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LG,ゲーム関連機能が充実した2022年夏モデルの有機EL&液晶テレビを発表
多くの製品が,HDMI 2.1のゲーム向け機能である「Variable Refresh Rate」(可変リフレッシュレート,以下 VRR)や「Auto Low Latency Mode」(自動低遅延モード,以下 ALLM)に対応しており,さらにリフレッシュレート120Hzでの表示や,AMD独自のディスプレイ同期技術「FreeSync Premium」,NVIDIA独自のディスプレイ同期技術「G-SYNC Compatible」といった機能も備えるというゲーム用途への強みが特徴である。
各製品のラインナップと税込のメーカー想定売価は以下のとおり。
●有機ELテレビ
- OLED G2シリーズ OLED 77G2PJA(77型) 83万円前後,5月下旬発売予定
- ART90シリーズ 65ART90EJQA(65型) 99万円前後,6月中旬発売予定
- OLED C2シリーズ OLED 83C2PJA(83型) 99万円前後,5月下旬発売予定
- OLED B2シリーズ OLED 77B2PJA(77型) 60万円前後,6月中旬発売予定
OLED 65G2PJA(65型) 55万円前後,5月下旬発売予定
OLED 55G2PJA(55型) 40万円前後,5月下旬発売予定
OLED 65C2PJA(65型) 45万円前後,5月下旬発売予定
OLED 55C2PJA(55型) 32万円前後,5月下旬発売予定
OLED 48C2PJA(48型) 25万円前後,5月下旬発売予定
OLED 42C2PJA(42型) 24万円前後,5月下旬発売予定
OLED 65B2PJA(65型) 39万円前後,6月中旬発売予定
OLED 55B2PJA(55型) 27万円前後,6月中旬発売予定
●液晶テレビ
- QNED85JQAシリーズ 86QNED85JQA(86型) 66万円前後,6月中旬発売予定
- QNED80JQAシリーズ 55QNED80JQA(55型) 17万円前後,6月中旬発売予定
- UQ9100シリーズ 75UQ9100PJD(75型) 22万円前後,5月下旬発売予定
75QNED85JQA(75型) 44万円前後,6月中旬発売予定
65QNED85JQA(65型) 35万円前後,6月中旬発売予定
55QNED85JQA(55型) 28万円前後,6月中旬発売予定
50QNED80JQA(50型) 15万円前後,6月中旬発売予定
65UQ9100PJD(65型) 17万円前後,5月下旬発売予定
55UQ9100PJD(55型) 13万円前後,5月下旬発売予定
50UQ9100PJD(50型) 12万円前後,5月下旬発売予定
43UQ9100PJD(43型) 10万円前後,5月下旬発売予定
今回の新製品でLGがとくに注力しているのが,有機ELテレビだ。
とくに有機ELテレビの上位モデルとなるOLED G2シリーズ,高輝度の色表現力を高めた「OLED evo Gallery Edition」を採用して画質の向上を実現。さらに,OLED G2とOLED C2シリーズは,LGのテレビ向け映像処理エンジンでは最上位となる新プロセッサ「α9 Gen5 AI Processor 4K」を採用し,AI処理ベースでテレビ映像やネット動画の画質や音質を向上させる処理を行えるのも見どころであるという。
今回のラインナップで,とくにゲーマー視点で注目すべき製品は,LG製有機ELテレビでは最小サイズとなる42型モデル「OLED 42C2PJA」だろう。机の上に置いて使えるサイズの有機ELテレビで,冒頭でも触れたようにゲーマー向け機能も充実している。
LGの有機EL/液晶テレビは,以前からゲーマー向けの機能が充実しているのだが,OLED 42C2PJAは,4K解像度(3840×2160ドット)の120Hz表示で,Dolby LaboratoriesのHDR映像規格「Dolby Vision」に準拠したゲーム映像を表示する機能にも対応しており,Xbox Series Xのテレビ機能チェックで,すべての項目に対応マークがついたのだ(2021年夏モデルでは一部非対応があった)。
簡単に言えば,現行世代のゲーム機が対応する映像関連機能に,OLED 42C2PJAはすべて対応できるわけだ。
さらに,ゲーム関連の設定メニューは,LGのゲーマー向け製品ブランド「LG UltraGear」のOSDメニューを踏襲したデザインの「ゲームダッシュボード」となり,ゲーム関連機能の設定確認と変更がしやすくなったのも見どころである。
ここまでゲーム用途の機能が充実した有機ELテレビは,非常に珍しい存在だ。
一方,液晶テレビの新製品「QNED」シリーズは,量子ドット技術を採用したフィルムと,小型LEDチップ「Mini LED」を並べたLEDバックライトを組み合わせた4K液晶パネルや,LG製の第5世代AI処理エンジンを搭載した液晶テレビの上位シリーズである。
こちらも有機ELテレビと同じく,HDMI 2.1のゲーム関連機能や,120Hz表示対応など,さまざまなゲーム向け機能を備えているので,ゲーム用途重視でテレビを選ぶときには,有力な選択肢となるだろう。
LGのテレビ製品情報ページ
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