クリーチャーの部隊を率いて戦うローグライク×戦略ゲーム。Stray Kite Studiosの新作RTS「Wartorn」が発表に

　Stray Kite Studiosは2025年1月16日，同スタジオの新作となる「Wartorn」を発表した。プラットフォームはPCで，2025年内のリリースが予定されている。


　「Wartorn」は，分隊を率いて戦う戦略ゲームにローグライクの要素を融合した，シングルプレイ用リアルタイムストラテジーだ。ゲームの舞台となるのは，ゴブリンやエルフ，デーモンといったファンタジー世界でおなじみのさまざまな種族が住まうTalaur諸島。故郷を追われたYaraとElaniという姉妹を主人公に，戦争によって荒れ果てた地を旅する物語が描かれるという。


　プレイヤーはさまざまなクリーチャーたちによるキャラバンを率い，分隊を編成してリアルタイムで進行するバトルに挑む。バトルのユニットとなるクリーチャーたちは種族によって異なる能力を持ち，戦場では各分隊の特徴を見極め，位置取りや分隊のコンボを意識しながらユニットに指示を出して勝利を目指す。
　また火や水，タール，植物，雷（電気）などのエレメントが登場し，タールで炎をさらに強くする，水でぬれた場所に電気を流す，水で植物ベースのユニットを回復させるといった使いかたができるという。


　ゲームを進めるには，クリーチャーたちのアップグレードも欠かせない。またキャラバンを救うもの，逆に苦しめるものなど，ストーリーイベントでは予期せぬ出来事も発生するという。それらのランダム要素によるリプレイ性の高さがゲームの特徴の一つになっているようだ。

こちらは2012年4月にGearbox Software在籍時のPaul Hellquist氏に「ボーダーランズ2」のインタビューをしたときの写真（関連記事）

　本作を手がけるStray Kite Studiosは，アメリカ・ダラス州のテキサスを拠点とするゲーム開発スタジオ。かつて「Age of Empires」シリーズ作品の開発に従事したCEO / テクニカルディレクター / 共同設立者のShovaen Patel氏をはじめ，「ボーダーランズ」や「バイオショック」「セインツロウ」「フォートナイト」など著名なタイトルを手がけた開発者たちによって設立された。
　本作のトレイラーでもクリエイターの1人としてその名が紹介されているチーフクリエイティブオフィサー/共同設立者のPaul Hellquist氏も，「バイオショック」のリードデザイナーや「ボーダーランズ 2」のクリエイティブディレクターとして知られるベテランクリエイターだ。

　同スタジオはこれまでGearbox Softwareと共同で開発した「タイニー・ティナとドラゴンの城塞 〜ワンダーランズで一発限りの大冒険！」や「フォートナイト」内のいくつかのミニゲームを手がけているが，本作が初のセルフパブリッシングタイトルとなるようだ。
　Steamではアーリーアクセスの実施も告知されているので，気になる人はウィッシュリストに入れておこう。

Wartorn is a single-player, tactical, roguelite adventure taking place in a violent fantasy world torn apart by war!

Harness the elements to fight in fierce real-time battles while gathering and upgrading a crew of imaginative creatures.

Wishlist: https://t.co/jHX3Fr0fX2 pic.twitter.com/HquZANpySW

— Wartorn - entering Early Access later this year! (@Wartorn_Game) January 15, 2025