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[CJ2023]三国志の趙雲を主人公にしたアクションRPG「Three Kingdoms Zhao Yun」が出展。日本語版も制作予定
本作は,20年前に発売された「趙雲伝」(赵云传)のリメイク作品だ。リメイクとはいえ,ファンタジーすぎるオリジナル版とは違い,より硬派に三国志と趙雲の物語を描いていくという。新しいプロットはオリジナル版の物語の10%程度しか引き継いでおらず,ほぼ新作になっているようだ。
趙雲の物語といっても,三国志だけでは活躍が限られており,彼のハイライトは赤子の劉禅を救ったこと,その後はあんまり……ということになってしまう。そのため,三国志演義も取り入れつつ,忠義に厚いイメージに基づいたオリジナルの物語なども追加しているという。
作り手としては,趙雲はもともと語られている部分が少ない人物であるからこそ,描きがいがあるそうだ。関羽や張飛といった有名武将は,有名すぎてイメージが固定されており,物語を付け足すのが難しい。また,関羽は中国において神格化されているため,彼を主人公にするのは恐れ多いという事情もあるようだ。
バトルシステムは,見下ろし型のオーソドックスなRPGという感じで,敵の攻撃を回避しながら,複数のスキルをクールダウンごとに使って戦っていく。特徴となるのは馬の存在だ。趙雲といえば,白馬の「白龍」が愛馬という説があるが,本作でもこれを取り入れた騎乗戦闘ができる。騎乗中は,すべてのスキルが専用のものに切り替わるので,相手によって白馬を呼ぶか,1人で戦うかを選択することになる。
Steamで本作のデモを何度か配信したそうで,騎乗戦闘はとくに良い反響を得ているという。
中国語でのリリースは,2023年10月に予定している。そして12月までに日本語バージョンを制作し,将来的にはPC(Steam)だけでなく,Nintendo Switch向けにも出したいと李振氏は話していた。
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