お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
上位モデルはHDR10&FreeSync 2対応。LGが垂直144Hz対応の31.5型ゲーマー向け液晶ディスプレイ計2製品を発売
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2018/07/12 14:00

ニュース

上位モデルはHDR10&FreeSync 2対応。LGが垂直144Hz対応の31.5型ゲーマー向け液晶ディスプレイ計2製品を発売

 2018年7月12日,LG Electronics(以下,LG)の日本法人であるLGエレクトロニクス・ジャパンは,31.5インチサイズで解像度2560×1440ドットの液晶ディスプレイ「32GK850F-B」と「32GK650F-B」を,7月26日に国内発売すると発表した。両製品とも最大垂直リフレッシュレート144Hz対応で,上位モデルの32GK850F-Bは,HDR表示規格「HDR10」や「DisplayHDR 400」,AMDのHDR関連技術「FreeSync 2」などに対応するのが見どころだ。
 税別のメーカー想定売価は順に6万円前後,5万円前後。単純計算した税込価格は順に6万4800円,5万4000円となる。

32GK850F-B。32GK650F-Bも外観はほぼ同じだ
画像集 No.002のサムネイル画像 / 上位モデルはHDR10&FreeSync 2対応。LGが垂直144Hz対応の31.5型ゲーマー向け液晶ディスプレイ計2製品を発売

CES 2018でゲームのデモに使われていた32GK850F-B
画像集 No.009のサムネイル画像 / 上位モデルはHDR10&FreeSync 2対応。LGが垂直144Hz対応の31.5型ゲーマー向け液晶ディスプレイ計2製品を発売
 32GK850F-Bと32GK650F-Bは,2018年1月のCES 2018で世界市場に向けて発表済みの製品だ。AMD独自のディスプレイ同期技術「FreeSync」や,黒挿入によって映像の残像感を軽減する機能「1ms Motion Blur Reduction」,暗部の階調を調整して視認性を高める「Black Stabilizer」といったLG製ゲーマー向け液晶ディスプレイの代表的な機能は共通してすべて備えている。

 そのうえで上位モデルとなる32GK650F-Bは冒頭で紹介したとおりHDR関連機能が充実しているわけだが,面白いのはゲーム向けの画調モードにある「HDR効果」なる機能だ。HDR効果を有効にすると,一般的なSDR映像を,HDR映像のように高コントラストな表示にできるという。
 どのような効果があるのかは,実際に試してみないことにはなんとも言えないが,ひょっとすると,HDR非対応のゲームでもHDR風な表示を楽しめるようになるかもしれない。

狭額縁デザインも特徴で,ディスプレイの上辺と左右辺はベゼルの幅が約1.2mm,映像が表示されない部分の幅は約9mmとのこと(左)。シンプルな前面に対して,背面側は,アームの取り付け部を囲むような円とスタンド裏側のところ赤を配した,やや派手な見た目となっている
画像集 No.003のサムネイル画像 / 上位モデルはHDR10&FreeSync 2対応。LGが垂直144Hz対応の31.5型ゲーマー向け液晶ディスプレイ計2製品を発売 画像集 No.004のサムネイル画像 / 上位モデルはHDR10&FreeSync 2対応。LGが垂直144Hz対応の31.5型ゲーマー向け液晶ディスプレイ計2製品を発売

 液晶パネルの仕様はノングレア(非光沢)仕様のVA方式で,中間調(gray-to-gray)応答速度は5ms,コントラスト比は3000:1となる。最大輝度はDisplayHDR 400対応の32GK850F-Bがもちろん400cd/m2なのに対し,32GK650F-Bは350cd/m2となる。

32GK850F-Bの背面インタフェース部分(左)。ビデオ入力はDisplayPort×1とHDMI×2(※いずれもバージョン未公開)の3系統を装備しており,加えて,3ポート(上り×1,下り×2)のUSB 3.0ハブ機能も備える。一方,32GK650F-Bは,USBハブ機能を備えていない。スタンドは2製品とも縦回転(ピボット)にも対応する(右)
画像集 No.005のサムネイル画像 / 上位モデルはHDR10&FreeSync 2対応。LGが垂直144Hz対応の31.5型ゲーマー向け液晶ディスプレイ計2製品を発売 画像集 No.006のサムネイル画像 / 上位モデルはHDR10&FreeSync 2対応。LGが垂直144Hz対応の31.5型ゲーマー向け液晶ディスプレイ計2製品を発売

