［CEDEC 2018］国内最大のゲーム開発者会議「CEDEC 2018」開幕。レイトレなどの最新技術に期待

　2018年8月22日から24日にかけて，神奈川・パシフィコ横浜で国内最大のゲームおよびエンターテイメント系開発者のためのイベント「CEDEC 2018」（Computer Entertainment Developers Conference 2018）が開催されている。ゲーム開発者が最先端のゲーム開発情報を共有する場であり，今後のゲーム業界の動向をいち早く捉えられる機会でもある。

　講演としては，最新ゲームの開発事例や，ゲームエンジン開発陣による最新機能についての技術解説などが例年と同様に予定されており，ゲーム開発の先端を知るには格好の場だ。
　とくにGDC 2018でのDirectX Raytracing，RTX Technology，Project Spotlightなどの発表から話題を集めたリアルタイムレイトレーシング（関連記事1，2）関連のセッションには，要注目である。

　CPUやGPUの演算能力の向上，並列化の推進が，AIの発展やブロックチェーンといった新しい潮流を生み，今度はリアルタイムレイトレーシングをゲーム業界にもたらそうとしている。“ゲーム技術が確実に変革を遂げる瞬間”と言えるタイミングでの開催となったのが，今回のCEDECなのだ。

　なお基調講演には，任天堂代表取締役フェローの宮本 茂氏と，日本のインターネットの父ともいうべき慶應義塾大学の村井 純氏を迎えるなど，こちらも注目度の高い陣容となっている。
　4GamerとGamesIndustry.biz Japan Editionでは，近年にない大きな動きを踏まえつつ，現地取材記事でできるだけ最新の動向をお伝えしていきたい。

任天堂代表取締役フェロー・宮本 茂氏

会場の様子

CEDEC 2018公式サイト

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