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[TGS2022]「幻想水滸伝 I&II 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争」ステージイベントをレポート。ドット絵の魅力はそのままに,大きく進化を遂げたHDリマスター版
「幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争」公式サイト
今回のステージイベントでは,事前にタイトル名は明かされず,イベント開始時のティザー映像で内容が明らかになった。今回HDリマスター化される「幻想水滸伝」は1995年にPlayStation向けに発売されたRPGで,中国の古典小説「水滸伝」をモチーフに,「紋章」を宿す者の宿命を描いたオリジナルタイトルだ。108人の仲間を集め,その絆を描く物語が,国内だけでなく,世界で高く評価されている。
「幻想水滸伝」シリーズを復活させるために長い間考え,動いてきたというディレクターの崎山高博氏は,原点である「幻想水滸伝」を今の時代に合わせて復活させることは,出発点だと語り,コロナ禍の緊急事態宣言が出た頃に企画がスタートしたことも明かした。
HDリマスター版は,キャラクターのドット絵はそのままに,背景やフィールドマップ,会話時の顔イラストを一新している。とくに顔イラストについては,開発陣のたっての願いでオリジナルのキャラクターデザイナーである河野純子氏が全員分のイラストを描き直している。
河野氏は,自らのプロジェクトがクラウドファンディングを始める少し前にオファーされ,「(受けるなら)今このチャンスしかない」と快諾したそうだ。
また,音響部分のリマスターについての映像が披露された。「幻想水滸伝II」の夜の森のシーンを収めたもので,同じ場面でもHDリマスター版では,キャラクターの足音や川のせせらぎ,木の枝がこすれる音など,複数の効果音が使用されている。
システム的な部分については,1ボタンで呼び出せる街の全体マップや,10メッセージまでさかのぼれるセリフログ,好きなセリフにピンを打つなど,現在のプレイヤーが遊びやすいような機能を導入している。
バトルは,キャラクターが自動で戦う「おまかせモード」や,高速で戦う「倍速モード」などを採用し,ただ見た目を美しくしたHDリマスターではないことも強調された。
プラットフォームはPS4,Xbox One,Steam,Switchで,2023年の発売に向け,現在開発が進められている。大海靖夫氏は,梶 裕貴さんのような昔からのファンはもちろん,タイトルは知っているけど遊んだことがない人にも楽しんでもらえる作品にするとコメント。
そして,発売から27年が経過した「幻想水滸伝」の熱いファンと,ステージに集結した開発陣を前に,「ここで終わることはないのではないか,という気がすごくしている」と述べ,ファンに喜んでもらえる作品をこれからも届けていくことを約束してステージを締めくくった。
イベント終了後,TGS 2022のKONAMIブースには「幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争」のコーナーがオープンしている。関連資料の展示や,登場キャラクターの缶バッジがプレゼントされるゲームなどが楽しめるので,ファンはぜひ足を運んでみよう。
「東京ゲームショウ2022」公式サイト
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(C)2022 Konami Digital Entertainment
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