Daybreak Game Companyが組織を再編成して新たに3つのスタジオを設立。「EverQuest」シリーズはDarkpaw Gamesが担当

　北米のゲームメーカーDaybreak Game Companyは現地時間の2020年1月21日，組織の再編を行い，新たに3つのスタジオ――Dimensional Ink GamesとDarkpaw Games，そしてRogue Planet Gamesを立ち上げたことを明らかにした。これは同社の新たなポリシー，「フランチャイズファースト」に則ったもので，それぞれのスタジオがDaybreak Game Companyのタイトルを分担して担当し，より柔軟な運営を行うことで長期的な拡大を目指すとしている。

Daybreak Introduces Three New Franchise Studios

　Sony Online Entertainmentを前身とするDaybreak Game Companyは，「H1Z1: Battle Royale」や「EverQuest」シリーズ，さらに「PlanetSide 2」「DC Universe Online」など，多数のオンラインゲームの開発，運営を行っている。
　発表によれば，オースティンに本拠を置くDimensional Ink GamesはDCコミックスのスーパーヒーローが多数登場するMMORPG「DC Universe Online」および関連タイトルの開発，運営を担当。サンディエゴのDarkpaw Gamesは「EverQuest」「EverQuest II」を，同じくサンディエゴのRogue Planet Gamesは，「PlanetSide 2」などを受け持つという。

Producer’s Letter: Enter the Den of Darkpaw Games

　詳しくは，Daybreak Game Companyの公式サイトを見てほしいのだが，この発表を受けて，Darkpaw Gamesのエグゼクティブプロデューサーが所信表明とも言えそうな，ノリノリの書き込みを公式サイトで行っている。
　それによれば，Darkpawの名前の由来は，エバクエに登場する伝説的なネームドモンスターFippy Darkpawに由来するという。筆者は知らなかったので調べてみたところ，Fippy Darkpawは北ケイノスの初心者エリアに7分ごとに出現し，一声叫んだあとでケイノスの門に突撃して警備員に殺される，おそらくMMORPG史上，最も数多く死んだモンスターだそうだ。そんなFippy DarkpawにちなんだDarkpaw Gamesのモットーは，「ネバーギブアップ」とのこと。サービス開始から30周年を迎えた「EverQuest」フランチャイズに向けてさまざまな企画を用意しているという話なので，ファンはぜひお楽しみに。