インタビュー
[インタビュー]「レゴ 2K ドライブ」は自由に組み立てた乗り物でいろいろな遊びを体験できる。現実と同じような感覚で作れる“ガレージ”機能に注目
レゴと言えば自分が思いつくままに,自由に組み立てられることがその楽しみ方の本質だろう。本作では「ガレージ」機能が用意されており,いくつかの制限はあるものの,自分の想像力を働かせ,自由に乗り物を組み立てられる。
今回はそんなガレージ機能について,本作の開発者であるJacob Longazo氏とDavid Msika氏に話を聞いた。
4Gamer:
よろしくお願いします。
「レゴ 2K ドライブ」のガレージ機能について説明をお願いします。
ガレージは乗り物をブロックを使って一から作ることができる機能です。しかし何もない状態から作り出すのは難しいと感じる人もいるでしょう。一から作るだけでなく,ゲーム内で獲得した乗り物を改造する,という使い方も可能です。
カスタマイズ要素は多岐にわたり,ブロックを追加でつけて改造することもできますし,色やホイールを変えるといったこともできます。
4Gamer:
自由に組み立てられるということですが,そこに何か制限はあるのでしょうか。
Longazo氏:
350種類のブロックから選んで作ることになります。その他に制限のようなものはないですね。デジタルで組み立てるので,シールを貼ったり,エンジン音を追加したり,現実ではできないようなこともできますよ。
また,一から乗り物を作るためのチュートリアルも用意しており,知識がない人でも組み立て方を学べるようにしています。
4Gamer:
トレイラーを見ると,作れる乗り物には車両やボートといった種類があったのですが,これはどういった形で種類が決まるんでしょうか。
乗り物の種類はストリート,オフロード,ボートの3つあります。乗り物を組み立てるときは,まずシャーシを選ぶことになるんですが,それで種類が決まります。
4Gamer:
なるほど。例えばボートと車の機能を兼ね備えた水陸両用車両みたいなものは作れないのでしょうか。
Longazo氏:
見た目として車のようなボートや,ボートのような車というのは作ることができますが,水陸両用で使える乗り物は作れないですね。乗り物は水に入るときに自動的にボートに,陸に上がるときに車に切り替わります。
4Gamer:
システム上はボートと車は明確に区別されているということですね。
自由に乗り物を組み立てられるとのことですが,どういった要素で性能が変わるのかを教えてください。
Longazo氏:
良い質問ですね。ガレージで乗り物を組み立てられる要素は「クリエイティビティ」を重視しているので,強力なパーツを使って性能が変化するというのは考えていません。
ただ,それでも性能が変化する要素があります。例えば,ブロックを少なくすれば車体は軽くなって,機敏に動くことができますし,逆に多く使えば頑丈な乗り物ができあがります。
とはいっても,先ほど言ったように「クリエイティビティ」を重視しているので,ゲームバランスに影響を与えすぎるような差が出るわけではないです。
4Gamer:
「頑丈な乗り物」という表現がありましたが,ダメージを受ける要素があるのでしょうか。
Longazo氏:
あります。ダメージというのは重要な要素のひとつです。何かにぶつかったり,攻撃を受けたりすると,レゴがバラバラになっていくことでダメージを表現しています。バラバラになっていくのもレゴっぽさですから。
4Gamer:
攻撃というのはどういったものなのでしょう。乗り物に武器を搭載できるということでしょうか?
Longazo氏:
攻撃はレース中などでパワーアップアイテムを拾う形で使うことができます。パワーアップアイテムは8種類用意されていますが,そのうちの1つが攻撃用のミサイルですね。
4Gamer:
トレイラーではロケットのようなもので空を飛んでいたのですが,これまでの話を聞く限り,空を飛ぶ乗り物はないですよね。あれはどういう仕組みで飛んでいるんでしょうか。
Lengazo氏:
ああ,アレはジェットパックというもので,パワーアップアイテムのひとつです。崖の上などに設置してあり,空を飛んだあと地上に降りるとなくなります。
4Gamer:
なるほど。空を飛べる乗り物を作ったりはできないんですね。
「レゴ 2K ドライブ」というより,レゴを題材にしたゲームは2Kにとっても,Visual Conceptsにとっても初めてのことだったと思います。開発に当たってどういう苦労がありましたか。
Msika氏:
レゴはシンプルですが,複雑なものを作れるツールです。その部分をガレージの機能として落とし込むのが難しかったですね。私自身もレゴファンで,レゴを使って複雑なものを作るのが好きなんです。そのレゴビルダーとしての目線から,可能な限りいいものが作りたいという思いで開発しました。
4Gamer:
レゴビルダーとして一番こだわった部分というのはどこでしょうか。
Lengazo氏:
とにかく直感的に,現実と同じようにレゴを組み上げられることです。ブロックをはめ込む気持ちよさ,思い通りに作れる楽しさ,クリエイティビティを阻害せず,作る感触を味わえるようにしました。
4Gamer:
そのガレージで直感的に作った乗り物でどういった遊び方ができるのでしょうか。
Lengazo氏:
いろいろと用意しています。まずは「ストーリーモード」です。こちらはシングルプレイで楽しめます。
そして「レース」と「カップレース」ですね。カップ戦は4つのレースを順にプレイするものです。
あとは「ミニゲーム」がありますね。これはいろいろ用意していますが,侵入してくるロボットから町を守る“救出”といったものがあります。
オンラインではオープンワールドで友達と遊べます。レースとカップレースもオンラインに対応しているので,レースの腕を競うこともできるでしょう。
4Gamer:
いろいろな遊び方がありますね。プレイヤーにはどのように楽しんでほしいですか。
Lengazo氏:
このゲームの良いところは自由で,好きなように乗り物を作れるということです。とにかくクリエイティビティを発揮して楽しんでほしいですね。
4Gamer:
ありがとうございました。
「レゴ 2K ドライブ」公式サイト
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