お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
[E3 2019]Bethesda Softworksがクラウドゲーム向けストリーミング技術「Orion」をアナウンス
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2019/06/10 16:46

ニュース

[E3 2019]Bethesda Softworksがクラウドゲーム向けストリーミング技術「Orion」をアナウンス

 Bethesda Softworksとid Softwareは,北米時間の2019年6月9日に開催されたイベント Bethesda E3 Showcaseにて,クラウドゲーム向けのストリーミング技術「Orion」の開発を発表した。

画像集 No.002のサムネイル画像 / [E3 2019]Bethesda Softworksがクラウドゲーム向けストリーミング技術「Orion」をアナウンス

 id Softwareが長年にわたり研究を続けていた「Orion」は,クラウド環境におけるゲームエンジンのパフォーマンスを最適化することを目的にしているという。同社の「id Tech 6」だけでなく,サードパーティのいかなるゲームエンジンもサポートするとのことで,一種のミドルウェアに近いテクノロジーであるようだ。ほぼすべてのゲームやゲームエンジン,ストリーミングプロバイダが利用でき,データセンターのサーバーテクノロジーやハードウェアを補完することになるという。

 具体的な技術の詳細に関する説明はなかったものの,ストリーミング時のフレームあたり最大20%の遅延低減や,必要帯域の最大40%削減を実現すると謳っている。こうしてレイテンシを劇的に改善することによって,データセンターから遠く離れた場所であっても高品質のゲーム体験が可能になるとのことだ。

画像集 No.003のサムネイル画像 / [E3 2019]Bethesda Softworksがクラウドゲーム向けストリーミング技術「Orion」をアナウンス

 海外メディア PC Gamerの記事によると,4K解像度のゲームを60fpsでストリーミングした場合,65時間ほどで1TBものデータ通信量になるという。1TBとはアメリカの一般的なインターネットプロバイダの利用上限だ。例えば,毎日5時間近くゲームを楽しむと,2週間もすれば利用上限に達するという計算になる。
 こうした一般ユーザーのストリーミングコストの削減にも,「Orion」は一役買うというわけだ。

 会場では,2016年にリリースされた「DOOM」のデモプレイが披露された。スマートフォンにストリーミングされたゲーム画面はPCのハイエンドマシンと比較しても遜色がなく,4K解像度/60fpsのゲームプレイを実現できるとのことだ。

画像集 No.004のサムネイル画像 / [E3 2019]Bethesda Softworksがクラウドゲーム向けストリーミング技術「Orion」をアナウンス

 「Orion」はゲームデベロッパやストリーミングプロバイダへのライセンス製品としてリリースされると思われるが,「DOOM」シリーズの公式ファンクラブ「Slayers Club」にサインアップすれば,「DOOM」のパブリックトライアルに参加できるという。日本からの参加については言及されていないが,気になる人はファンクラブのメンバー登録を検討してみるといいだろう。

ベセスダ・ソフトワークス公式サイトの「Orion」アナウンスページ

4GamerのE3 2019記事一覧

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:11月23日〜11月24日