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[プレイレポ]「THE FINALS」,京都をテーマにした新シーズン開幕。テンポよく遊べる新モードや,日本にインスパイアされた新コンテンツも
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印刷2024/06/21 19:00

プレイレポート

[プレイレポ]「THE FINALS」,京都をテーマにした新シーズン開幕。テンポよく遊べる新モードや,日本にインスパイアされた新コンテンツも

 ネクソンがサービス中のチームシューター「THE FINALS」PC / PS5 / Xbox Series X|S)の,大規模アップデートとなるシーズン3が,2024年6月13日よりスタートした。

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 シーズン3では,16世紀の京都を舞台とした新アリーナ(マップ)「KYOTO 1568」が実装されるほか,従来の「キャッシュアウト」モードに代わる形で,新モード「ターミナルアタック」が実装され,ランクトーナメント(ランクマッチ)が一新された。また,シーズン3の期間を通し,さまざまなルールでトーナメントを戦う新イベントモード「ワールドツアー」が登場している。


 マップだけでなく,弓矢や槍といった日本の戦闘術からインスパイアされた新たな武器,スキンや,派手な爆発力が魅力のライトビルド用新ガジェット「サーマル掘削弾」の追加,ゲーム全体の細やかなバランス調整も施された同アップデート。本稿では,筆者が実際にプレイして気になった箇所をピックアップし,紹介しよう。

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新アリーナ「KYOTO 1568」


 全体的に日本をモチーフとしたコンテンツが興味深いシーズン3だが,なかでもとくに目を引くのが新アリーナ「KYOTO 1568」だ。その名が示す通り,16世紀の京都をテーマに制作されたアリーナだが,中心に寺院,仏塔,庭園といった建造物が置かれ,その周囲に竹林が配置されるという,自然と人工物のコントラストがハッキリとした趣になっている。従来のアリーナでは,あまり見られなかった構造だ。

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 戦術面では,本作特有の破壊表現はもちろんだが,多くの建造物の縁の下が通行でき,一時的に息を潜めたり,射線を切りつつ移動できたりと,意外な便利スポットになっている。

縁の下で身を隠しつつ味方を蘇生
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 もちろん,細かい場所にツッコミを入れては元も子もないが,全体的に「海外から見たトンデモ日本」をイメージさせるビジュアルではなく(それはそれで面白いのだが),本作の根幹にある「エンターテインメントショー」と戦術のバランスを考慮しつつ,「古き良き日本」が感じられるアリーナに仕上がっている。

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新モード「ターミナルアタック」


 新たなモードとして「ターミナルアタック」が実装された。これは,1チームにつき5人の2チームが攻撃側と防衛側に分かれ,攻守を入れ替えながら対戦し,一定ラウンドを先取したチームが勝利となるものだ。

 攻撃側のラウンド獲得条件は,制限時間内に暗号解除キーを2つのターミナルのいずれかに挿入し,送金を完了するというもの。一方の防衛側は,ターミナルを最後まで守り,送金を防げばラウンド獲得となる。いわゆる“爆弾ルール”である。

攻撃側のスポーン地点にある鍵をターミナルまで運び,暗号解除を始めよう
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 歴戦のシュータープレイヤーなら馴染み深く,すぐにルールも呑み込めると思うが,本モードで特徴的なのは,ラウンド中に「蘇生・リスポーン」が一切できないという仕様だ。
HPの自動回復は最大100までに制限されており,ミディアムビルドのヒーリングビーム,蘇生装置といったガジェットは持ち込むことができず,1ラウンドにつき1ライフ,「命が重い」シビアな戦いを強いられる。もちろんラウンドごとに制限時間があるので,攻撃側サイドでモタモタしていればすぐに時間切れだ。

 2基のターミナルは広大なマップのなかに離れて配置されるので,攻撃側は本命ではないターミナルに少数で陽動攻撃を仕掛け,その隙に本命のターミナルを狙うといった作戦も取れる。逆に防衛側は最初から全力で迎撃してもいいし,設置後のリテイクを狙うのもありだろう。攻防の駆け引きが楽しいルールと言える。

地雷系ガジェットは雑に便利。攻撃防衛双方で,ダメ元で置いておくと意外と引っかかる
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 もともとの機動力に優れるライトビルドは純粋に扱いやすく(HPが低いので一瞬でキルされるリスクもある),ミドルビルドはジップラインやジャンプパッドでチーム全体の機動力の補佐しつつ,ガスマインによる遅延を狙い,ヘビービルドはHPの多さやシールドを生かした盾役兼おとりなど,さまざまな戦術が考えられる。

