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ライカ監修の3眼式カメラを搭載した新型スマホ「Xiaomi 14T」シリーズが国内発表。上位モデルで税込約11万円から
カメラメーカーの独ライカと共同開発したアウトカメラを搭載するのが見どころとなっている。また,GoogleのAIアシスタント「Gemini」や「かこって検索」への対応など,既存製品と比べてAI機能も充実しているのもポイントだ。
Xiaomi 14T Proは,ソフトバンクが取り扱うキャリアモデルと,SIMフリーのオープンマーケット向けモデルが11月下旬以降に発売となる。一方のXiaomi 14Tは,KDDIおよびUQ mobileが,キャリアモデルとして12月中旬以降に販売を開始する予定だ。
オープンマーケット向けモデルのXiaomi 14T Proの直販価格は,内蔵ストレージ容量256GBモデルが税込10万9800円,512GBモデルが税込11万9800円となっている。キャリアモデルの価格は,別途発表されるとのこと。
Xiaomi 14T ProとXiaomi 14Tは,Xiaomiが2024年9月に海外市場に向けて発表したスマートフォンだ。従来のXiaomi Tシリーズは,海外向けモデルだけがライカと共同開発したアウトカメラの搭載を謳っていたが,今回は国内向けモデルでも,「Leica」の銘が入った。
Xiaomi 14Tおよび14T Proは,どちらも標準と広角,望遠の3眼式カメラを備える。上位モデルのXiaomi 14T Proは,Xiaomiが独自にカスタマイズした撮像センサーである「Light Fusion 900」を採用する。既存製品と比べて広いダイナミックレンジを扱えるという。
センサーと組み合わせるレンズは,「LEICA VARIO-SUMMILUX 1:1.6-2.2/15-60 ASPH」で,大口径の絞りにより,夜景をはじめとする暗所でも高画質の写真を撮影できるそうだ。
一方のXiaomi 14Tは,ソニー製の撮像センサー「IMX906」を採用する。センサーサイズが,Light Fusion 900の1/1.31インチサイズと比べて,1/1.56インチサイズと小さめだ。
撮影機能では,ライカが監修したポートレート用の撮影モード「Leica ポートレート」を搭載しており,陰影と色味を自然に最適化するという。また,AIを活用した独自の高画質化技術や,周辺の様子を生成して背景を拡大する「AI 拡大」機能も利用可能だ。
このほかにも伝統的なライカのトーンをベースとした「Leica Authentic」と,画像処理によってより明るく彩度が高い写真が取れる「Leica Vibrant」という2つの撮影用プリセットも用意している。
ディスプレイパネルのスペックは共通しており,約6.7インチサイズで,解像度1220×2712ドット,最大リフレッシュレート144Hzの有機ELパネルを採用する。パネルの発光体を変更したそうで,ピーク輝度が既存製品の2600cd/m2から,4000cd/m2へと大きく向上しており,昼間の屋外でも明るい映像を表示できそうだ。
公称本体サイズは,Xiaomi 14T Proが75.1(W)×160.4(D)×8.39(H)mm,Xiaomi 14T Proが75.1(W)×160.5(D)×7.8(H)mmと,それほど大きく変わらない。ボタンやインタフェースの位置も共通だ。
上側面にはマイク孔がある |
下側面には,SIMカードスロットとUSB Type-Cポート,マイク孔,スピーカー孔を備える |
搭載SoC(System-on-a-chip)は,Xiaomi 14T ProがMediaTek製の「Dimensity 9300+」,Xiaomi 14Tは同じくMediaTek製の「Dimensity 8300 Ultra」を採用する。どちらにも,AI処理用のNPU(Neural network Processing Unit)を統合しているのが特徴で,音声通話やテキストチャットのリアルタイム翻訳に加えて,生成AIを利用した画像や動画の作成も可能だ。
上位モデルのXiaomi 14T Proには,新開発の冷却機構「Xiaomi 3D IceLoop」システムを搭載するのもポイントである。気体と液体の経路を分離しただけでなく,SoCに接する部分の形状を変更することで,冷却性能を高めたそうだ。
内蔵バッテリー容量は,どちらの製品も5000mAhとなっている。ただ,急速充電機能に違いがあり,Xiaomi 14T Proは,最大120W出力の「Xiaomi ハイパーチャージ」に対応し,約19分でフル充電が可能だ。Xiaomi 14Tは,67W出力の「Xiaomi ターボチャージ」対応で,約50分でフル充電を行える。また,いずれも10W出力のワイヤレス充電にも対応するのも,既存製品からの強化点となっている。
Xiaomi 14Tシリーズの主なスペックは下記のとおり
メーカー | Xiaomi |
---|---|
OS | Android 14 |
ディスプレイパネル | 約6.7インチ有機EL, |
プロセッサ | MediaTek製「Dimensity D9300+」 ・CPUコア:Cortex-X4 ・GPUコア:Immortalis-G720 MC12 |
メインメモリ容量 | 12GB |
ストレージ | 256GB,512GB |
アウトカメラ | 3眼式 ・標準:約5000万画素,F1.6 ・広角:約1200万画素,F2.2 ・望遠:約5000万画素,F2.0 |
インカメラ | 約3200万画素,F2.2 |
対応5Gバンド | n1/2/3/5/7/8/12/20/25/26/28/38/40 |
対応LTEバンド | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32 |
対応3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/19 |
無線LAN対応 | Wi-Fi 7(IEEE 802.11be) |
Bluetooth対応 | 5.4 |
バッテリー容量 | 5000mAh |
待受時間 | 未公開 |
連続通話時間 | 未公開 |
USBポート | USB Type-C |
公称本体サイズ | 75.1(W)×160.4(D)×8.39(H)mm |
公称本体重量 | 約209g |
本体カラー | チタングレー,チタンブラック,チタンブルー |
メーカー | Xiaomi |
---|---|
OS | Android 14 |
ディスプレイパネル | 約6.7インチ有機EL, |
プロセッサ | MediaTek製「Dimensity 8300 Ultra」 ・CPUコア:Cortex-A715 ・GPUコア:Mali-G615 MC6 |
メインメモリ容量 | 12GB |
ストレージ | 256GB |
アウトカメラ | 3眼式 ・標準:約5000万画素,F1.7 ・広角:約1200万画素,F2.2 ・望遠:約5000万画素,F1.9 |
インカメラ | 約3200万画素,F2.0 |
対応5Gバンド | n1/3/28/40/41/77/78 |
対応LTEバンド | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28 |
対応3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/19 |
無線LAN対応 | Wi-Fi 6E(IEEE 802.11ax) |
Bluetooth対応 | 5.4 |
バッテリー容量 | 5000mAh |
待受時間 | 未公開 |
連続通話時間 | 未公開 |
USBポート | USB Type-C |
公称本体サイズ | ガラス:約75.1(W) PUレザー:約75.1(W) |
公称本体重量 | ガラス:約195g PUレザー:約193g |
本体カラー | レモングリーン,チタンブルー,チタングレー |
Xiaomi 14T Pro製品情報ページ
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