ドイツのゲームパブリッシャ・First Press Gamesは,8bitプラットフォームアクション
「Project Blue」 (プロジェクトブルー)の,
ファミコン・ファミコン互換システム対応カセット(日本語版) の制作実現に向けたクラウドファンディングキャンペーンを,Kickstarterで実施している。キャンペーンは
2020年7月19日 まで。All or Nothing形式で,目標額は1万184ドル(約109万円)となっている。
Project Blueは,ToggleSwitchやFrankenGraphicsやM-Tee氏という欧米ミックスの開発チームにより制作されたタイトル。ディストピアの街・ネオ香港を舞台に,プレイヤーは極悪な多国籍複合企業に誘拐された孤児の少年・ブルーとなり,捕らわれの身から逃れてネオ香港を渡り,企業本部で敵に立ち向かう。トランポリンで跳ねたり,パラシュートを使って滑空したり,はしごを登ったり,泳いだりと,ステージとの相互作用を持つさまざまなアクションが楽しめるタイトルとなっている。
Project Blue for Kickstarter
VIDEO
Project Blueは,2019年に実施されたKickstarterキャンペーン(
関連リンク )による資金調達により,NES互換版のリリースが実現している。そんな本作をファミコンに導入しようというのが今回のキャンペーンだ。
目標は,本作をさまざまなハードウェアで利用できるようにするだけではなく,日本語にローカライズされたパッケージや取扱説明書を用意し,日本語に翻訳されたテキストをゲーム内に実装するなど,
“コンソール向けに完璧に完成されたファミコン版カセットをリリース” すること。今回のクラウドファンディングで,その制作費の一部を調達するというわけである。
支援はリワード無しの約11ドルからで,リワードにカセットが含まれる支援は約62ドルから。そのほか特典を盛り込んだ数量限定版なども用意されている。カセットを含むセットは,2020年11月に届く模様だ。
Project Blue プロジェクト・ブルー
ファミコン・ファミコン互換システム対応の
日本語実装版カセットリリースに向けて
Kickstarterキャンペーン開催中!
※最終的なデザインは、小さな変更や改良が含まれる場合があります。
Project Blue(以下、プロジェクト・ブルー)は、ファミコンとNES用の新しい8ビットアクションプラットフォームです。
ToggleSwitch、FrankenGraphics、M-Teeによる欧米ミックスの開発チームの取り組みとして制作されたこのゲームは、ゲームプレイとプレゼンテーションの両方で非常に秀逸。
このシステム用として新たに開発された最新ゲームの中でも特に優れており、世界中のレトロゲーマーから絶賛されています。
このプロジェクトは2019年に開発チームが独自でKickstarterキャンペーンを通じて資金調達に成功し、目標であるNES互換カセットのリリースを実現しました。
更に2020年、開発チームはドイツのFirst Press Gamesと協力し、プロジェクト・ブルーをNESの姉妹システムである日本のファミコンシステムに導入することにしました。
さまざまなハードウェアでプレイできるようにするだけでなく、日本語に完全にローカライズされたパッケージや取扱説明書を作成し、日本語テキストをゲーム内に実装、コンソール向けに完璧に完成されたファミコン版カセットをリリースすることが目標です。
今回のKickstarterキャンペーンは多くのカスタムパーツが必要となるため、日本のファミコン版の製作費の一部として資金調達することを目的としております。
ゲームについて
プロジェクト・ブルーは、ディストピアの街ネオ香港を舞台にした8ビットアクションプラフォームです。
プレイヤーは、秘密兵器プロジェクトの一環として極悪な多国籍複合企業に誘拐された孤児の少年ブルーとしてプレイします。
捕らわれの身から逃れネオ香港を渡り、企業本部で敵に立ち向かわなければなりません。
ブルーは敵から身を守るために投擲武器で投射物を発射しながら、このゲームジャンル特有のランニングやジャンプで進んでいきます。
