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[CES 2015]PS4で3.5インチHDDを利用可能にする“チカラワザ”なマウントアダプターが登場
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印刷2015/01/08 18:09

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[CES 2015]PS4で3.5インチHDDを利用可能にする“チカラワザ”なマウントアダプターが登場

 米国のゲーマー向け周辺機器メーカーであるNykoの名を知っている読者がどれだけいるかは分からないが,北米市場においては,大きなシェアを持つトップメーカーの一社だ。
 そんなNykoが,2015 International CESに合わせて,PlayStation 4(以下,PS4)に3.5インチHDDを取り付けるためのマウントアダプター「Data Bank」を発表した。2.5インチHDDとその互換SSDしかサポートしないはずのPS4で,いかにして3.5インチHDDの利用を可能にするのか。ああだこうだと説明する前に,下の写真を見てもらえればと思う。

Data Bankの試作機を取り付けた状態のPS4
画像集 No.002のサムネイル画像 / [CES 2015]PS4で3.5インチHDDを利用可能にする“チカラワザ”なマウントアダプターが登場
画像集 No.003のサムネイル画像 / [CES 2015]PS4で3.5インチHDDを利用可能にする“チカラワザ”なマウントアダプターが登場

 そう,Data Bankは,PS4のデザインに合わせた台形状のブロックを,横置きしたPS4の上にそのまま載せたようなマウントアダプターなのだ。
 (黒モデルにおける)光沢感のあるカバー部を外すと,ユーザーは容易に2.5インチドライブへとアクセスできるのがPS4の持つ特徴の1つだが,そのカバーをまるまる置き換えるような仕様になっている,といえばイメージしやすいだろうか。

 今回,内部(というか裏側)は公開されなかったので,アダプターの形状は分からないが,背面側を見ると,PS4のメガネ型電源コネクタに差し込み,電力供給をインターセプトするためのコネクタケーブルを確認できたので,おそらくは,

  1. PS4側のSerial ATAおよび電源ポートにData Bankのアダプターを接続し,
  2. Data BankをPS4用カバーの代わりに組み付け,
  3. 3.5インチHDDをData Bank側のトレイに差し込み,
  4. トレイのカバーを被せ,
  5. PS4本体側のUSBポートとData Bankから伸びるUSBケーブルを接続する

ことで,この大変チカラワザなアイデアを実現しているのだと思われる。

画像集 No.004のサムネイル画像 / [CES 2015]PS4で3.5インチHDDを利用可能にする“チカラワザ”なマウントアダプターが登場
左側面から見ると,Data BankとPS4本体の側面に境目がないのが分かる。PS4本体標準カバーの代わりにData Bankを取り付ける格好である
画像集 No.005のサムネイル画像 / [CES 2015]PS4で3.5インチHDDを利用可能にする“チカラワザ”なマウントアダプターが登場
背面にはData Bankから細いケーブルが伸び,その先端がPS4のメガネ型電源コネクタに差さっている。こうやってHDD用の電力を確保しているわけだ
Data Bankの前面カバーを開けた例。装着された3.5インチHDDと,Serial ATA信号用と思われるケーブルを確認できる
画像集 No.006のサムネイル画像 / [CES 2015]PS4で3.5インチHDDを利用可能にする“チカラワザ”なマウントアダプターが登場

 Data Bank装着後のPS4が醸し出す見た目をどう判断するかは意見が分かれそうだが,2.5インチドライブと比べて安価に大容量化できる3.5インチHDDを使えるというのは,PS4にとにかくゲームをたくさんインストールしたい人から歓迎されそうだ。
 価格は未定だが,Nykoの説明員いわく「おそらく30〜40ドル程度」。米国では2月中頃から3月くらいに出荷されるという。日本での発売も期待したい。


Xbox Oneに合体させて使う周辺機器や

DUALSHOCK 4用キーボードなども展示に


 Nykoは,Xbox One本体に合体させて使う周辺機器も,以下のとおり3種類出品していた。

  • Xbox Oneの左側面に取り付けて,「Xbox One Wireless Controller」の充電池を同時に2個充電できる充電アダプター「Modular Power Station
  • Xbox One本体の上に載せて,Xbox One Wireless Controllerを同時に2個充電できる「Modular Charge Station
  • Xbox One本体を冷やすための外付け冷却ファン「Intercooler

 これらはいずれも,Xbox One本体背面にあるUSBポートから電力を得て動作する仕組みとなっていた。

Xbox One本体に周辺機器3種類を合体させた状態の展示機(左)。本体左側でホッチキスのように開いているのがModular Power Stationで,中央,Xbox One Wireless Controllerが2個並んでいるところの下にはModular Charge Stationがある。ゲームパッドの隣で膨らんでいるのがIntercoolerだ。これらを動作させる電力は,Xbox One背面のUSBポートから確保する(右)
画像集 No.007のサムネイル画像 / [CES 2015]PS4で3.5インチHDDを利用可能にする“チカラワザ”なマウントアダプターが登場 画像集 No.008のサムネイル画像 / [CES 2015]PS4で3.5インチHDDを利用可能にする“チカラワザ”なマウントアダプターが登場

 ちなみに,CES 2015のNykoブースには,「DUALSHOCK 4」に取り付けて使う小型キーボード「Type Pad」や,Xbox One Wireless Controllerに被せて使う,LEDイルミネーション付きジャケット「Light Grip」という,ちょっと日本ではお目にかかれないような周辺機器も出展されていたので,こちらも写真で紹介しておきたい。

DUALSHOCK 4の左右グリップ間にはめ込む小型キーボード,Type Pad(左)。右はあちこちがピカピカ光るというギミックがウリのXbox One Wireless Controller用ジャケットだ。グリップ部分はゴム製
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 本体用の周辺機器にしろゲームパッド用にしろ,合体にこだわるのがNyko流ということなのだろうか。

Nyko公式Webサイト(英語)

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