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設定を細かくカスタマイズ可能なゲームパッド「Revolution Pro Controller 2」がPS公式ライセンス品として国内発売
フランスBigben Interactiveが展開するゲーマー向け製品ブランド「Nacon」の製品を,PlayStation公式ライセンス品としてSIEが直接販売することになる。
世界市場では,本製品の先代モデルにあたる「Revolution Pro Controller」が,2016年10月にPlayStation公式ライセンスを取得したゲームパッドとして販売されたことがある。ただそのときは国内市場へ正式投入されなかったので,国内におけるNaconのPS4用ゲームパッドが正式に発売となるのは今回が初めてということになる。
ちなみに,新製品と先代モデルの違いは,先代モデルがゲームパッド側の端子に独自形状のコネクタを利用していたのに対して,新製品では一般的なUSB Type-C形状になっていることぐらいのようだ。
Revolution Pro Controller 2は,Xbox純正ゲームパッドと同じアナログスティックやボタン類の配置を採用する製品となっている。斜めにカットしたような外観のショルダーボタン部と,円の一部を切り欠いたようなデザインのD-Pad(≒十字キー),右アナログスティックの周囲を囲むLEDイルミネーションが外観上の特徴と言っていいだろう。
LEDイルミネーションは後段で触れるPC用ソフトウェアから発光パターンをカスタマイズできるようだ。ただ,発光色は動作モードによって変化するそうで,ユーザーによるカスタマイズはできないとのことである。
また,底面部,グリップの根元付近に2個のシーソーボタンを「ショートカットボタン」として備えており,シーソーの両端を使うことで合計4ボタンとして利用できるようにもなっている。
上の画像でシーソーボタンの上にスライドスイッチとボタンが並んでいるの見えるが,前者は接続するハードウェアに合わせて切り替えるもので,「1」と「2」がPS4用,「PC」がPC用となっている。後者のほうは内蔵するフラッシュメモリに保存したプロファイルの切り替えに使うものとのことだ。
ユーザーによる細かなカスタマイズが可能な点も特徴の1つ。たとえば,グリップ部分に錘(おもり)を内蔵する仕組みがあり,好みの重さに調整できるという。錘は重量10g,14g,17gのものがそれぞれ2個ずつ付属するそうだが,果たしてわざわざ重くしたいという人がどれだけいるのだろうか。
また,Naconが提供しているPCおよびMac用設定ソフトを利用することで,各ボタンに対する機能割り当てはもちろんのこと,アナログスティックの反応具合や各トリガーボタンのデッドゾーン,左右グリップの振動具合のカスタマイズも行える。先ほど本体底面を紹介したときにプロファイル切り替え用のボタンがある話をしたが,ここでプロファイルはPS4用を4つ,PC用を4つの計8つを本体側のフラッシュメモリへ保存できるそうだ。
税込で1万3000円前後という価格は人を選ぶだろう。ただ,柔軟なカスタマイズを売りとするゲームパッドがPlayStation公式ライセンス付きでSIEから発売になるというのは,筆者が覚えている限り国内初と思われる。その点に価値を感じる人なら,Revolution Pro Controller 2に挑戦してみるのもよさそうだ。
SIEのRevolution Pro Controller 2製品情報ページ
NaconのRevolution Pro Controller 2製品情報ページ
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