 HDR対応かつFreeSync 2対応という特徴を考慮すると,Radeon搭載PCのユーザーだけでなく,Xbox Oneシリーズのユーザーにとっても32GK850F-Bは魅力的な液晶ディスプレイとなるのではないだろうか。
 またHDRを重視することなしに大型かつ垂直リフレッシュレートの高いディスプレイを探している人にとっては32GK650F-Bが面白い選択肢になりそうだ。

●32GK850F-B,32GK650F-Bの主なスペック
  • パネル:31.5インチ,VA方式,ノングレア(非光沢)
  • バックライト:LED,フリッカーフリー
  • パネル解像度:2560×1440ドット
  • 最大垂直リフレッシュレート:144Hz
  • ディスプレイ同期技術:FreeSync対応
  • HDR対応:32GK850F-BはHDR10,DisplayHDR 400,FreeSync 2対応(※32GK650F-Bはいずれも非対応)
  • 輝度(通常):32GK850F-B 400cd/m2,32GK650F-B 350cd/m2
  • 表示色:約1677万色
  • コントラスト比:3000:1
  • 視野角:左右178度,上下178度
  • 中間調応答速度:5ms(Grey to Grey)
  • 内部フレーム遅延:未公開
  • ビデオ接続インタフェース:DisplayPort×1,HDMI Type A×2
  • そのほかの接続インタフェース:3.5mmミニピンヘッドフォン出力×1
  • USBハブ機能:USB 3.0×3(アップストリーム×1,ダウンストリーム×2,※32GK650F-Bは非対応)
  • スピーカー:―
  • チルト(上下回転):−5〜+15度
  • スイーベル(左右回転):左右20度
  • ピボット(縦回転):右90度
  • 高さ調整:上下110mm
  • VESAマウント:100×100mm
  • 公称消費電力:44W(標準),0.5W(待期時)
  • 公称本体サイズ:715(W)×272(D)×494〜604(H)mm
  • 公称本体重量:8.3kg
  • 主な付属品:未公開
  • 保証期間:未公開

LGの液晶ディスプレイ製品情報ページ



#### 以下,リリースより ####

LG初のVESA DisplayHDR 400対応「32GK850F-B」を始め、
31.5インチ高解像度ゲーミングモニター2モデルを
7月26日(木)より全国で順次発売

 LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社(代表取締役社長:李 仁奎(イ・インギュ) 本社:東京都中央区)は、31.5インチ高解像度ゲーミングモニター「32GK850F-B」と「32GK650F-B」を、2018年7月26日(木)より全国で順次発売します。

 今回の2モデルでは、QHD(2560×1440)の解像度でリフレッシュレート最高144Hzに対応。高解像度かつ31.5インチの大画面を実現しており、中でも「32GK850F-B」は、映像用のHDR10や、VESAが策定したモニター用のHDR規格VESA DisplayHDR 400に対応しています。同時に、HDR対応ゲームのスムーズに表示するRADEON FreeSync 2テクノロジーにも対応することで、まるでゲームの世界に入り込んだような、迫力ある高コントラストな美しい映像を再現します。また、ベゼル幅わずか1.2mmの3辺フレームレスデザインを採用し、映像への没入感も高めます。

 さらに、フレームバッファを経由せず直接映像を表示して遅延を抑える「DASモード」、黒挿入によって残像感を軽減する「1ms Motion Blur Reduction」、映像の暗くて見づらい部分を認識し、暗い部分を明るく映し出す「ブラックスタビライザー」、さらに画面上に照準マークを表示させてターゲットを狙いやすくする「クロスヘア」など、充実したゲーミング機能を搭載しています。

32GK850F-B/32GK650F-B
画像集 No.007のサムネイル画像 / 上位モデルはHDR10&FreeSync 2対応。LGが垂直144Hz対応の31.5型ゲーマー向け液晶ディスプレイ計2製品を発売

<発売概要>
モデル名(型番) 発売時期 価格(※予想実売価格・税別)
32GK850F-B 2018年7月26日(木) オープン価格(60,000円前後)
32GK650F-B オープン価格(50,000円前後)

