッスルクエスト」公式サイト(英語版)
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