Xbox 360の生産終了が発表。Xbox Liveのサービスやハードウェアサポートなどは，今後も継続

　Microsoftは北米時間の2016年4月20日，Xbox 360の生産中止を正式に発表した。これは，Xboxシリーズの公式サイトである「Xbox Wire」に，Xboxディビジョンのリーダーを務めるPhil Spencer（フィル・スペンサー）氏のコメントで明らかになったものだ。

　Spencer氏によると，Xbox 360の生産は中止されるが，在庫の販売は続けられる。また，Xbox 360の所有者は，マルチプレイやゴールドメンバーシップの割引販売など，Xbox Liveのサービスを今後も変わらず受けられ，ハードウェアのサポートも継続されるとのこと。

　2005年に発売されたXbox 360は，「Gears of War」や「Halo」などの人気シリーズを確立し，Kinectなどの新たな技術を生み出し，さらにXbox Liveを通じて多くのプレイヤーをマルチプレイの世界に招き入れてきた。しかし，発売から10年を迎え，そろそろ製造を終えるときがきたとSpencer氏は述べている。

　2005年のE3で詳細が発表され，PlayStation 3の発売より1年早く市場に投入されたXbox 360はアメリカ市場を中心に人気を集め，Microsoftの発表によれば，2013年の段階で8000万台のセールスを記録したという。
　Spencer氏のコメントは，4月末までの約2週間，後継機であるXbox OneやWindows 10などについて，ゲームについての新たな発表を行うと結ばれている。詳しくは，公式サイトの告知ページを参照してほしい。

Achievement Unlocked: 10 Years-Thank You, Xbox 360