2018年8月16日,Intelグラフィックス部門の公式Twitterアカウント「
Intel Graphics」(
@IntelGraphics)は,「In 2020 we will set our graphics free」(2020年に我々のグラフィックスを解き放つ)として,ティザームービーを公開した。そこではグラフィックスカードらしきイメージCG,そして「And that’s just the beginning」(それは始まりに過ぎない)というメッセージを確認できる。
AMDでRadeon Technologies Groupを率いていたRaja Koduri(ラジャ・コドゥリ)氏が
Intelへ移籍して数か月経った2018年6月,別のIntel公式Twitterアカウント(
@IntelNews)は,2020年の単体GPU市場投入を
予告済みだ。なので「2020年」自体は新しい情報というわけではないが,SIGGRAPH 2018のタイミングでグラフィックスカードらしきイメージCGを披露し,「それ以外にもある」と含ませてあるのは,なかなかに示唆的と言えるのではなかろうか。ひょっとすると「Intelが2020年にまず出すグラフィックスカードはプロフェッショナル用途向けで,ゲーマー向けはその後」という可能性はあるように思われる。
動画の最後に登場する,グラフィックスカードらしきイメージCG
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いずれにせよ,Intelは「Intel 740」以来22年ぶりとなる単体グラフィックスカードの市場投入に向けて,間違いなく歩みを進めているわけだ。続報に期待したい。