■主な特長
1. QHDでリフレッシュレート 144Hz対応
フルHDの約1.7倍の解像度2560×1440(QHD)で1秒間に144コマの表示に対応。高解像度による高精細な映像表現と、高速な描画による、より滑らかでクリアな映像表示を可能にします。

2. AMD RADEON FreeSync 2テクノロジー (32GK850F-Bのみ)
従来の画面ずれ(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)の制御に加え、HDR対応ゲームのスムーズな表示を可能にするRADEON FreeSync 2テクノロジーに対応。トーンマッピングの時間を短縮し、HDRゲームの入力遅延を大幅に改善します。
※対応するAMD社のGPUまたはAPUとの接続が必要です
※32GK650F-BはRADEON FreeSyncテクノロジーに対応します

3. HDR10 、VESA DisplayHDR 400に対応 (32GK850F-Bのみ)
映像用のHDR10、VESAが策定したモニター用のHDR規格VESA DisplayHDR 400に対応。
FreeSync 2も合わせて、ゲームや動画を高コントラストな美しい映像で再現します。
また、ゲーミングモードを「HDR効果」に設定すれば、SDR映像もまるでHDRのような高コントラストな画質で表示します。

4. 各種ゲーミング機能を搭載
映像信号を画面に表示するまでのタイムラグを最小限に抑えるDAS(Dynamic Action Sync)モード、黒挿入によって残像感を軽減する「1ms Motion Blur Reduction」、暗いシーンの視認性を高めるブラックスタビライザー、画面上に照準マークを表示させてターゲットを狙いやすくする「クロスヘア」など、各種ゲーミング機能を実装しています。
※DASモードは自動設定

5. DCI-P3 95%カバー (32GK850F-Bのみ)
デジタルシネマ規格の色空間DCI-P3のカバー率95%(標準値)によって、映画やドラマなどあらゆるエンターテインメントコンテンツを、よりリアルに再現します。また、工場出荷時にキャリブレーションを実施。個体差のない安定した画質でお届けします。

6. ベゼル幅わずか1.2?の3辺フレームレスパネルの採用
モニター画面の3辺においてベゼル幅がわずか1.2mm、非表示領域を合わせても9mm※以下(上左右)という極薄フレームレスパネルを採用し、フレームをほとんど感じさないデザインによって、映像への没入感を高めます。
※ フレーム+非表示領域:上左右:9mm/下22.7mm

7. 目に優しい「ブルーライト低減モード」「フリッカーセーフ」を搭載
液晶モニターのバックライトは、目に見える可視光線の中でも網膜まで達する強い光とされる青色光「ブルーライト」を発しており、目や体に大きな影響があるといわれています。また、LEDバックライトは、輝度を調整するために高速で明滅を繰り返すため、画面のちらつき「フリッカー」が発生し、長時間ディスプレイを見ていると、頭痛や疲れ目などにつながるとされています。ブルーライトを低減する「ブルーライト低減モード」、フリッカーを抑制する「フリッカーセーフ」によって、長時間の作業や鑑賞の際の目の負担を軽減します。
※1ms Motion Blur Reduction有効時はフリッカーセーフは適用外になります

8. OnScreen Control機能(ソフトウェア)
付属ソフトウェアのOnScreen Control(オンスクリーンコントロール)がモニターの表示をより快適にします。画面の明るさやピクチャーモード、ゲームの設定などを画面上で調整ができます。また、アプリケーションごとに好みの色合いやピクチャーモードを、あらかじめ設定しておくことができる「My Application Preset(マイアプリケーションプリセット)」、複数のウィンドウを整列させることで、参考資料を参照しながらのドキュメント作成や、アプリケーション間のドラッグアンドドロップなどを容易にし、能率的な作業を実現する「Screen Split(スクリーンスプリット)」機能を収録しています。また、OSDの詳細な設定の際は、直感的なOSD操作を実現した「OSDジョイスティック」で容易に設定が可能です。

■主な仕様
画像集 No.008のサムネイル画像 / 上位モデルはHDR10&FreeSync 2対応。LGが垂直144Hz対応の31.5型ゲーマー向け液晶ディスプレイ計2製品を発売
※本仕様は予告なく変更される場合があります
※画像はすべてイメージです
  • 関連タイトル:

    LG UltraGear

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:12月21日〜12月22日