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「アイ・アム・冒険少年 超・脱出島」3月7日発売決定。ゲームの魅力をあばれる君,フワちゃんが猛アピール「ブルーノ・マーズと遊びたい!」
本作の記者発表会に参加してきたのでレポートしよう。
「アイ・アム・冒険少年 超・脱出島」公式サイト
発表会はもちろん脱出島……ではなく「アイ・アム・冒険少年」の収録用セットが組まれたスタジオで行われた。進行を務めるTBSアナウンサー 山形純菜さんから「2024年3月7日午前0:00のリリース」「2月29日からニンテンドーeショップで予約受付開始」であることが発表されると,スタジオには冒険少年ファミリーのあばれる君,フワちゃんがなだれこんできた!
脱出島がゲームになった感想を聞かれると,あばれる君は「数々の番組や芸人さんがゲームになってきたが,脱出島や僕もその中に加われて感無量です!」とコメント。一方,フワちゃんは「脱出島はゲームにぴったりだし,子どもたちが『自分たちもやってみたい』と思っていることだから本当にうれしい。ハッピーハッピーハッピーって感じ!」と,TikTokやYouTubeなどでおなじみの猫ミーム動画風に答えていた。
その後,ゲームのお披露目を兼ねて,まずは「モリ突き」による魚捕りの協力プレイを披露した。
「フワちゃん,こっちこっち!」「わ,フタスジタマガシラだ。ペットボトルも落ちてるよ」など,仲良く声を掛け合いながら遊ぶ2人。小さい魚影は簡単に仕留められるが,大きな魚影は何度かモリで突かなくてはならないため,大量に捕まえるにはコツがいる。また,獲物を仕留めると魚の名前や豆知識が表示されるため,どんどん詳しくなれそうだ。
さらに,スコアを競う要素もあるとのこと。
※2月29日13:30追記。初出時,オンラインランキング機能の搭載を記載していましたが,誤りでした。お詫びして訂正いたします。
続いて,「火起こし」にチャレンジ。モリ突きは協力プレイだったが,今度は着火するまでのタイムを競う。Joy-Conを手に持って動かしたり,振ったりする体感操作だ。
火きり弓を上下するようにJoy-Conを動かし,できた火種と火口に空気を送るためにぐるぐると回転させる。脱出島の「絶対王者」あばれる君が有利かと思われたが,実はフワちゃんも「まいぎり式火起こし」(棒と紐を組み合わせて使う方式。縄文時代に行われたとされる)の番組内記録保持者。果たして,勝つのはどっちか?
チャレンジ前は余裕の口ぶりで「5秒もらっていいですか?」と豪語していた,あばれる君のタイムは18秒51。対するフワちゃんは17秒83となり,僅差で競り勝った。火起こしの経験者である2人にとって,本作の直感的な操作は「実際の火起こしを思い出させる」とのこと。
イカダで海に漕ぎ出し,島を脱出したところで取材陣による質問タイムへ。「誰と一緒に遊びたいですか」と聞かれたあばれる君は「まずは自分の家族と遊びたいですが,伊沢拓司とも遊びたいです」と回答。フワちゃんは「私はブルーノ・マーズと遊びたい!」と記事の見出しを意識した一言を返し,記者想いの一面を覗かせた。
脱出島のロケは本当に過酷で,睡眠不足や疲労から共演者やスタッフと険悪になることもあるという。フワちゃんが「命削ってやっているけど,でも毎回行ってよかったって思うよね」と語るように,関係者にとっても脱出島は大変だからこそ,思い入れの強い企画であることが伝わってきた。
なお,発表会と同日,あばれる君にインタビューをする機会を得られたので,その模様も合わせてお伝えする。
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。まずはゲームのご出演,おめでとうございます。
あばれる君:
ありがとうございます! 脱出島の絶対王者として,アバターのモデルになれて光栄です。
4Gamer:
あばれる君は幾度も脱出してきたわけですが,一番大変だったことは何でしょうか。
あばれる君:
やっぱり,イカダで海上に出ているときが一番キツくて。体温は奪われるし,全身が疲労するしで,時間がとても長く感じますね。風向きと潮次第で驚くほどタイムが変わりますし,あと地味に日焼けが大変です。自分の肩がダルメシアンみたいになっちゃうんです。
4Gamer:
皮がむけて,まだらになってしまうと。
あばれる君:
でも,それこそが冒険少年の証だと思います!
4Gamer:
日焼けの皮を剥いていた子どもの頃を思い出します。あばれる君が絶対王者である要因としては,やはり積み重ねの賜物ということでしょうか。
あばれる君:
なんせ二十数回,島に行ってますからね(笑)。経験のおかげなのは間違いないです。
あとは高校時代,登山部にいたことも大きいと思います。4,5日かけて山を登りながらサバイバルする,あの体験。僕は野外で寝ることが全然,苦じゃないんです。風も気持ちいいし,普段と違う場所で寝るちょっとしたスリル,安心できる寝床を作れたときの安堵感とかが好きで。ゲームでは少しでも,そんな空気を感じてもらえたらいいなと思っています。
4Gamer:
ゲームには火起こしの要素もあります。実際の火起こしのコツは何でしょうか。
あばれる君:
最初はゆっくりめに,キュッキュッキュッと小刻みではなく,ギュルンギュルンギュルンと長めに摩擦させるんです。木と木が離れてしまうと温度が下がるので,上に浮かないよう押さえながら。あとは削りカスに熱を溜めていくイメージ。もちろん,できた火種を火口ですぐ包むこと,薪を用意しておくことなど,準備と段取りが肝心でもあります。
4Gamer:
最近は山ごもりの企画も楽しいですね。
あばれる君:
山ごもりのロケも,やっぱり一番ツラいのは寒さですね。ずっとタンクトップで映っていたいんですけど,コーナーを楽しみにしてくれる子どもたちに申し訳ないと思いつつ,ジャケットを羽織ったりしてしまいます……。
4Gamer:
一緒に山ごもりをする海外の方と,一生懸命にコミュニケーションをする姿も素晴らしいです。
あばれる君:
身振り手振りでなんとか理解し合って,料理までするのは本当に大変で。それこそ現場では長い長い時間をかけて,やっと伝わる感じです。でも,段々意思が通じ合ってきて,「ドラえもん」の歌まで歌ってもらえたときは本当に感動でした。「ジェスチャーは海をも越えるんだ」って!
4Gamer:
最後に読者へのメッセージをお願いします。
あばれる君:
ゲームに登場するという,僕の「夢のひとつ」がついに叶いました。ゲームもダウンロードの時代,親指でポンと押せばそれで脱出島の始まりです。お店に行く必要がないのがいいですよね!
家族で楽しめますし,おじいちゃん,おばあちゃんはお孫さんと対戦してみては? お魚の名前も出てくるので勉強にもなります。脱出島の魅力を詰め込んだゲームを絶対絶対,プレイしてもらえればと思います!!
4Gamer:
力強い思いが伝わります。ありがとうございました。
「アイ・アム・冒険少年 超・脱出島」公式サイト
- 関連タイトル:
アイ・アム・冒険少年 超・脱出島
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