チリのデベロッパが生み出した渾身のJRPGプロジェクト「Sky Oceans: Wings For Hire」は，随所に日本のRPGやアニメの影響を見てとれた［TGS2024］

　チリの首都サンティアゴを拠点にするOcteto Studiosが，日本のRPGやアニメに大きくインスパイアされたという「Sky Oceans: Wings For Hire」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch）を東京ゲームショウ2024に展示していた。同作は2024年10月11日にリリースを予定している。


　「Sky Oceans: Wings For Hire」は，アライアンスという巨大な勢力が浮遊群島からなる空の世界オーバーワールドを我がものにする中，寄せ集めの空賊団の冒険譚を描いたRPGだ。空挺団リーダーのグレン・ウィンドウォーカーは仲間たちと飛行船で旅し，住む人たちからミッションを受けながら，自分たちの居場所を見出していく。
　多彩なキャラクターの中から最大4人の仲間の選び，攻撃や回避を行いながら戦っていくターンベースのドッグファイトをこなしながら，資源を獲得したり，飛行船のアップグレードを行ったりしていく。


　その世界設定からジブリアニメに強くインスパイアされているのが伝わってくる。TGS会場で本作のアート・ディレクターを務めるアレクシア・オニャテ（Alexia Oñate）氏に話を聞いてみたところ，彼女自身は鳥山 明氏のファンだそうで，「ドラゴンクエスト」のような色づかいやエアジェットと呼ばれる飛行機のデザインなどに影響を受けているという。

　また，紙芝居風のカットシーンも多く取り入れられ，耳に残る美しいBGMも流れており，大人から子供までが楽しめるような作品に仕上がっている印象を受けた。


　パブリッシャのPQubeから各プラットフォーム向けに10月11日のリリースが予定されている「Sky Oceans: Wings For Hire」だが，Steamストアページで，バグ修正やバランス調整を施した新しいデモ版が公開されている。デモ版のローカライズは行われていないようだが，正式リリース時にはインタフェースと字幕が日本語化される予定だ。まだ価格は発表されていないものの，デモをプレイして気に入った人はウィッシュリストに追加しておくといいだろう。

「Sky Oceans: Wings For Hire」を開発するOcteto Gamesのアレクシア・オニャテ氏。今回の渡日は「日本を大好きな私を知っているチームからのご褒美」と語っていた

「Sky Oceans: Wings For Hire」公式サイト

東京ゲームショウ2024公式サイト

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