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「Wizardry」IPを用いたブロックチェーンゲーム制作に関する共同事業契約を,ドリコムとチューリンガムが締結。Thirdverseとの協業検討は中断
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印刷2023/05/11 18:44

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「Wizardry」IPを用いたブロックチェーンゲーム制作に関する共同事業契約を,ドリコムとチューリンガムが締結。Thirdverseとの協業検討は中断

 ドリコムは本日(2023年5月11日),同社が保有する「Wizardry」IPを用いたブロックチェーンゲームの制作・運営を目的とした共同事業契約と,同ゲームを開発するためのライセンス提供契約を,Web3領域のトークン設計に精通するチューリンガムと締結したことを発表した。

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 ドリコムは,2022年3月にThirdverse(現Mint Town)と同様のプロジェクトに向けた基本合意契約(関連記事)を締結していたが,この協業検討を中断することもあわせて発表された。

※Thirdverseは5月1日に,Web3ゲーム事業を分割した

 Thirdverseとのプロジェクトと同じく,今回のゲームもドリコムが開発中の「Wizardry Variants Daphne」iOS / Android)とは別のタイトルだ。
 NFTだけではなく,FT(代替可能なトークン)も実装予定とのことなので,ゲーム内でユーティリティトークンを獲得でき,“Play to Earn”を謳っているようなGameFiタイトルと方向性が近いだろう。

 ドリコムは,ブロックチェーンゲームがもたらす新しい体験のひとつは二次流通市場であり,そこに新しい遊びが生まれると予想している。
 本プロジェクトでは,トークンやマーケットプレイスを含む,サステナブルなゲーム経済圏の構築と維持を目指していくという。

「Wizardry」公式Twitterアカウント


株式会社ドリコムとチューリンガム株式会社が「Wizardry」IPを用いたブロックチェーンゲームの制作・運営を行うことを目的とした共同事業契約等を締結

株式会社ドリコム(本社:東京都品川区、代表取締役社長:内藤裕紀、以下「ドリコム」)は、チューリンガム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:三瀬修平、以下「チューリンガム」)と、「Wizardry」IPを用いたブロックチェーンゲームの制作・運営を行うことを目的とした共同事業契約を締結したこと及び「Wizardry」IPを用いたブロックチェーンゲーム開発のライセンス提供契約を締結したことをお知らせいたします。

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共同事業契約の背景と目的

近年、Web3、ブロックチェーン、NFTといった領域は年々注目度を高めており、ゲームを始めとするエンターテイメント業界ではこの新たなテクノロジーの活用し、これまでにない体験、新たな価値の創出に向けて日々、様々なチャレンジが行われています。

本共同事業契約では、ドリコムのIPゲーム企画・開発・運営経験と、チューリンガムのブロックチェーンに対する高い技術力と豊かな知見というそれぞれの強みを最大限に活かし、ブロックチェーンゲームの制作・運営を行います。

ドリコムおよびチューリンガムは、ドリコムが保有する「コンピュータゲームの原点」とも言われる「Wizardry」IPを用い、IPを軸とした強力なコミュニティを丁寧に醸成していくとともに、ブロックチェーン、NFTといったWeb3領域のテクノロジーを最大限活用し、世界中の多くの方々に楽しんでいただけるブロックチェーンゲームの提供を目指します。

ブロックチェーン技術により、プレイヤー同士がマーケットプレースを通したゲームアイテムの取引が可能になるなど、より深く革新的なゲーム体験を提供することができると考え、本共同事業では、こうしたマーケットプレースやゲームトークンを含むサスティナブルなゲーム経済圏の構築と維持を目指します。

Thirdverseグループ(現:株式会社Mint Town)との協業検討の中断について

2022年3月にドリコムはThirdverseグループ(現:株式会社Mint Town)とブロックチェーンゲームプロジェクトのための基本合意契約を締結し、IPを用いたブロックチェーンゲームの開発に向けた協議を進めてまいりましたが、検討を進める中で市況環境の大きな変化等もあり、当初想定していた協業スキーム、ゲームモデル、ターゲット市場等に変更を重ねながら協議を続けたものの、最終的な合意には至らず、この度、協業検討を中断することとなりました。

ドリコムのWeb3事業への取り組み

ドリコムはゲームを主力事業とし、長年のIPゲームの開発・運用で培ったノウハウを生かし、運用中のIPゲームの収益拡大と新規IPゲームの開発を通じた事業拡大に取り組んでいます。また次世代の主力事業創出を目的とした新規技術領域における研究開発、新規サービス開発にも積極的に取り組んでおり、2017年よりブロックチェーン技術の研究開発を開始し、2022年3月よりWeb3事業として、事業化に向けて取り組んでいます。

これまでの取り組みとして、2023年3月にはスマホゲームタイトルである「GGGGG」とそのNFTスキンをローンチしています。

本共同事業においては、NFTだけでなくFTも実装したブロックチェーンゲーム開発を予定しています。ドリコムではブロックチェーンゲームがもたらす新しい体験のひとつは二次流通市場であり、そこに新しい遊びが生まれると予想しています。

チューリンガムのWeb3事業への取り組み

チューリンガムは金融及びブロックチェーン技術に精通したコンサルタントが多数所属しており、ブロックチェーンゲーム、GameFiをはじめエンタメ系のWeb3プロジェクトなど、多数のトークノミクスデザイン及び運用の実績を保有しています。昨今のWeb3プロジェクトの増加に伴い、トークン発行を目指す事業者に対してトークノミクス設計に関するコンサルティングを拡大してまいりました。

本事業においては、ゲームでのトークン設計を中心にこれまでの知見を活かし、ブロックチェーンゲームにおける新たな体験を作ることを目指します。

「Wizardry」について

「Wizardry」は、1981年にアメリカで発表されたコンピューター用RPGです。パーティー編成、迷宮の探索、モンスターとの戦闘やキャラクター成長などの要素は、後の様々なRPGに多大な影響を与え、RPGの始祖のひとつとされています。今日まで数多くの系列タイトルが発売され、発売開始から40年以上経つ今でも、世界中で根強い人気を誇る不朽の名作です。当社は2020年に「Wizardry」シリーズのうち、『Wizardry6』、『Wizardry7』、『Wizardry8』、『Wizardry Gold』の著作権及び「Wizardry」の国内外の商標権を取得しております。

なお、既に発表済みの新規モバイルゲームタイトル『Wizardry Variants Daphne』と、今回のライセンス提供を行うタイトルは別のタイトルです。
■公式Twitter:https://twitter.com/wizardry_series
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