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フランスのAnuman Interactiveが社名をMicroidsに変更。日本オフィスの設立も明らかに
1985年に設立されたMicroidsは,2002年の「Syberia」や「Post Mortem」,さらに2005年の「Still Life」などのタイトルで日本でも知られたメーカーだ。2000年代初めには「すでに終わっている」と思われていたアドベンチャーゲームジャンルに作家性の強いタイトルを投入してヒットを記録し,ジャンル復活に貢献したとも言われている。
2009年にAnuman Interactiveの傘下に入り,同社のゲームブランドとして,PCだけでなくニンテンドーDSやWii,PlayStation Portable,モバイルなどさまざまなプラットフォーム向けのタイトル開発に携わってきたMicroids。日本では,3gooがリリースした「ギア・クラブ アンリミテッド」シリーズなどが知られている。
発表では,今回の社名変更は,世界各地でMicroidsブランドのネームバリューが向上したことによるごく自然な流れであると述べられている。また,日本オフィスの設立は,国際的な事業展開とMicroidsの知名度アップを目指す方策の一環で,日本のニーズに対応するためとしている。近日中に新タイトルの発表を行う予定とのことなので,続報を楽しみにしよう。詳しくは,以下のリリース文を参照してほしい。
Microids公式サイト
フランスのゲームパブリッシャー Anuman Interactive
国際化戦略強化のため
Microids(ミクロイド)に社名変更、日本にオフィスを開設
この度、フランスのゲームパブリッシャーAnuman Interactive(アニュマン・インタラクティブ)がMicroids(ミクロイド)に社名変更いたします。1985年にElliot Grassiano(エリオット・グラシアーノ)によって設立されたMicroidsは、2009年にAnuman Interactive傘下に入り、以来同社のゲームの主要レーベルとなりました。この社名変更は、世界の複数のエリアの業界でMicroidsの知名度が十分高まったことからごく自然な流れであり、またこの決定は、この夏のMicroidsのロゴデザインのリニューアルを皮切りに、国際化戦略の一端を担うものです。Anuman Interactiveの創設者でCEOのStéphane Longeard(ステファン・ロンジェアール)は、本年10月1日をもって、Elliot Grassianoとともに同社を率いるべく、MicroidsのCEOに着任しました。
日本においては、特に株式会社3gooのフランチャイズにより販売された「ギア・クラブ アンリミテッド」を成功させるなど、すでに3年前より事業を展開しており、この度、日本に代表事務所を開設することを発表いたします。日本では、在日30年におよぶMartial Meyssignac(マーシャル・メシニャック)が代表を務め、本社の戦略パートナーシップ部門の上席副社長Yves Bléhaut(イヴ・ブレオ)と緊密に連携してまいります。日本の代表事務所は事業拡大方針に則り、Microidsのカタログに掲載されているゲームの流通の他に、フランス本社とともに日本の優れたコンテンツのライセンス取得を行うことを目的としています。
「日本のオフィス開設によりMicroidsは一歩前進しました ! この数年の日本での活動を通して、この国における事業展開を着々と進めるにあたり、現地オフィスの開設が重要であると考えております。この事務所は、日本特有のニーズに対応すべく、日仏間を結び付ける重要且つ必須な拠点となります。」(Stéphane Longeard、MicroidsCEO)
「この新しい日本事務所設立は、国際的な事業展開とMicroidsの知名度アップを目指す方策の一環です。私たちは熱狂的なゲーム好きの集まりであり、日本好きでもあります。ゆえに日本においてこの分野が特別な位置づけにあることを知っております。わがグループのこの大きな前進に一同の意気も高まっています!」(Yves Blehaut、Microids戦略パートナーシップ部門の上席副社長)
ギア・クラブ アンリミテッドが発売された2017年には、同ゲームがこの年発売された日本におけるすべてのゲーム機向けのレーシングゲームのトップセールスを記録しました! この成功を糧に、日本における事業拡大を精力的に行っていく方針です。
Microidsは、新たなライセンス取得や新しいタイトルを近日発表いたします。
今後の展開も是非ご注目ください!
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