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体に美少女が受肉しやがった! 「CONERU -DIMENSION GIRL-」は2人で1人なデートをしながら侵略者をボコす2Dアクション【PR】
HIKEとEallin Japanが共同開発中のPCゲーム「CONERU -DIMENSION GIRL-」は,戦闘用アンドロイドと次元少女が“2つの心と1つの体”で悪を懲らしめていく,2Dアクションデートゲームだ。
システムとしては,巨大な2Dステージを縦横無尽に駆けながら探索し,敵と戦いながらキャラクター強化要素を収集していく。ジャンル的にはメトロイドヴァニアの方向性といったところだ。
今回はそんな本作を,Steamデモ版で体験してみた。
次元少女がアンドロイドに受肉?
起動実験がなかなかうまくいかない戦闘用アンドロイド「ソクラテス」が,制作者のおつきみ博士と試行錯誤していたある日,機械の身体に謎の次元少女「亜空間こねる」が入り込んできた。
こねるは別次元からやってきた地球次元旅行者だったが,次元旅行会社のスタッフの手違いで,気ままに観光するために受肉するはずだった猫(生き物)ではなく,ソクラテスに宿ってしまった。
2つの心と1つの体,まさに二心同体となったソクラテスは別次元のパワーで起動に成功する。そしてのんきなこねるは地球観光のついでに,平和な街シンジュクシティを脅かす宇宙人集団「ヘイトフルーツカンパニー」を成敗する,ゆるふわデートプランに合意したのだった。
ソクラテスの体表にはこねるが同体化している。ソクラテスが歩くと,こねるも歩く動作を見せる。古典的には“ど根性ガエル風”と言えるが,(デモ版の範囲では)体外に飛び出すことはない。
ソクラテスの名は言わずもがな,古代ギリシアで西洋哲学における倫理学を築いた哲学者からきている。それがまた,こねるのような人知の及ばぬ存在と共生することになっただけに,頭の痛い悩みである。
作中でも「ニーチェ!」と叫びながらやられていく敵がいるなど,コミカルな表現の裏に,なんらかの哲学的アプローチが垣間見える……ような気がするだけで,当面は“走って殴ってぶっ飛ばしながら進めばいい”くらい,柔軟な気持ちで遊べるゲームとなっている。
デートのついでにぶっ飛ばしてけ
ゲームシステムはオーソドックスな2Dアクションだ。今回はゲームパッドで遊んだが,キーボード&マウスでもW/A/S/D移動,スペースキーでジャンプ,マウスクリックで各種攻撃などと操作できる。
基本操作は移動のほか,2段ジャンプや無敵ダッシュ,“武器”ごとの攻撃に,こねるの「こねるんビーム」がある。いずれも動作は軽快だが,ダッシュ中にジャンプ,ジャンプ中にダッシュなどはできない。これら複合操作の一部は「スキル」を取得すると開放される仕組みだ。
ゲーム進行はステージクリア型だが,デモ版における最初のステージはとても巨大だ。道なりに進むだけではなく,上下の高低差による脇道も豊富に存在するため,強化目的でつい寄り道させられる。
ステージ内には,おマヌケな言動のヘイトフルーツカンパニー団員(ザコ敵)がいたり,トラップが仕掛けられていたりするので,それらを操作で対処していく。ステージ区間ではボス戦もあった。
アクションで特筆すべきは,拾った武器に応じてモーションが変わる通常攻撃と,ランダム要素の大きい「こねるんビーム」だ。
前者は,軽快な3段コンボに対応したフライパンや,一撃の重さにかけるハンマーなど,装備する種別によって動きも大きく変わる。
こねるんビームのほうは,敵を一定回数攻撃するたびに効果が切り替わる。その種類は「月を落とす」「太陽系の星々をぶん投げる」「ゴッドソードを降臨させる」ほか,キャンディやら手裏剣やら鉄塊やら,なにが出てくるかはこねるの気分次第。それでいてどれも強い。
これらは使用時の消費リソースがないのでガンガン振っていけるが,気楽に使いすぎるとすぐに切り替えが発生してしまう。便利なものは温存しないと,すぐに使用権を失うわけだ。とはいえ,温存など気にせず,とにかく使いまくって高速サイクルを楽しむほうが愉快である。
一応,極太ビームを照射するパターンもあるにはあるが,「ビームという語感から連想されるビームっぽいもの」はほぼない。しかし,こねるがビームと言い張れば,どんなものもビームなのだ。
探索中,HPがゼロになるとゲームオーバーとなる。HPは道中のアイテム取得で回復できるが,そう気軽に拾えるわけではない。そのため,アクションゲームとしてはHP管理がけっこう重要だった。
探索要素は主に,攻撃力&HP上限を引き上げる「パワーの避雷針」,エアダッシュや急降下攻撃などの新アクションを覚える「スキルの避雷針」があり,これらを探し回って2人を強化していく。
ステージ各所には十数個の「ワープポイント」があるため,ルートさえ覚えれば回収は気楽だ。ステージ1以降のマップデザインが将来的にどうなるかはまだ見えてこないが,このメトロイドヴァニア的な設計構想を完遂してもらえるほうがゲームへの期待値は高まる。
また,デモ版ではお金や青い宝石(ギャランティ)などの回収アイテムに使い道がないが,ここにも仕掛けがあると見ておきたい。
デモ版で最も気持ちよかったのは「るんるんモード」だ。
道中のさまざまな場所でドロップする「ドーナツ」を一定数食べると,こねるのテンションが高まり,一定時間は無敵で,爆速で,とてつもないジャンプ力で動けるようになる。いわゆる“スター状態”だ。
るんるんモード中は体当たりで敵を倒せるようになり(通常時は当たるとダメージ),道中のヘイトフルーツカンパニー団員もはね飛ばせるようになる。るんるん用であろう,大量の敵が並んでいる道を駆け抜けると爽快。正確なアクションが求められるルート攻略も,ルール無用の大ジャンプでひとっ飛び。ゲーム的な救済策としても秀でている。
攻略もといデート中は,こねるが画面左下でいろいろなコメントをしてくれる。発言も仕草も,陽気でのんきな少女そのもので,ゆるっとした彼女の世界観にはこちらの気もゆるゆるにさせられる。
また,ステージ内の各所では2人の会話パートも発生する。そこでもまたこねるの人となりが感じられると同時に,プレイヤーはソクラテスと同じくらい,なんともフワついた選択肢に頭を悩まされる。
果たして,2人のデートの行く末はどうなるのか? シンジュクシティの平和は取り戻せるのか? アンドロイドと次元少女の間にビターな感情は芽生えるのか? そもそも亜空間こねるってなんなんだ?
最後は,こうした期待や疑問を解消する偉大なひと言で締めよう。
「CONERU -DIMENSION GIRL-」はSteamにて近日配信予定。ストアページではウィッシュリストも公開中だ。
- 関連タイトル:
CONERU -DIMENSION GIRL-
- この記事のURL:
(C) HYPERSPACE / (C) Eallin Japan