プレイレポート
さっそく100回倒れた。一撃即死の世界を瞬間移動で駆け抜ける高難度アクション「INARI」,クラファン開始と同時公開の体験版を遊んでみた
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クナイによる瞬間移動を駆使し,一撃死の世界を駆け抜ける。高速2Dアクション「INARI」,Steamストアページを公開。日本語にも対応予定
1HP STUDIOは2026年1月7日,瞬間移動を駆使した高速戦闘が特徴の2Dアクションゲーム「INARI」のSteamストアページを公開し,最新映像「公式デモトレイラー」を公開した。1月13日にスタート予定のクラウドファンディングに向けた準備を進めているようで,Kickstarterではプレローンチページが公開されている。
- キーワード:
- PC:INARI
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- アクション
- 1HP STUDIO
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- プレイ人数:1人
- 韓国
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- ライター:蒼之スギウラ
スピード感あふれるアクションが目を引く本作は,韓国のインディーデベロッパによる新作タイトルだ。
韓国のインディーゲームイベント「BIC2025」で話題を集め,ストアページ公開から1週間足らずでウィッシュリスト数が5万件を突破(発表ポスト)したという。
このように,過去に自国でのゲームイベント出展などはされたことはあるが,グローバルな形で体験版が公開されるのは今回が初となる。というわけで,さっそくダウンロードして遊んでみた。なお,今回のプレイにはXboxコントローラを用いている。
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高難度で何度も死ぬけど気持ちいい。直感的な瞬間移動で敵を斬り伏せる爽快アクション
INARIの物語は,主人公「イズナ」が姫を殺害するところから始まる。
“姫”と呼ばれる人物は7人存在し,人間たちを率いて天界に反旗を翻そうとしていた。イズナは天界の神から遣わされた死神であり,反逆者たる姫たちを討伐する使命を背負っている。
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では,姫たちが悪人なのかといえば,そんな雰囲気はあまりない。イズナは何かしらの弱みを握られているような描写もあり,むしろ天界側こそが悪辣な圧政者のように描かれている。
あらゆる手段を使って,圧政者たる神を弑するために奮闘する姫を狩る――。つまり,世界を支配する魔王の手先になって“勇者”にあたる存在を狩っていくような,ダークな物語が展開されることになる。
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ゲームの基本はステージ攻略型で,一本道のルートを走り抜けていくのが主となる。イズナのライフは基本的に「1」で,どんな攻撃だろうと1度喰らえば即死だ。そのうえで,出現する敵の攻撃は激しめで,相手には普通に体力がある。総合して,難度はかなり高い部類に入るだろう。
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ただ,ステージには細かくリスポーンポイントが設定されており,倒れても即座に復活できる。
今回の体験版をクリアするまでに100回以上死んだ(ステージで56回,ボス戦で63回)が,アクション自体がスピーディなのもあって,難度自体にストレスを感じるシーンはほぼなかった。
なにより遊ぶモチベーションになったのが,圧倒的に爽快感のあるアクションだ。
こだわり抜かれたアニメーションや各種演出は美しく,手触りも非常に良い。プレイが上手くなると格好いい戦いを繰り広げられるようになるので,それ自体が挑戦の動機になる。
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そうしたアクション部分のキモといえるのが,狙いをつけて投げつけられる「クナイ」だ。
クナイそれ自体にはダメージがないが,もう一度投擲ボタンを押せば,刺さった対象へと瞬間移動できる。それが敵なら瞬間移動と同時に攻撃し,壁や天井なら張り付いて停止してくれる。
さらに,クナイによる瞬間移動攻撃を受けた相手には「印」が付与され,周囲に円が表示される。
円の範囲内で攻撃ボタンを押せば,付与した印を消費して大ダメージを叩き込める。印は3つまでスタックさせられるので,瞬間移動と連携すれば体力の多い敵も瞬殺可能だ。
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瞬間移動と印の組み合わせは超強力で,1対1であればクナイを投げて瞬間移動をしていれば安全に戦える。
強敵と相対した際には,とりあえず射線を外してクナイを投げ,ヒット&アウェイで戦えばやられる心配はない。
ただし,瞬間移動の発動時には気力が消費される。気力を溜めるには,通常攻撃(連打可能)か強攻撃(単発)をヒットさせる必要があるので,ある程度はリスクを背負って前に出なければいけない。相手の行動パターンを見極め,どの相手に斬りかかるかはよく考えて行動しよう。
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個人的に嬉しかったのは,クナイで“狙う動作”をできるだけプレイヤーにさせないように調整されているということ。
クナイは基本的に進行方向に投擲されるので,直線上にいる敵に投げる場合はただボタンを押すだけでいい。また,敵のいる方向に右スティックをちょっと倒せば,吸い付くように照準をそちらに向けてくれるので,細かく調整する必要はない。
空中で狙いをつけている間はイズナの落下速度が低下するので,アスレチック的な場面でも見た目ほど忙しい操作は求められない。さらに,敵がいないシーンでは気力が低下しないので,いちいち敵を探して気力を補充する手間もない。
このように,慣れれば細かな操作がほぼ不要になる。複数の敵が入り乱れる危険な場面でも,直感的に瞬間移動アクションを繰り出せるのだ。最初は思わぬ方向にクナイを投げて,意図せず壁に張り付いてしまうこともあるが,操作に慣れれば超高速で戦場を駆ける心地よさを味わえるようになる。
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すこしだけ気になったのは,初期のボタン配置だ。最初は[LB]に回避(ダッシュ),[LT]にクナイ投げ,[RB]に通常攻撃,[RT]に強攻撃が割り振られている。アクションシーンで[A / B / X / Y]ボタンを使うのはジャンプ(Aボタン)だけだ。
右スティック操作(クナイの狙い)と攻撃動作を干渉させないための割り振りだとは思うが,先述のとおりクナイで狙う操作は最低限で済むので,いくらかは通常のボタンに割り振ったほうがしっくり来る。ボタン配置は自由に変えられるので,ゲームを開始したら調整してみよう。
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今回の体験版では,最初のボスを撃破するまでをプレイできる。筆者は攻略までに1時間半ほどを要したが,アクションを得意とする人であればもっと速く攻略できるだろう。
タイムアタックのようなチャレンジ要素も含まれているので,腕に覚えのある人は挑戦してみてほしい。
クラウドファンディングは本日(2026年1月14日)スタートし,2月13日2:55まで実施される予定だ。
ダウンロード版を購入できる最低支援金額は10ドル(執筆時点で約1588円)からで,より高額な支援プランではサウンドトラック,デジタルアートブック,物理パッケージ,各種グッズなどが付属する。
体験版はKickstarterのプロジェクトページのトップに掲載された「PLAYABLE DEMO」の表示からダウンロードできる。まず自分でプレイして確かめたいという人は,こちらのリンクからプロジェクトページにアクセスしてみよう。
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