業界動向
Riot Gamesの次なる一手はAIか。新規プロジェクト「Riot Discovery」,グローバル体制で開発へ向けた求人を公開
現時点でプロジェクトの詳細は明らかにされていないが,求人要件からは開発の方向性がいくつか浮かび上がってくる。たとえば,一部ポジションではUnreal Engine 5などの最新エンジンの使用経験が求められており,先端技術を前提とした開発体制が想定されているようだ。
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開発はアメリカ,オーストラリア,中国の3地域にわたるグローバル体制で進められる。なかでもRiot Sydneyは,大規模マルチプレイ技術や複雑なバックエンド構築を強みとしており,本作も大規模なオンラインプレイを前提としたタイトルになる可能性が高そうだ。
一方,中国拠点ではCGアニメーションおよび3Dアニメーション分野の人材募集が中心となっており,同社が得意とするスタイライズドなビジュアル表現の再現に注力する体制が見て取れる。とくに3Dアニメーションアーティストの募集では,キーフレームアニメーションによるキャラクター表現に加え,FPSタイトルにおける武器や手の動きの制作経験が優遇条件として挙げられている。
また,複数のポジションで3Cs(Camera,Controls,Character)に関する知見が求められている点も興味深い。3Csにおけるカメラは,主に三人称視点での距離や挙動の調整に関わる概念であることから,本作は三人称視点のアクション要素を含みつつ,視点切り替えを伴うハイブリッドな構成となる可能性もありそうだ。
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さらにロサンゼルス本社では,技術開発を担う人材の採用が進められている。なかでも機械学習エンジニアの募集が複数確認されており,AIツールを開発ワークフローに組み込むだけでなく,模倣学習や不確実な状況下での意思決定といった技術をゲーム内に応用することが想定されているようだ。加えて,大規模言語モデル(LLM)の活用も視野に入っていると見られ,NPCとの対話生成などへの応用も期待される。
「Riot Discovery」が「League of Legends」のスピンオフにあたるのか,あるいは完全新規IPとなるのかは現時点では不明だ。しかし,最先端のAI技術とゲームデザインの融合を志向するプロジェクトである可能性は高く,どのような体験を実現しようとするのか,続報に注目したい。
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