アニメ系ファンタジーアクション「リミットゼロブレイカーズ」と，時間が重要な資源になる「TIME TAKERS」の最新映像が公開に［G-STAR 2025］

　韓国・釜山で開催されている，G-STAR 2025の初日となる2025年11月13日，メインスポンサーのNCSOFTは，新作タイトルを紹介するオープニングセッションを実施した。そこでは，同社開発のほかに，2本のパブリッシングタイトル「リミットゼロ ブレイカーズ」（PC / iOS / Android）と「TIME TAKERS」の最新映像が公開されたので，それぞれ紹介しよう。

リミットゼロブレイカーズ

　「リミットゼロブレイカーズ」は，VIC GAME STUDIOSが開発を担当する，PC/モバイル向けのアニメーションアクションRPGだ。2026年上半期にリリースが予定されており，東京ゲームショウにも3年連続で出展いるなど，日本でも積極的に展開している。
　今回現地で公開された映像も，日本語だったぐらいで，アニメ系グラフィックスが特徴の新作として，相当日本市場を意識しているのが分かる。


　オープニングセッションに登壇したパブリッシング事業統括のイム・ウォンキ氏によれば，本作の戦闘は「プレイするアニメーション」をコアコンセプトにしており，アニメを観ているかのような演出で，スピ―ド感あるアクションを楽しめるのがウリだ。
　基本はシングルプレイでストーリーを進行し，多彩なボスモンスターとのレイドバトルに挑む。レイドバトルはソロでも3人のマルチプレイでも可能だ。ソロプレイ時は，3体のキャラクターでチームを編成する。それぞれ固有の元素属性を組み合わせて，付与する元素の順序によって戦闘の流れを変化させられる要素もあるようだ。
　ボスモンスターを討伐して素材を集め，それを利用して装備を作ってキャラクターを成長させる，ハンティングアクション的な楽しさも用意されているという。

NCSOFT パブリッシング事業統括 イム・ウォンキ氏

　近年，サブカルチャーゲーム（アニメ系タイトルを指していると思われる）は都市ファンタジーが流行しているが，本作はあえて，昔ながらのクラシックファンタジーを現代的に再解釈した作りになっており，そこも大きなポイントだと，イム氏はアピールしていた。アニメ系＆ファンタジーが好物な人にとって，かなり刺さりそうな新作だ。

TIME TAKERS

　MISTIL GAMESが開発中の「TIME TAKERS」は，2026年にPC/コンソール機で展開予定の“タイムサバイバルシューター”だ。


　それぞれ異なるストーリーとスキルを持つ多彩なキャラクターで，ゲームごとに武器とアイテムを選択して入場するヒーロー系のシューター……というとある意味“普通”なのだが，本作を本作たらしめる要素は別にある。

　本作はタイトルどおり時間が重要で，「タイムエネルギー」と呼ばれる資源を活用する，独特なルールを採用しているのだ。プレイヤーは，3人1チームでタイムエネルギーを収集して，生存をかけた戦いに挑み，最後まで生き残ることを目指す。
　タイムエネルギーは，時間が経つにつれて減少し，フィールドでの戦いを通じた成長や敵の討伐によって，追加で獲得できる。

　また，タイムエネルギーは単純に生存のために必須というだけでなく，キャラクターのスキルやアイテムの強化といった，成長のための資源としても活用可能だ。つまり，限られた資源（時間）をどう配分するかの戦略的選択が勝敗を分ける，一味違うシューティングなのである。