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往年の名機の復刻版小型ゲーム機「PasocomMini PC-8801 mkII SR」は2025年春に発売!
PasocomMini PC-8801 mkII SRは,ハル研究所がリリースしていたミニゲーム機「PasocomMini」シリーズの第3弾となる製品で,1980年代後半から1990年代初頭にかけて日本のPCゲーマーに支持された日本電気(NEC)製8bit PC「PC-8801 mkII SR」を復刻したものだ。もともとはハル研究所で開発が進められていたものの,事業としては頓挫しかけていたところを,電波新聞社のハードウェア・ソフトウェア開発・製造部門であるマイコンソフトが継承したことで,開発が続けられたという経緯がある。
一世を風靡した8ビットホビーマシンが小さくなって帰ってくる。「PasocomMini PC-8801 mkII SR」発表。詳細については8月8日に明らかに
開催中のイベント「ALL ABOUT マイコンBASICマガジン III」で,1985年に発売されたNECの8ビットマイコン「PC-8801mkII SR」を復刻したミニゲーム機,「PasocomMini PC-8801 mkII SR」が発表された。価格や発売時期など,詳細については2024年8月8日に改めて告知するという。
PasocomMiniシリーズの名のとおり,手のひらにのる4分の1サイズの本体と小さなキーボードのセットとなっており,筐体の開発は,精密なプラモデルで名高い青島文化教材社が担当しているという。
PC-8801 mkII SRの本体に,当時は別売りの周辺機器だった「サウンドボードII」を組み合わせた状態を再現しており,原型のPC-8801 mkII SRと同様に,「N88-BASIC」を搭載しているので,当時のBASICプログラムがそのまま動作するそうだ。
製品には,マイコンソフト製のPC-8801 mkII SR用ゲームが10本以上プリインストール予定で,microSDカードから追加のゲームをインストールすることも可能であるという。
映像出力端子は,一般的なHDMI Type-A出力で,そのほかに周辺機器接続用のUSB 3.0 Type-Aポート,USB 2.0 Type-Aポート,3.5mmミニピンヘッドフォン出力なども備える。
現在でもシリーズが続く様々な国産PCゲームが登場した歴史的なPCの復刻版だけに,興味をそそられるオールドPCゲーマーも少なくないだろう。今後の展開に期待したい。
電波新聞社の当該プレスリリース
PasocomMini PC-8801 mkII SR製品情報ページ
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