 筆者は,ミドルビルドでガスマイン,粘液グレネードを持ち込んで時間を稼ぎ(突破は味方のライトビルドやヘビービルドに任せる形になる),ジャンプパッドで垂直方面の機動力を確保する戦術がお気に入りだ。ついでにスキルでタレットを持っていくと,防衛時はもちろん,攻撃側でもコード挿入後のターミナル防衛に便利だ。

ターミナル周囲には各種ボンベが多く配置されている。敵に使われる前にどんどん使ってしまおう
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 本モードの実装に伴い,ランクトーナメント(ランクマッチ)は従来の「キャッシュアウト」に代わり,「ターミナルアタック」によって行われるようになった。なお,通常(ランク付けなし)のターミナルアタックは「最大7ラウンド4ラウンド先取」,ランクトーナメントは「最大13ラウンド7本先取」のルールとなっている。腕前に自信があれば,ぜひランクトーナメントに参戦してほしいが,1ラウンドごとにテンポ感よく遊べるので,まずは通常モードで気楽に遊んでみてほしい。

キルされると味方の観戦画面になるが,時に1vs.1の手に汗握るバトルが繰り広げられることも。黙って見ていることしかできないが,思わず応援したくなる
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新イベント「ワールドツアー」


 シーズン3を通して開催されるゲーム内イベント「ワールドツアー」では,一定期間ごとに異なるルールを採用したイベントマッチが開催される。本イベントで勝利を重ねると,勝利ポイントが溜まっていき,その結果によってブロンズ〜ゴールドまでの専用バッジと,報酬(MULTIBACKS:コスメティックアイテムなどの購入に利用可能)が獲得できるようだ。

原稿執筆時点ではトーナメント式の「キャッシュアウト」ルールだった
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新武器,ガジェット,スキルが登場


 戦国時代の日本の武器にインスパイアされた新武器が,全ビルドに登場した。ライトには「リカーブボウ」,ミドルには「双刀」,ヘヴィには「スピア」だ。

 なかでも筆者のお気に入りは,ライト用の「リカーブボウ」である。チャージショット形式で,中長距離では弾道の落下こそあるものの,そこそこ当てやすい弾速と,ヘッドショットが入れば対ライトビルドは一撃,対ミディアムビルドでも7〜8割程度をごっそり持っていくという強烈な威力(なお,胴体に当てても普通に強力)が魅力で,一気に愛用の武器になってしまった。とくに,HPの回復が限られるターミナルアタックでは「ラッキーショットもある削り武器」として有用で,多くのプレイヤーが使用していた。

悠々とスナイパーライフルの距離で撃ち合う“弓”。この場面ではボディヒットだが,相手のライトビルドのHPをゴッソリと削った。これこそ,究極のエンターテインメントショー「THE FINALS」だ
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ヒップファイアでも射撃の拡散がほぼないため,エイムさえ良ければ,至近距離戦でも意外と戦える。加えて静音性が高く,射撃位置や方角を悟られにくいのも強みだ
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 また,ライトビルド用の新ガジェットとして「サーマル掘削弾」,ヘビービルド用の専門スキルとして,敵やオブジェクトを一瞬で引き寄せる「ウィンチクロー」が追加された。「サーマル掘削弾」は,対人威力と爆破範囲が下げられたRPG-7といった具合で,かなり使い勝手が良かった。スコープが装着されており正確な射撃が可能で,射線さえ通していれば,離れた距離からでも多くの壁や障害物を爆破できる優れものだ。

着弾した場所に突き刺さり,ワンテンポおいて起爆。かなりの大穴が開く。使用用途はいろいろありそう
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高所からチクチクしてくるスナイパーの足場を崩すような使い方もできる。長射程が成せる技だ
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 なお,このほかにも,全体的なバランス調整,日本モチーフの新スキン,シーズン3バトルパス,チーム内テキストチャットの追加などが行われている。駆け足での紹介になってしまったが,装い新たな「THE FINALS」を,ぜひチェックしてみてほしい。

「その辺の量産型とは違う,エース級のプレイを目指す君に」。本作はユーモアと名翻訳で溢れるゲーム内テキストも魅力のひとつだ
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突然のアニメ調スキンに目を疑った。究極のエンターテインメントショーなので,もうやりたい放題である。しかも結構かわいい
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「どんな局面も上手に切り盛りする」ということで,“テンプラ・タクティシャン”。“ソバ・タクティシャン”とかもいるに違いない
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