トランポリンで跳ねたり、パラシュートを使って滑空したり、はしごを登ったり、泳いだりと、レベル間の相互作用を通じて、よりダイナミックで複雑なゲームプレイを目指しています。
ゲームの世界は、256のエリア画面と4つの個性的なレベルテーマの巨大サイズ。
難易度設定もノーマル・ハード・ブルータルの3種類あり、レベルレイアウト自体の変更を含め、かなりの量の追加コンテンツが用意されています。
ハードウェアを限界までプッシュ
ファミコン後期の高度なテクニックを駆使して追加グラフィックスをゲームに組み込み、生き生きとした複雑なレベルのグラフィックスを可能にしてコンソールの限界を押し広げました。
タイルセットとコードの両方を最適化することで、追加のカートリッジメモリを作成し、ゲーム内の各グラフィックセットにより多くのスペースを割くことができ、それが無ければ不可能だったハイレベルな背景の描写が可能になりました。
ファミコン・ファミコン互換システム対応版の内訳
プロジェクト・ブルー自体の開発は終了していますが、日本語訳はまだ実装されていません。
今回のKickstarterキャンペーンは、日本のファミコン。ファミコン互換システム対応版の制作資金調達に焦点を当てています。
■ファミコン版には、このゲームのために特別に作られたカスタムパーツとプリントワークが含まれています。
高級感のある高品質な特殊カートリッジシェルとトップラベルデザイン
多くのファミコンの名作にぴったりのボックスデザイン
20ページ以上の詳細なゲーム解説書とスローバックの2色デザイン(日本語)
すべての内容物を定位置に保持するパッケージ用の適合プラスチックインレイ
80年代の昔ながらの小売りゲームを連想させる日本の調査ハガキ
各ゲームのシリアルナンバー入りのコレクターズコイン
■更にコレクターズエディションには、いくつかの素晴らしい追加特典が用意されています。
専用の特殊外装
プレミアムジュエルケース入りゲームCDサウンドトラック
ゲームアートワークのステッカーセット
ゲームのアートワークのDIN A2サイズポスター
謎のオマケ
このKickstarterキャンペーンは2020年6月24日より7月19日までの約1か月間、只今開催中です。
最初に日本語での説明文、後半に英語での説明文で構成されています。
各ストレッチゴールなどの詳細は、Kickstarterプロジェクトキャンペーンページをご参照ください。
https://www.kickstarter.com/projects/
firstpressgames/project-blue-famicom
開発チームについて
Donny Phillips氏(ToggleSwitch) は、コーディングのすべてとレベルデザインの一部を担当し、音楽を書き、ゲームの最初のコンセプトを考え出しました。
Ellen Larson氏(FrankenGraphics) は、ピクセルアートのすべてとレベルデザインを担当し、プロジェクト・ブルーを漠然としたアイデアからより具体的な世界へと作り上げることに貢献しました。
Ellen氏は日本語テキストをファミコン版に実装するプロセスも担当します。
(ブログのリンク )
M-Tee氏 は、Project Blueの設定やキャラクターのコンセプトアートと最終的なキーアートを担当し、英語版の取扱説明書の作業の間にゲームの伝承に更に磨きをかけてきました。
(itch.ioのリンク )
発売元について
First Press Gamesはドイツに拠点を置く、最新のゲーム機とレトロなゲーム機の両方を対象としたインディーゲームのパブリッシャーです。
既にリリースしているTobu Tobu Girl Deluxe とぶとぶがーるデラックス(GBC)やA Hole New World ア・ホール・ニュー・ワールド(NES)の8ビットカートリッジサウンドトラックは、私たちがレトロゲームの細部にまでこだわった作品であることを証明します。
経験豊富な翻訳チームにより、日本のファミコン版のためのシームレスな日本語へのローカライズを保証します。
今回のリリースでは、プロジェクト・ブルーを日本のすべてのレトロファンの方々がより身近に感じられ楽しんでプレイしていただけることを目標としています。
(ウェブサイトへのリンク )