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雲の上の王国でステンドグラスを修復するパズルゲーム「The Artisan of Glimmith」(ほぼ日 インディーPick Up!)
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かつてステンドグラスで彩られていたこの地は,いつしか色を失い,静まり返っている。
名高き職人として招かれたあなたに課せられたのは,ガラスに再び光を宿すこと。
ただし,色は自由に。ルールさえ守れば。
本日は,Lunarch Studiosが手掛ける「The Artisan of Glimmith」を紹介しよう。
本作は雲の上の王国「グリミス」を舞台にしたパズルゲームだ。プレイヤーはステンドグラス職人となり,依頼主のもとでこの地の芸術作品を修復していく。
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このゲームの特徴は,シンプルな操作と変化するルールの組み合わせにある。
各ステージにはステンドグラスをはめ込むための枠が用意されていて,その枠内のマスをすべて埋めればクリアとなる。
操作はクリック&ドラッグでマスを塗っていくだけ。ただし,そこにはルールがある。
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最初に登場するのが「シェイプバンク」というルールで,あらかじめ指定された形の図形だけを使って全マスを埋めなければならない。
このルールがあるからこそ,ただ塗るだけの作業がパズルとして成立しているわけだ。
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ゲームが進むと,このシェイプバンクを土台に新たな条件が加わっていく。
たとえば「同じ形の図形を隣り合わせてはいけない」といった制約。さらにステージが進むと,今度はシェイプバンクのルール自体が外れ,自由な形で図形を作れるようになる代わりに,「各図形に指定されたシンボルを1つずつ含めなければならない」といった別のルールが登場する。
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このように,ルールの追加と入れ替えを繰り返しながら遊びが変化していくのが本作の面白さだ。ルールの種類は20以上にのぼり,それらが組み合わさることで,同じパズルは二度と出てこない。
教えすぎないヒント
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本作にはヒント機能が用意されているが,正解そのものを教えてくれるわけではない。
1回目は「どこかが間違っている」とだけ伝えてくれる。もう一度押せば,具体的にどのマスが間違っているのかを示してくれるといった感じだ。
ただし,そこをどう塗り直せばいいかは自分で考えるしかない。あくまで「間違いの場所」を教えてくれるだけという,ほどよい距離感のヒントだ。結局は自力で解くことになるので,ヒントを使っても達成感が損なわれにくい。
ステンドグラスが完成したときの達成感
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パズルを解いている最中は,ルールを示すアイコンや記号がグリッド上に表示されている。しかしパズルを完成させた瞬間,それらがすべて消え,純粋なステンドグラスの姿が現れる。
この切り替わりが気持ちいい。自分が選んだ色(あるいはランダムで決まった色)で仕上がったガラス細工を眺める時間は,このゲームならではのごほうびだ。
自作パズルを共有できるレベルエディタ
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本作はSteam Workshopに対応しており,レベルエディタで自分だけのパズルを作って公開できる。
ほかのプレイヤーが作ったパズルもワンクリックでダウンロードして遊べるため,本編を遊び終えた後も楽しみが尽きない。
なお,自作パズルは自分でクリアしてからでないと公開できない仕組みになっており,「解けないパズル」が出回らないよう配慮されている。
「The Artisan of Glimmith」は,幻想的な世界観と落ち着いたBGMのなかで,ステンドグラスを組み上げていくコージー系パズルゲームだ。
ステージごとにルールが変わるおかげで,何十問と解いても飽きがこない。難度の幅が広く,ヒント機能も充実しているので,パズルにじっくり向き合いたい人にも,気軽に遊びたい人にも門戸が開かれている。
Workshopによる自作パズルの共有まで含めれば,長く付き合っていける一作になるはずだ。
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The Artisan of Glimmith - この記事のURL:


























