「アイアンマン」の新作タイトルは「Unreal Engine 5」を使用。Motive Studioがプロジェクトの現在位置を報告

　カナダのモントリオールに本拠を置くElectronic Arts傘下のMotive Studioは，公式ブログを更新し，彼らが進めている「アイアンマン」（Iron Man）プロジェクトの現状を報告した。

Motive Rising | Update from Patrick Klaus, GM

　Motive Studioは，2023年1月にリリースされて，プレイヤーやメディアの高い評価を獲得した，リメイク版「Dead Space」（PC / PS5 / Xbox Series X|S）を制作したデベロッパだ。「Mass Effect」シリーズで知られるBioWareのモントリオールスタジオを統合したうえで「スター・ウォーズ」タイトルを制作するスタジオとして2015年に設立された。

　Motive Studioの「アイアンマン」プロジェクトは2022年9月に発表されており（外部リンク），マーベル・ゲームズと共同で，主人公トニー・スタークの複雑な性格やクリエイティブな才能を中心とした物語が描かれるとされていた。

　久々に更新されたブログは，Motive Studioのバイスプレジデントでジェネラルマネージャーを兼務するPatrick Klaus氏の名義で書かれたもの。とはいえ，残念ながら新作についての情報はほとんどなく，Klaus氏によれば，プロジェクトはまだプリプロダクションの初期段階にあり，アイアンマンおよびマーベル・コミックのファンによるコミュニティ評議会（Community Council）を設立し，彼らのフィードバックを受けているとのこと。また，ゲームエンジンとして「Unreal Engine 5」を選んだことも述べられている。
　Motive Studioは合わせて，「アイアンマン」プロジェクトに従事するプログラマーやテクニカルアーティスト，UIの開発者など多岐にわたる業種で募集をかけている。良く見積もって「いよいよ本格始動」という雰囲気で，我々がプレイできるのはだいぶ先の話になりそうだ。続報を楽しみにしたい。