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「RAID: Shadow Legends」冒険記 第17回:独裁から脱した「シャドウキン」の歴史を解説。デーモンスポーンが夢見たテレリア国家の支配
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印刷2024/12/26 15:14

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「RAID: Shadow Legends」冒険記 第17回:独裁から脱した「シャドウキン」の歴史を解説。デーモンスポーンが夢見たテレリア国家の支配

 ファンタジーRPG「RAID: Shadow Legends」PC / iOS / Android)を,ゼロから遊ぶ連載「『RAID: Shadow Legends』冒険記」第17回のテーマは,テレリア東部で独自の文化を作り上げたファクション「シャドウキン」だ。

●今回の成長報告
召喚石からレジェンダリー英雄「ガイウス」と,エピック英雄「イズベル」が出現した。いずれもデバフ効果「爆弾」を活用する英雄なので,この2人を中心にチームを組み立ててみたい。防御とスピードが不安なので,そこを補う手段を考えたいところ
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人間を支配するデーモンスポーン
そこから脱する忠義の人間たち


 テレリア東部には「ヤカイ」と呼ばれる地方があった。そこは“暁の地”とも呼ばれる僻地であり,戦いの中心地からは大きく離れていた。封建制度をベースとした国家が存在し,江戸時代の日本に近い文化を持っていたものと思われる。

 デーモンスポーンによる侵攻にも影響を受けたようだが,あくまで人間を中心とした国家であるため,時期としては「灰色の時代」以降に成立したものと考えてよさそうだ。

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 ヤカイの運命が大きく変わったのは,デーモンスポーンによる再度の侵攻が終結に向かう時期のこと。不利を悟ったデーモンスポーンは自刃(不死であるためアナスラードで復活する)したが,一部のデーモンスポーンはテレリアに残って密かに戦いを続けていた。

 潜伏するデーモンスポーンの王子「ヘルダイア」と,その配下の「ミカゲ」が目をつけたのが,セイクリッド・オーダーの目が届かないヤカイの国だ。2体は人間の姿を模倣してヤカイの各地域で暗躍し,姿を隠しながら権力を掌握していった。

 支配が決定的になったのが,ミカゲによる裏切りだ。ミカゲはヘルダイアの正体を暴露し,民衆からの信用を勝ち取るに至る。それを利用して自身の権力を盤石なものとしたミカゲは,最終的にほぼ完全な独裁体制の構築に成功する。

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 つまり,ヤカイは世にも珍しいデーモンスポーンが統治するテレリアの国家だったのだ。その目的は,シロスとデーモンスポーンの軍勢が再びテレリアを襲う際の橋頭堡となること。排除したはずの勢力が,国家レベルでテレリアに侵入しているとは想像もできないだろう。

 だが,その野望は国内の反乱によって潰えることになる。苛烈極まるミカゲの統治に反発した人々は,のちにニレサンユニオンとして肩を並べることになるドワーフやシルヴァンウォッチとも手を組み,激闘の末にミカゲの撃退に成功する。そうして,ついに独裁から抜け出すことができたのだ。

 そうした歴史から,ミスティック英雄「トシロウ」をはじめとして,英雄たちはミカゲ政権打倒のために立ち上がった反乱軍,あるいはミカゲ側に立って戦った者たちが多い。

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 反乱が成功したとはいえ,まだ国家全体が平和になったわけではない。デーモンスポーンの力を受け取った者たちはミカゲに忠誠を誓っているし,ミカゲ自身も落ち延びて力を蓄えている。さらに,ミカゲ派ではないものの新体制に疑問を持つ者もいる。

 「レディ キミ」の伝承では,反乱に参加した人々の中に,不遇な扱いを受けている者がいることが語られている。キミはかつて貴族として領地を持っていたが,それを奪い返すために反乱に参加したにもかかわらず,新体制下ではそれが得られないという。

 一方,かつてミカゲ派に属しながら受け入れられた者も」存在する。“暁の地”の時代から活躍し続けた「ノーベル」は,反乱が成功するとあっさりと新体制に仕えるようになる。彼は機械的にヤカイ現体制のトップに従い続ける存在であり,もはや国家の主体が誰だろうが関係ないのだ。

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 シャドウキンの英雄たちは,その方向性やスケールはそれぞれ異なるものの,忠誠心に優れるものたちが多い。バナーロードやエルフたちとは少し違った形で混沌としているが,時間が経ってミカゲたちの影が完全に排除されれば,彼らにも明るい未来が訪れるのかもしれない。

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